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文章づくりのへたくそが文章構成の基礎を学ぶ

新聞記者は、毎日膨大な量の文章を作成し、世に出しています。新聞ですから、当然古い情報は扱えないですよね。最新の記事を毎日書かれているから新聞の価値があるわけで、つまりニュースになるような取材をしてから、文章を作成するまでのスピードが半端じゃない速さのようです。新入社員は到底できないもののようで、文章作成スピードというのは必要なスキルになるそうです。

しかも、ヘンテコな文章で良いはずがありません。伝わる、わかりやすく、事実を正確に文章にしなくてはなりません。

長く文章を書くときは、文章作成のプロである新聞社の方ですら必ず行うことがあるようです。

「スケルトン」をつくる。

スケルトンというのは、全体の設計図のようなもので、内容をまとめたもの。見出しから、内容の主旨のみを簡単に記したもの。これを見て、上司の方は内容を添削するそう。そして、そこから文章ができるまでの時間や出来上がった状態を概ね判断できてしまうものだそうです。

うまく文章を書こうとしても、その設計図を持たずに始めてしまって露頭に迷うようなことってありませんか?それは、家を建てる時に設計図なしに始めるようなものだといいます。

長く文章を書くときほどそのアウトラインを整えることが重要なようです。

さらに、そのスケルトンですが、それを作成するのに時間がかかっては仕方がありません。なにせ、スピード勝負の中ですから。もちろん、自由な文章ですが、伝わりやすい形というのが決まっています。その基本が頭に入っているか否かで大きく左右されるそうです。

文章を作成する際も、よく昨年度のを参考にとなれば圧倒的に早いものですよね。型にはめ込んでしまうと、オリジナリティがなくなってしまうとか、似た文章になってしまうとか、そういう心配があるのかもしれませんが、人が読み進めていく時に理解しやすい形が決まっているとしたら…。型に頼ることが大前提として文章を作成することが大切ですね。

4つの基本系

逆三角形
ニュースなどによく用いられ、「伝える」には適切な型
リード→事実→事実→事実…

3部構成
論説・解説などによく用いられ、「論じる」際には適切な型
序論→本論→結論

起承転結
コラムなどによく用いられ、「伝える」際には適切な型

起承転転結
ルポルタージュなどによく用いられ、「考えさせる」際には適切な型

ポイントは目的によって形が少し異なるということ。その文章は果たして何を目的として作成されるのか。そもそもそこがブレてしまうようでは元も子もありませんよね。

型を意識して作ってみたいと思います。

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