不登校のお子さんのお父さんへ
しんどい、ですよね。私、実は今妻との離婚の協議中で妻や子供たちと別居しているのですが、末っ子の不登校の1年のほうが今よりずっとつらかったです。自分が孤独だったり、将来が不安だったとしても自分次第でやりようがありますが、大切な、大好きな子供の孤独や不安って、変わってあげられないし、どうしてあげて良いか分からないものですよね。
末っ子が不登校になったのは、中1の時でした。今その娘は高1で、学校には通えるようになっています。勉強も、もともと苦手な子なので苦戦していますし部活もせず友達も多いわけではないですが、それでも居場所はあるようで、笑顔で手をふる我が子を見て思い出すのはいつもあの時のこと。行けるようになったことを感謝をしない日はないです。
あの時は本当にしんどかった。あの頃を思い出すと、1年間我が家は「灰色」でした。本当に、色がないんです。不登校の時のこと、以前記事に書いたことがあります。もし良かったら読んでみて下さい。
そうそう、本題に入りますね。不登校のブログやSNSって、お母さんばかりではないですか?もちろん、あるにはあるのですが数が少ないです。どうしてでしょうね。間違っていたら申し訳ないのですが、やっぱり「俺は忙しい」と、ちょっと他人事な人もいますよね。でもそれだけではなく、つらい時に女性は話して癒しや活力を得るのに対して、男って話せなくなりますよね。抱え込んで、イライラして。プライドもあるのでしょうかね。
でもね、父親って不登校において無力かもしれませんが、めちゃめちゃ大事な役割があるんですよ。それは、奥さんとお子さんを信じることです。お子さんを責めてはいけないし、奥さんのせいにしてはいけないです。不登校は今だからはっきり言えますが、お子さんのせいでも、まして奥さんのせいでもありません。それを信じてあげられるかどうかって本当に大きいことだと思います。
まぁ…妻を全力で信じていても結局離婚を切り出された私が言っても説得力ないですが、それはそれ、これはこれです。そういうことにしておいて下さい。
人って、そこそこ厳しい環境でも大切な人から信じてもらえていれば頑張れるんですよ。私自身、ふり返って最大の失敗で最も後悔していることは、子供を信じ切れていなかったことかなと今は思います。今はもちろん、娘を信じていますが、当時は中1で幼いところがあったので、こころの弱さや甘えがあるのでは、と思ってしまったんですよね。
不登校のお子さんはファイターです。ひとりで想像よりもずっと大きな敵と戦っています。そして奥さんも人生最大の苦悩にあることが多いです。そこで家族を支えずして、何が父親ですか(偉そうですが自分に言い聞かせている言葉でもあります)。
父親は往々にして的外れなので、まずは最低限足を引っ張らないようにして、出来るだけ自宅では機嫌よく(これ大事!)しましょう。奥さんの話を聞きましょう。アドバイスは、お子さんにも奥さんにも「聞かれた時だけ」がポイントです。求めていないアドバイスをしがちですからね。そして、こころと時間に余裕を持つように自分で心掛ける。これが私の思う、子供の不登校の時の父親の役割です。
不登校は、なかなか経験者でないと理解出来ません。そして男親は語らないので理解者が得られにくいです。お困りの方良かったら是非、この記事にコメント書いて下さいね。解決は無理でも、出来る限りお返事しますので。
最後に、娘の不登校について書いたマガジンです。あまり出来が良くないかもですが、これからも記事を追加したいと思いますので、良かったらフォローして下さいね。