【育休5日目】赤ちゃん訪問の日
育休もとうとう5日目。
日頃見れていない家族の顔をみて、毎日幸せ絶頂期を過ごしています。育休中は社会の荒波は一切なく、どこまでも広がる水平線を眺めているような気分です。
そんな育休5日目。次女の赤ちゃん訪問の日がやってきました。時間は昼ちょっと過ぎ。元々夜型で朝が弱い妻と、すっかり育休中で腑抜けて朝起きれなくなった私。
想定通り早起きができず慌ただしく朝準備をすることとなりました…
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人が来るということで私は掃除、妻はメイクと急ピッチで準備を進めます。前日に掃除は多少したが、小さな子供を持つ親としては当日も片付けは必須。
子供の不思議な魔法の1つとして「掃除を無かったことにする」という呪文があります。例に漏れず、長女が食事と少し朝動いただけにも関わらず、昨日の片付けは8割型なかったことになりました。
赤ちゃん訪問に来る人も子供の生態は理解してくれていると思いつつも、さすがにあまりにも散らかっていると気持ち良くはない。娘の落とした米粒を踏んでしまったらその後の仕事も萎えてしまうでしょう。
そうして妻はメイクを終え、私は掃除を終えた。
私にとっては初めての赤ちゃん訪問の立ち会いのため楽しみでした。
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そして私が身支度を整えている最中。髭を剃っているときでした。
ピンポーン
来てしまった。とりあえず秒速で残りのヒゲを血を滲ませながら急いで剃る。そして子供部屋で遊んでいる娘を見ている妻と交代。
残念ながら赤ちゃん訪問の開始に私は居合わせることが出来なかった。
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リビングから長女を保育園に通わせていた時のような元気な声が聞こえる。子供と触れ合う職業の人独特の声。
長女はリビングが気になりつつも遊びをやめることができない。バスケットゴールにボールを投げ入れてはしゃいでいる。リビングが気になり過ぎて全くシュートが入らない長女はなかなか可愛い。
そしてとうとう遊びよりリビングの方が興味を上回ったらしい。自分で歩いていけるのに、知らない人がいることを分かっているのでおんぶを要求してくる。
そしておんぶをしたまま初めての赤ちゃん訪問の場に居合わせることとなった。
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赤ちゃん訪問に立ち会う。
途中から来たのでなんの話をしていて、何が終わっていて、これから何をやるかが全く掴めない状況だった。
ただひたすらに次女がうんちしてた。
そしてひたすらにうんちが終わると体重を測った。
妻としてはうんちで体重減ったから日割りの体重増加率が減るので、うんちしない方がいい値が出ると言っていた。そして出し切った中での体重測定。
数値的にはいい結果が出たらしい。
事前にタオルとおむつを乗せて差し引きするなんて頭がいい。料理の時にグラム計測する時に似ている。
次は聴診器を当てて様子を見る。何を聞いているのかまったくわからない。長女は私の背中に隠れながら様子を伺い観察している。
次は耳と目が正常に機能しているかの確認。
ちゃんと音に反応したり目で追ったりする。
これも問題ないようだ。
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そして最後にアンケートみたいなものをしていた。
頼れる人がいるか等の項目を4段階で評価したり備考を記入したりする。
そしてアンケートの時は本人以外の家族はいてはいけないため、妻と保健師さんよりリビングからの退場を言い渡される。赤ちゃん訪問はお母さんの検診も兼ねているのでおとなしく寝室で待機する。
寝室でウトウトしていると妻から名前を呼ばれた。アンケートが終わったら呼んでもらえると思っていたが、そんなことはなく赤ちゃん訪問は終わっていた。
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赤ちゃん訪問を振り返ってみて、とりあえず男性はその場にいなくても大丈夫みたいだ。いなくても大丈夫だけど、その場に居合わせると保健師さんから妻でも知らない育児豆知識とかが聞けたりする。
自分のために妻の横に座るのもいいかもしれない。
いたらいたでアウェーってこともない。ただいるからと言って赤ちゃん訪問の内容がそこまで大きく変わることはない。
育児に興味がある男性でも赤ちゃん訪問に居合わせた方が良いか、男性がいなくても成り立つ内容で良いのかは賛否が分かれそうだなとは思いました。
ただ私は個人の意見として、赤ちゃん訪問に居合わせるのはタメになると思いました。