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子育てを通して感じた多様性
1歳になったばかりの息子、もうすぐ3歳になる娘、
同じ親から生まれて同じように育てているはずなのに全然違う。
好きなおもちゃも違う。
娘はひたすら音が出るおもちゃで音楽を聴き続けていたけれど、
息子は家中を物色して、色々な物をおもちゃとして遊ぶ。
娘が1歳だったころ、すでに偏食が始まっていて、
ご飯の度に「ばー」と絶叫しながらバナナをご所望。
一方で息子は「コレ」と言ってその日食べたいものを指すことはあっても基本的に完食。
娘が外に出られるようになったころ、コロナが始まってしまったこともありあまり外出をしなかったためか、人見知りがひどかった。祖父母に会っても、従兄に会っても、両親以外は完全拒否でギャン泣き。
息子は保育園さえも泣かずに登園、誰に対してもニコニコニコニコ。いいから抱っこしてくれ、とせがむ。
娘はよく壁紙をガリガリと猫のようにひっかいていたけれど、
息子はそんなことしたことがない。
娘は小さいころからずっと便秘、
息子は快便で便秘だったことはほとんどない。
同じようなものを食べさせているはずなのになぜ?
他愛もない範囲で書いても全然違う。
多分、性別とか、上の子下の子とか、そういうことは関係なく、
個性なんだと感じている。
同じ親から生まれて、同じ家で育ていて、同じように育てているはずなのに、本当に全然違うのだから、違う親から生まれて、違う環境で育っていれば、皆それぞれ個性が出てくる。
世界は多様性であふれているはずだ。
仕事をしていてもいろいろなバックグラウンドの人がいるはずで、
人それぞれいろいろな個性があって、いろいろなものを抱えている。
人生もキャリアも人の数だけバリエーションがあるんだ、と、
当たり前のことなのに、二人を見ていて改めて感じた。