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マエストロ達のラストシーン。音楽を愛し、音楽に愛された者達の軌跡を!

2001年10月24日 チャイコフスキープログラムを名古屋にて堪能した。

大阪フィル 朝比奈隆


チャイコフスキーピアノ協奏曲第一番、交響曲第5番とチャイ様ファンの自分にとって至極のプログラム。そして、指揮者は、九十を超えてなお現役指揮者朝比奈隆。

椅子を使わず最初から最後まで自分の足でたち、譜面台に手をつきながらも最後までマエストロの矜持を見せてくれた姿に感動したのを覚えています。

そして、オケのメンバーの涙も…。後に聞きたのですが、楽団員はラストになる事を聞かされていたとか…。

そして、年末衝撃のニュースが…朝比奈隆の訃報が…。そう、マエストロのラストコンサートに図らずも居合わせることができたという奇蹟に感謝。

今もそのコンサートにいたと言うのは僕にとっての宝物です!

さて本書

巨匠(マエストロ)たちのラストコンサート 中川右介


綺羅星のごとく輝くマエストロ達のラストコンサート! トスカニーニ、カラヤン、バーンスタイン、ロストロポービッチ、マリアカラス、グールド…。

指揮者だけでなく、歌手、ピアニスト…皆それぞれにラストコンサートがある。そう、自身で決めたわけでなく、神が与えた時間の中に。

どんなに光り輝く栄光の中にいても、ラストまで華々しく活動していると言うのは音楽家の人生の中の選択肢は少ないのかもしれない…。

彼らの奇蹟のような奇跡は音源に映像に沢山残っているかもしれませんが、その音楽に触れた者それぞれに感動があって、想いがあると!

この本を読む事で朝比奈隆を思い出す。彼のことは、書いてなかったけれども、確実に僕の中で大きな思い出なのだと。

人生はわからないことも多く、思っても見ないことに翻弄されてしまうことがある…。だからこと一歩一歩進む事を大切にしていきたい。

今日もありがとうございました!





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