【残り66日】ファンを魅了する!スクエニの多面展開と出版事業の収益モデル
独立してプロデューサーを目指しているKoseiです。
僕はこんな人間です!
▶︎プロデュースとスポーツが大好き
▶︎人と人を繋ぎ、共に成長することを大切にしています
▶︎ポジティブなコミュニケーションで良好な人間関係を築きます
▶︎趣味はバスケットボール、選手情報の収集・分析も得意
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はじめに
2024年も残すところ【66日】。皆さんは日々をどのように過ごしていますか?
四季報写経も1日5社ずつ進め、現時点で110社まで進みました。今回取り上げているのはスクエニHDです。
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングスは、「ファイナルファンタジー(FF)」や「ドラゴンクエスト(ドラクエ)」といった日本を代表するゲームシリーズを抱える企業であり、出版、アミューズメント、ライツ・プロパティと多岐にわたる事業を展開しています。
特に出版事業の営業利益率が高く、デジタルコミックの定期配信やアニメ化・グッズ展開など、多面展開により安定した収益化を実現しています。本記事では、スクウェア・エニックスの事業戦略を仮説を交えながら分析し、他業界への応用可能性も探ります。
企業概要
設立年: 1980年
上場年: 1991年
時価総額: 6,410億円
売上高: 3,563億円(2024年予測)
主力事業: デジタルエンタテインメント、出版、アミューズメント、ライツ・プロパティ事業
主な収益源: デジタルエンタテインメント70%、アミューズメント17%、出版9%、ライツ・プロパティ等5%
営業利益: 325億5,800万円(2024年予測)
特徴: 「FF」シリーズを中心にオンラインRPG課金、デジタルコミック配信、映画化・舞台化など多面展開が収益源。
仮説①出版事業を活用したファンの長期的収益化
結論
スクウェア・エニックスは、出版事業を軸にファンを長期的に収益化するモデルを確立し、さらなる成長が見込めるでしょう。
理由
出版事業におけるデジタルコミックの定期配信は、ファンを「定期購読者」として維持し、安定した収益源を確保する手段として機能しています。特に、「FF」「ドラクエ」などの人気作品に関連するコミックや関連書籍の配信は、ファン層をターゲットとした高収益モデルに繋がります。
具体例
例えば、人気ゲームに関連する小説やコミック、攻略本などの出版は、ファンにとって欠かせないアイテムです。継続的な購入を促進し、ファン層が離れにくいモデルを築いています。
仮説②ゲームの多面展開によるリスク分散と収益安定化
結論
スクウェア・エニックスは、ゲームのアニメ化・映画化、グッズ展開といった多面展開を通じ、リスク分散と収益の安定化を図ることが可能です。
理由
同社は、「FF」や「ドラクエ」などのIP(知的財産)を活用し、ゲームだけでなくアニメ、実写ドラマ、映画化やグッズ販売、舞台化など、多方面への展開を行っています。この多面展開により、収益がゲームの売上に依存せず、安定した利益が得られる点が強みとなります。
具体例
例えば、「FF14」の拡張パッケージや「プロパティ」事業によるアニメ化、グッズ販売は、ゲーム自体の売上に加えてファングッズからの収益も見込めるため、全体の収益性向上に繋がります。
仮説③通信環境の高度化によるグローバル市場での競争力向上
結論
通信環境の高度化とそれに対応する新たな拠点開設により、スクウェア・エニックスのグローバル市場での競争力が向上する可能性があります。
理由
同社は、通信環境の改善を目的とした渋谷オフィスの新設を通じて、より安定したネットワークインフラを構築しています。これにより、オンラインRPGやデジタル配信の品質が向上し、国内外のプレイヤーに対して快適なサービスを提供できるようになります。
具体例
「FF14」などのオンラインゲームは、通信品質が顧客満足度に直結するため、この取り組みはファンの定着率を高めることに繋がります。また、海外ユーザーの利用が増加することで、さらなる収益拡大が期待されます。
出版とファンマーケティングの融合
スクウェア・エニックスの多面展開モデルは、他業界にも応用可能です。例えば、ファッションや食品業界でも、ブランドキャラクターやストーリーを軸にした「ファンマーケティング」を展開することで、安定したファン層の構築と収益化が図れます。また、出版事業や定期配信を活用して、ファンの「ロイヤリティ(忠誠心)」を高める施策も他業界で活用できるでしょう。
まとめ
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングスは、出版事業を活用したファンの収益化や多面展開によるリスク分散、通信環境の改善によるグローバル展開で成長を続ける企業です。
アニメや実写ドラマ化、グッズ展開といった多角的なビジネスモデルは、他業界にも応用できる可能性があり、ファンマーケティングの新たな事例として注目されます。今後の展開が楽しみな企業です。
今年の合言葉は「Keep Moving」。1ミリでも動き続けます!
”プロデューサー”におれはなる!!!