半年ぶりに働いた
お疲れ様です。
今週の火曜日からついに働き始めました。
働くといっても就労継続支援のA型事業所ですが。
半年間という、長くてあっという間だった時間を経て、ようやく社会復帰のスタートを切れたことがとても感慨深いなと思っています。
この間の三連休は働く直前、最後の無職期間だったわけですが、心は意外と落ち着いていました。
A型事業所とはいえ、これから自分は働くんだということを受け入れることができていたと思います。
そして、もう一度スタートラインに立てることに対して、また、そのスタートラインまで支えてくれた人や色んな物、出来事に対してありがたいというか、そんな感謝の心を持っていました。
それは2日目が終わった今も変わりません。
ただ、ある意味想定通りというか、体には露骨に不調が出てきました。
土曜日の夜から再び不眠症状と抑うつ感が出てきて、月曜日の夜にピークを迎えてしまい、初出勤日の朝5時まで眠ることができませんでした…。
うわあ…最悪だ…となりながらいつの間にか気を失っていて、8時にアラームが鳴りました。
でも、きっとこういう最悪の事態は起きると覚悟できていたので、「とにかく行こう、それで無理なら早退しよう」と何とか起き上がって、早速遅刻しそうになりながら命からがら出勤できました。
出勤後は研修と説明があり、昼から実務に入りました。
実務と言っても簡単なデータ入力、前の会社では部下にお願いしていた仕事を今は自分がやっている。
一瞬、そのように悲観的に考えてしまいましたが、「いやいや、これこそスタートラインだ」と、寝不足後の破損したテンションもあってか逆に燃え上がっていました。
ただ、キーボードを打つのは半年ぶり、指が暴れまくってタイピングもままならないような状態でした。
2日目の今日もそんな感じでなかなか思うようなスピードでは進みません。
そういえば、仕事って思い通りにいかないものだったなあと、遠い昔を思い出したような気分です。
ちなみに、昨日は仕事帰りに職業相談をしに若者向けハローワークに行き、A型事業所に通いながらどんな資格を取ったり、勉強をするかについてアドバイスを貰ってきました。
正直、今自分が立たされているキャリア的な危機を実感させられましたが…そんなのはわかりきってるしどうしようもない、ここからぼちぼちやりゃあいいんだと思えています。
こういう発想と納得ができるようになった点に関しては半年前より成長したのかも。
そして、夜は彼女が結構高級な中華料理屋さんに連れて行ってくれました。
はっきり言って、今まで食べたどの中華よりも美味しかった…全てがこだわり抜かれた質実剛健さと繊細さ、華やかさを持っていました、最高。
あと、写真を撮り忘れましたが8年熟成の紹興酒もいただきました。
ずっと前に3年熟成のものを飲んだら「え!塩っぱい!」となったので、それ以来紹興酒ってそんなもんだと思って敬遠していました。
ただ、そのお店では各テーブルに必ず紹興酒を頼む人がいて、みんな美味しそうに飲んでいたので、酒好きの僕としては飲まないわけにはいかなかったわけです。
そして、テーブルにやってきた長熟の紹興酒。
香りは杏のドライフルーツと奈良漬けのニュアンスがあり、味は…美味しすぎました。
ほのかな酸味と甘み、コク、そしてまろやかさ…こんなに紹興酒って美味しいの!?と。
まさに美酒でした。
話が逸れましたね。
いや、あながち逸れたわけではないかもしれません。
というのは、彼女とこういう特別な時間を過ごすこと、それはお金があるから可能なわけです。
これは決して「お金が全て!だから、働かなきゃ!」と言いたいのではなくて、働く対価として貰えるお金ってこういう幸せを生み出すためにあるんだなと。
お金は幸せのためにあって、仕事はお金を稼ぐためにある、なら必然的に仕事は幸せのためにあるわけで、この感覚を僕はこれまで持ったことがなかった気がしています。
生きていくために働かなきゃいけない、そう考えていました。
幸せのために働くという新たな感覚が自分に到来したこと、これがまた本当にありがたいというか、彼女やたくさんの人、出来事によってこうした地平へ僕は導かれたような気がしています。
…こんなこと書くとスピリチュアル系に思われてしまいそうなのでやめときましょう。
とにかく、久々に働いてみて考えたこと、感じたこと、それと美味しい料理と幸せな時間の話でした。
ぼちぼちやっていきます🙋