時計を逆回し
昨日、時計が1時間遅くなった。
今まで朝6時だった時間が、朝の5時に再定義される。
そんなニンゲンの都合は知らぬ我が家の猫は、自動給餌器の前で6時のポーションをジーッと待つ。
この国にはサマータイムというものがあって、突然10月の終わりの日曜にそれは終わりを告げるのだ、と、猫語で説明できぬ私は、ただ残念ねえと布団に戻る。
朝6時。
散歩のスタート時間。
これまで真っ暗スタートだった(題字の写真がそれまでの6時の景色だ)が、1時間のおかげでやや明るい。
散歩をしている間、ポッドキャストを聴くことが増えた。
特に暗い季節は、誰かの会話を聴きながら歩くことが救われる。
最後に、今や定番スポットになったダミアンのコーヒー屋台で熱々のラテを耐熱マグに入れてもらう。
夏の始まりに1時間差し上げたのではあるけれど、毎年、なんとなく1時間時計を逆回しにして余分に生きる1時間をもらうような気がする。
だからってなにか有意義に使ったわけでもないのだけれど。
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ときどき我が家の猫にマグロを食べさせます。