散歩のひと 相模湖ー小仏ー景信山 ハイキング
いつもの前書き
外来植物 要注意外来生物
最近の散歩で気になる要注意外来生物達。
一時期大繁殖したセイタカアワダチソウも散歩道の野川(東京三鷹)から消えた。もしかすると、人為的に排除したことも考えたが、この草は自分の毒で自滅したようだ。
一時期、近所かなり繁殖していたナガミヒナゲシを見なくなった。
これも毒を持つ植物、草汁が手につくと腫れる。加えて繁殖力が半端ない。しかし事情はわからないけど、最近減少している。
外来種って一時期勢力を拡大するが、突然消えることもある。自分で自分の首を絞めて減るのだろうか、生物って増えすぎると自滅する。人間も同じ轍を踏むような気がする。
代わりが来る
そのかわりブタナが増えている。タンポポが宇宙人に乗っ取れたような花。そんな気持ちの悪い花が増えた。これは外来生物法で要注意外来生物となる。でもね、これも長い年月で消えるかもしれない。
個人的に嫌いな要注意外来生物がある。
ヘラオオバコ ヤセウツボ
両者とも野川、野川公園、近所の公園で増えている。先のブタナも同様で、春のスミレは可憐だが、この手の外来生物は気持ち悪い。ヤセウツボは光合成をしない寄生植物だ。
さて本題へ。
ハイキングという散歩
連休、何処行っても混んでいる。そう思って4月30日(平日)にハイキングを予定したが天気が悪い。何故か今年は休みに合わせて天気がいい。神様のサービスだろか。
こうなったら、しょうがない。5月5日、子供の日に再チャレンジ。
過去の経験からほぼ人のいないハイキングコースへ行く。一応山道なので友達を誘っていく。
相模湖駅―相模湖ー小仏ー景信山―小仏バス停 ハイキング
友達と行く
この歳での単独のハイキングは低山でも危険がある。
軽装で気楽に行く特急ハイク、またトレランとかは60過ぎたら危険だ。体調と計画をしっかり立てて挑みたい。
登山は私にとって危険なものという認識だ。ワンミスで大怪我する。これはスケートボードも同じだけど、場所が悪い、家の近所と遠く山の中での怪我ではその危険度が違う。
その辺りは、山をスポーツとして捉えた年代から、今の爺さんになって認識が変わった。
例えばランニングと同様に競争や精神修行のようには捉えてない。
あくまでもアウトドアだ。
過去の経験から、注意していたにもかかわらず、私は何度も事故を起こしている。
丹沢山での自転車ロード練習中、高速ダウンヒルで突然前輪が滑って転んだ。地面に肩を強打して鎖骨が粉砕。
友達が一度自転車で人里へ降りて救急車を呼んでくれた。
私は折れた骨が肩の筋肉に刺さると痛いので、手で引っ張りながら1時間以上救急車を待った。
富士山の裾野、仲間とバイクで林道ツーリング中、ロックセクションで足の指を骨折、モトクロスブーツを履いてなかったら足は粉砕していた。
富士山の麓から骨折したまま、横浜までバイクで帰って来た。歩けないので、自宅の団地の階段を這って登った。
家には誰もおらず。どうづればいいと思った。あのときもキツもかった。
そんな経験から、単独行動の怖さは知っている。もし一人だったら、GPS、携帯電話すら無い時代、それは冒険になってしまう。
今回のハイキング
試しYAMAPを使ってみた。実はスマホなんか信頼出来るかと思って、使ったことがなかった。
相模湖駅―相模湖ー小仏ー景信山―小仏バス停
スタートは相模湖駅。中央線は結構な混み具合だった。
まず相模湖の湖畔沿いを歩いた。弁天橋まで誰もいない。このゴールデンウィークに相模湖は静かなものだ。大学のカヌー部が練習をしていた。
小仏までは甲州街道の旧道となる。小仏トンネルが無い時代、峠越えだ。ハイキングで会ったのは、一人だけだった。後は反対方向の下り側からトレイルランナー数人すれ違った。
このコース、落ち葉で埋まっており柔らかい。ほとんど人が歩かないので、トレイルが固まっていない。おそらく、それを知っているのだろう。
トレイルランナーがもの凄いスピードで駆け下りてくる。ビックリする速度だ。ここはガレ場もなく、怪我しない良いコースだと思う。
小仏まで、1時間以上登りが続く。地味にキツい。
小仏峠の登山道前にゲストハウスがあった。
小仏から景信山までは更に登りが続く。
景信山山頂で休憩する。ここで久しぶりに沢山の人を見るが、ベンチは結構空いていた。富士山が綺麗に見える。良い天気だった。
エネルギー補給として、久しぶりにカップヌードルを食べた。
20分程度の休憩で、小仏バス停まで一気に下る。
初めてここを降りたが、ガレ場と根が飛び出し、踏み固められた固いトレイル。これは楽しくない。見晴らしも悪いので黙々と下山する。
小仏バス停までトータル4時間半かかった。小仏バス停から高尾駅まで4キロほど歩くつもりだったが、バスが来たので、
「乗る?」と友達に訊く。
「ハイ」ということで乗った。私も疲れていた。
一方、この頃高尾山では大渋滞。
なんとも穴場的なトレイルでのハイキングだった。
混雑時はお勧め。
今回は逆周りだったので、さらに人と会わなかった。