ジジイのトレーニング 若い頃からの積み重ねが重要だろう
人生100年というが、元気な高齢者の色恋沙汰の話をたまに聞く、老いらくの恋。皆さん元気なんだね。
さて、今回はそちらの話ではなく、純粋に体力面での話だ。
私のトレーニング事情
私のトレーニングのメインでもあるスイミング。28歳から今まで泳ぎ続けている。63歳までは最低週一回、元気だった30代はほぼ毎日泳いでいた。
スイミングの状況
実は今、少し困っている。家から歩いて3分、市の総合体育館のプールが老朽化により昨年の12月より使えない。
改修工事には入っているが、来年の3月末が竣工予定。まだ先だ。
私は35年間通っていた地元のスイミングクラブを色々と諸事情があって、2021年に辞めた。それ以降、ここがマイプールとなっており、困っている。
スイミングクラブの衰退
私は、30年以上地元のスイミングクラブに在籍していた。
そのスイミングクラブも、少子高齢化の要因もあり、相当衰退してる。
私が50歳位まではスイミングのマスターコースは人気もあり、コーチ陣も充実していた。会員も沢山いた。年齢も20代から60代と、女子も含めて華やかだった。練習も相当にキツかったが、クリスマス会、忘年会とオフ会も盛んだった。
2023年、今やスイミングクラブは、高齢者のサウナまたは銭湯となっている。スポーツクラ界は会員が高齢化している。若い人が消えている。
さらに、コーチ陣の劣化からマスタースイムの友達、トライアスロン友達もドンドン辞めていった。気づくと、プールに浮かんでいるだけの知らない爺さん婆さんばかりになっていた。
一方、子供達も選手コースは人気がない。良いコーチも消えた。
私の子供達が選手の頃はジュニアオリンピックで入賞、優勝する子供達が沢山いた。同期が東京オリンピックの選手となっていた。それも過去の栄光となっている。
地域のスイミングクラブは大体が赤字経営だ。基本的にスイミングクラブは地域社会への企業の貢献的要素が強い。今や、そんな企業も少なくなり、衰退し閉鎖される施設が多くなった。
そんな事情か、スイム選手の底上げができず、水泳日本は終わった感が強い。
私の事情
私は、65歳になる2週間前、2021年の夏、急性心筋梗塞で倒れた。運良く再び運動が出来るまでに復活した。ここまでの復帰は医師も想定外だったようだ。
治療3ヶ月後、病院でのリハビリ当時、若い理学療法士の女の子が、
「私、聞いたのですが、救急の重症患者で運び込まれ、助かるかどうかだったけど、助かって、その後、健常者以上にまで復活とか、凄いですよ、これ論文ものですよ」
と本当に言われた。
「そう言う治療とリハビリだったのだろう?」私
「違いますよ」
「まあ、家で練習はしているけど」
「どんな練習ですか?」
「今は、散歩と自転車ローラ台、軽い筋トレ、腹筋とか腕立てか」
「何回くらいするのですか」
「100回」
「えーっ、シックスパックですか」
「そんな訳ないよ、体脂肪17%ではそれはない」
実際、心肺運動負荷試験(CPX)検査では、術後半年で、筋力、心肺機能は60代の150%レベルとなっていた。検査の時、
「なんかやっていますか?」と言われた。ドーピング?
まあ、心臓や血液に関与する薬は飲んでいるから、ドーピング検査すれが確実に陽性だろう。
スイミング、今は普通に泳げるが、ダッシュなどは怖くて出来ない。
また67歳にもなり、全ての競技は今のところリタイヤしている。
40年近くトライアスロン、スイム、ラン、自転車競技を現役で続けていた身にとって、完走だけが目標なら練習で十分満足なのだ。
80歳でトライアスロンしている方々は、始めたのが60歳とか結構年配から始めている。だから競技歴が自分より短いので、競技に対する動機付けがまだまだある。
私は流石に飽きた。人生短い、違う世界が見たい。
謎の発疹
上の施設の問題で、スイミングは隣の三鷹市の総合体育館のプールへ行くことにした。今度は徒歩で15分位となる。
私は普段の足として、自転車に基本乗らない。あまりにも楽過ぎる。乗るときは練習するときだけだ。
さてここで、また違うトラブルが発生した。
通い始めて1ヶ月くらい経った頃、原因不明の湿疹に体中が襲われた。
写真は閲覧注意なのでアップしないが、相当酷かった。
この治療には相当苦労した。時間も半年以上かかり、9月に入ってからようやくスイミングに復帰した。
老人の運動とは
最近、通っている体育館では高齢者の5回目かな、コロナの予防注射をしている。だから平日ど真ん中に沢山老人がいる。
風邪は万病の元、風邪のウイルス(コロナ)は体が潜在的に持っている免疫を弱める。だから他の病気のトリガーとなる。昔の人はよくわかっている。
それが後遺症なのかもしれない。
免疫強化も含めて、人は健康的な生活、必然性のある運動をするのが一番効果的だと私は思っている。
田舎で一人暮らしの老人が健康なのは、生きるために働いているからだと思う。
筋トレより、野良仕事、薪割り、山菜採りで山歩く、生きる為の運動が心にも体にもいい。
甲野善紀(古武術の達人)さんが言っていたが、
「筋トレは疲れる為にやる。本来、体は楽に動くために鍛える」
歩幅の狭い歩き方は筋トレにならないと言うけど、のら仕事での歩きは疲れない方がいい。活性酸素もたまらない。
からだの動きに対する気持ちが、「疲れる為ではなく、楽く(効率よく)をする」ため、全然違う。
若い頃からの積み重ね
老人の運動とは「そうだなぁ」と思いつつ、私は疲れるスイミングをやっている。矛盾するけど、競技として取り組んでいたから仕方が無い。
今現在、2023年に入ってから左肩に痛みがあり、治らない。筋肉を痛めている感じではないので、スイムは普通に出来る。
膝も軟骨が弱っており、気を抜くと両膝に痛みがでる。2年前激しい捻挫をした右の足首は常に痛みがある。
過去、左足の大腿骨、右肩の鎖骨、左足の指、腰骨、肋骨と骨折している。
靱帯損傷は数回。
全ての古傷が歳を取ると問題になる。
さらに2021年に心臓にステントを数箇所いれている。
この様にかなり修理している体だ。80歳まで生きられたら御の字だと思う。それでも、運動を50年以上毎日続けていたから、ここで踏みとどまったのだろう。つまり、若い頃からの積み重ねが効いている。
老人になってからのトレーニングは成功する人もいるけど、難しい。
だから、今すぐに30、40代のおっさんや、おばさんは、スマホをロッカーにいれてガンガン泳ごう。
歳とってからじゃあ手遅れだ。
追記:300投稿目
気づくと、この記事が300本目となる。Noteを初めて3年経つ。思いつくまま色々と投稿しているが、自分で把握出来なくなっている。
ここで少し過去の記事を整理したいと思う。
ようやく椅子が出来て、座れるくらいまでになった。(写真)
このNote、広告が入らないのが凄く良い!!
記事が消えないのもいい。
今時のSNSは、記事なのか、投稿なのか、広告なのか判断つかなくなっている。仕掛けが巧妙なのか、自分が馬鹿になっているのか知らないが、Noteは昔の個人のホームページみたいでいい。
自分も歳なので、生きている証のようなつもりで、一応、家族とか友達、自分自身に向けて書いている。相手を想定しないと書けない。
そして当面続けていくつもりだ。
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