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私のキャンプ クロニクル モノの耐用年数

 車の話
 車はパソコンと同じになった。
ホンダのフリード+(ガソリン車)に6年乗っている。最近。純正のナビでルート設定してナビゲーションしている途中、ルート設定が消える。それが頻繁に起きる。.

 原因は不明(正式な回答はない)だが、ホンダ純正ナビの機能保証は5年だという。車は今時10年くらい乗る。でもナビが5年、これはアンマッチだろう。
 
 ナビは交換するにも純正品では用意出来ないという。こうなると、これからはスマホナビを使うしかない。スマホは性能も上がり、ソフトも随時パッチがでており、ジャイロ機能も優秀。だんだんと車もスマホに依存する。
 
 高速道路では、ここ2,3年自動運転している車を見るようになった。
自動運転、これもソフトウエアや通信仕様が変更されるから品質機能保証は5年が限度だろう。その後どうするのだろうか、企業は儲かるからいいけど、使う方はたまったもんじゃない。

 昔の技術屋として、アセンブリ設計で耐用年数が極端に違うシステムやハードの組み合わせは最低の設計だ。それがオワコンになるシステムなら最悪だ。それが今普通にある。
どんなに完成品が環境にいい物でも直ぐに破棄。これでは意味がない。
 
 ここ30年、学校や会社でパソコンが3年から5年ごとに更新されて破棄されていた。そんな時代が未だに続いている。
もの凄い無駄。
パソコンを使って仕事している内容は変わらないのに、OSなどソフトや通信仕様の更新のため、ハードを破棄して交換する。

 そして今、その様な設計思想の企業が自動車会社と結託して、クラウドやネットのシステムを使って自動運転する。当たり前だけど、そもそも耐用年数に対する認識が違う企業の結託だ。よって車は5年保証となる。パソコン化する。
 
 30年前のキャブレターを使っているガソリン車は常にリストア可能だ。
今の車は電池も含めて5年しか使えない。これをどうする。捨てるしかない。電池再生などしない。何処かの田舎の山の中で積み上げていくしかないだろう。その辺りの正解、回答がない。
 
 運用でいくら二酸化炭素の発生が少なくても、耐用年数が半分なら、ガソリン車が有利だろう。そんな論文は沢山あると思うが、メディアは言わない。
 
 その辺りは私みたいな社会インフラの情報設備を長年やっていた人間として、考えが浅いのではないかと思う。
 
 設備制御するネットのノードや通信機器は基本ユーザが使っている限り保証する。だからあの値段となる。
「オタクは高いねぇ、ネットでみれば半額以下だよ」T社時代、散々言われた。
「考えが浅い!」
それを5年程度保証のネット設備と同等に考えているユーザがほとんどだった。そして知らぬ間に中華製へ代わり、トラブルを引き起こしている。これを因果応報という。 

閑話休題

キャンプ用品の耐用年数
 私のアウトドア用具、35年以上使っているものも多い。
コールマン製品はそれ以上使っている。未だに部品もある。ガソリンを使うけど長持ちする。
上の話を考慮すると充電式のLEDランタンより環境にいいかも。メンテする限り永遠に使える。私も親父の使っていたコールマンのランタン200Aを持っている。隣は銘品のピーク1のストーブ。これも35年経つ。

コールマンランタン200A 1975年製 ピーク1 

 一方化学繊維で構成されているテント、タープは10年で、加水分解して、マイクロプラスチックをまき散らす。残るアルミポールは折れるまで使える。テーブルは長く使えるが、椅子は壊れるのが早い。10年程度で破損する。 
 
1974年
 初めてキャンプをしたのが、51年前で17才、高校2年生の時だ。友達3人と神津島で三角テントを適当な場所に張りキャンプした。この時代、整備されたキャンプ場なんぞ無い。近くのホームセンターで購入したテントはフライシートも無く、夜中に雨が降り、雨漏りと浸水して全然寝られず。ウンザリした。それでもバイト先から追ってきた女子校生とお友達になれた。
ナンパ成功!
 
1977年
 次にキャンプしたのは大学1年の頃、この時は仲のいい友達と一緒だった。今度も伊豆諸島の三宅島。海岸にキャンプしたが、雨は降らなかったが、蚊の攻撃が酷く、気が狂いそうだった。
 
 この時も三角テントだったが、破れて1回で使えなくなった。この時代、モンベルもないし、日本産のテントはボーイスカウトのクソ重いテント以外は、パチモンだらけだった。
しかし、1980年に入り、アメリカ製のアウトドアギヤも徐々に日本へ入ってきた。値段は高いが、ドームテントなど格好よかった。 

1988年
 キャンプなどを中心にアウトドアブームがこの頃から始まった。
私は会社の後輩と今の妻とで、オートキャンプを始める。愛車のレオーネツーリングワゴンにフジタのカヤックと仲間全員寝られるロッジ型キャンプを積み込んで、西湖オートキャンプ場へ向かう。
ここで初めて本格的なオートキャンプをする。この時、アウトドア雑誌「フィールドストリーム」の取材を受けて、雑誌に載った。

フィールドストリーム、いい雑誌だった
西湖レークサイトキャンプ場の一シーン

 ここで1988年11月号の「フィールドストリーム」の記事、内容を紹介。
当時、アウトドア雑誌はその熱量が凄い、今時のアウトドアは趣味の一つだけど、この頃は人生感を変える様な記事が沢山あり、自然に関する造詣も深い、編集者が勉強している。

当時の愛車レオーネツーリングワゴン
コールマンのストーブのメンテ特集
皆さんまだワイルドで、怖い
椎名誠の怪しい探検隊はまだ絶好調。
この頃からシーカヤックも特集している
渋い時代

 1990年、私はアウトドア関連のホームページを持っていたが、そこで古い使いこまれたコールマンのストーブの素晴らしさを語っていたら、それに対して、こんなコメントが書き込まれた。
「そんな不便で古びた道具より、最先端のガスストーブが最高だ」と文章の意味を誤読して、なおかつマウントしてきた。
インターネットの世界で、匿名で言う必要もない、人を貶めるようなコメントする人がいる。そのことに驚いた。

ネット時代到来
  今はそれが当たり前の時代なので、表現には気を使っているが、何が地雷となるか分からないという状況だ。 
 
前書きが長くなったので、ファミリーキャンプ時代は別章としたい。


 


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