散歩のひと Autumn in Tokyo
久しぶりに我が家にいる娘1、年末に山(クライミング?)に行くので、この時期に里帰りしたらしい。
そんな彼女の東京散策に付き合う。
最終的には目白の登山専門店でクライミングシューズを買う予定だそうだ。
カラファテ目白店 calafate_mejiro クライミングシューズにおいては、日本一の品揃えだ。ご参考に。
*平成元年(1989年)創業のバックカントリースキーとクライミング用品の専門店です。 クライミング/ボルダリングのシューズは90モデル以上を取扱い。
*息子(長男)、娘1(長女)、娘2(末っ子) 全員社会人
初日 11月23日 Autumn in jinndaiji
何時ものように深大寺へ蕎麦を食べに行く。娘1も蕎麦通だ。
深大寺の周りには蕎麦屋が20軒以上ある。
今回は「湧水」とする。一番人気だと思う。本日は祭日なので何時も以上に混んでいた。30分以上は待ちそうだ。
待っている間、「深水庵」において、「特製そば大福」を妻が買いに行く。
この時期には売っているはず。ちなみに「湧水」は「深水庵」から暖簾分けしたお店だ。
「なんと!」今年は作ってないとのことだ。
「がっかりだ」深大寺スイーツの最高峰と言われファンも多い。
蕎麦は二八蕎麦とする。喉ごしと蕎麦の香りが丁度いい。そばつゆも甘すぎずにいいあんばいだ。鳥の天ぷらも柔らかくって、いい味だった。
食後は、「一休庵」で団子を買い散策する。紅葉は標高50mある武蔵野台地だが、まだピークではなかった。
2日目 Autumn in kichijyouji
吉祥寺にお昼ご飯を食べに行く。金曜日だけど人が多い。道路も混んでいた。
「八十八夜」へ行くが、隣接する「いせや」からの焼き鳥の煙が警報なみだった。
「八十八夜」は国産素材にこだわった創作料理、30歳以上の女性客が9割。
一方、「いせや」では煙にめげず、焼き鳥の人気ネタが売り切れる前に、昼からビールを飲むおっさん達。この共存が吉祥寺の魅力だ。
東急百貨店に「workman+」があるので、行ってみた。
ここには作業着などは全くない。workman女子もあり、アパレル中心だ。
オシャレな帽子とメリノウールの靴下を買う。
妻と娘1とここで別れて、私は井の頭公園を歩く。井の頭公園って実は殆どが三鷹市だ。
「三鷹の森ジブリ美術館」
ジブリ人気は健在。このまま、三鷹で一番人気のパン屋「トーホーベーカリー」でパンを買う。
ここも並んでいたが、ブラックフライデーのおかげで2割引きとなる。
吉祥寺も伊勢丹が消えて、有名電気店が進出、どこにでもある金太郎アメみたいな街になりつつあったが、小さな店舗ががんばっており、地元民も協力して、何とか雰囲気の画一化を防いでいる。
LLビーン(本社)、モンベル(大規模店)、パタゴニア、他。アウトドアショップ、楽器店も多くあり、私の趣味的に、散歩にはいい町だ。
街が異物を排除するというか、街の歴史や雰囲気に合わない大型店は消える。
事務所のあった神保町、三省堂の近所にドンキホーテの大型店舗がオープンしたが、半年待たずに撤退した。そうだろうね。
誰も歓迎してない。本物嗜好の街にとってかなり異様だった。
3日目 Autumn in Kudannsita
九段下に来るのは、4月にあった日本武道館でのドゥービー・ブラザーズのライブ以来だ。
まず紅葉を見る為、北の丸公園へ向かう。
思ったより外国人もいなかったが、一人旅のオジサンさんに写真を頼まれた。「薄着だね」
さて紅葉だが、ここは武蔵野より海に近い、暖かいのでイマイチだった。
昼になったので、日本武道館の隣にある「カフェ33」で食事をする。
昭和館
私の事務所の近所にありながら、一度も入ったことのない昭和館、折角なので入ってみた。
昭和と言っても昭和30年代までだ。
戦前、戦中、戦後20年、その後、米国の占領下、昭和27年4月28日に何とか独立。
昭和館は戦争の歴史館だった。
気になったのは、一般市民の空襲による犠牲。凄い数だ。酷いものだ。
ちなみに沖縄は市街戦で一般の住民は9万4千人に亡くなっている。
戦争に全てを奪われた日本。それでも80年経つと、若い人達にとって、戦争は歴史の一部となる。アメリカや世界を相手に戦争していたと知らない子供達も多くいる。
ここで私は1人になり、神保町へ向かう。
和菓子の「亀澤堂」にて、「豆大福」を買う。 1個、300円になった。ここ3年で60円値上がった。ここの「豆大福」は豆が黒くない、つぶあんが絶妙に美味い。
美味い和菓子は売り切れが多い、あれば絶対に買う。
それと昨今は、お店が何時なくなるか分からない。
地元では最近潰れた和菓子屋さん「紀の國屋」さんが復活した。
早速買う。ここの銘菓「あわ大福」は美味い。
最後は「あわ大福」でしめて、11月の連休を娘1と妻とでのんびり東京を散策した。
私にとって、東京とは、地元の武蔵野と大学時代から長年うろついている。九段下、水道橋、御茶ノ水、神保町だ。