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雀のメモ帳 日本人は絶滅危惧種?
メインストリームの人達
久しぶりに爺の戯言みたいなエッセイを書いている。もともと「雀のメモ帳」はそれが趣旨だたような気もする。
ここNoteを使うようになってから4年目になる。Note自体のサービス開始は2014年からだと思う。
その頃、私はまだFaceBookのノート機能を使っていたが、これが知らぬ間に消えた。この存在を「なかったことにした」FBもなかなかのものだ。そこに100本以上投稿していた私は、かなりがっかりした。
アーカイブから検索出来るようだが、操作が分かりにくい。
「もう、どうでもいいうやぁ」
これもネットの無料サイトを使っているリスクの一つだ。それでは気を取り直し、何処かに書ける場所がないかと探したいた。
一般的によく使われる無料ブログサイトは好きではなかった。とにかく広告が多い、今や全てのサイトがそうなっているが、読むときに気が散らない場所が欲しかった。出来れば雑誌の投稿みたいな形で文章を書きたかった。
1990年代に自分でホームページを作っていたが、あの時代はインターネットがフロンティア、牧歌的な時代だった。今は自分で作って管理するのは無理な相談だ。
一時期、BE-PALの投稿サイトに登録して文章を書いてもみたが、会社の看板を背負っているのか、私としてはどうでもいいような制約が多く、だんだん疎遠になっていった。
アウトドア雑誌の元祖でもあるBE-PAL、私は創刊から買っていたが、現在は本来の情報雑誌からオマケ付き雑誌となっており、野田知佑さん、椎名誠さんらの面白い記事も消えている。これも雑誌の限界か、、
2025年3月、ここNoteもある程度ユーザー層が固定化している。ブログサイトが女性、主婦層がメインストリームだとすると、ここはビジネスパーソンが中心となっている。投稿企画も企業案件が多くなったと感じる。
調べてみると、ここのメインストリームの人達は30代後半から40代のビジネスパーソンだという。私の子供達が32歳、29歳、26歳なので、ひと世代上の人達だ。
その世代って、おそら就職氷河期世代の人達だと思う。自分の感覚だと50歳位までは氷河期世代だ。(2025年3月現在)
その人達が起業も含めて、仕事や生き方を模索している。そんな投稿が目につく。皆、頑張っているのだろう。
少子化の始まり
私が起業した会社、そこで2010年から雇っていた女性も氷河期時代に当たっていた。そこそこの大学の法学部を卒業していたが、就職先がブラックで直ぐに辞めて、派遣で働いていた。
その女性は、バブル期入社の人達とは人生感、金銭感覚が全く違っていた。また会社をほぼ信頼していないし、人間関係がドライだった。
後でそのバブル世代に触れるけど、彼らは団塊ジュニアの子供達だ。今50代後半の人達はバブル期に親と一緒に恩恵を受けていた世代だ。
そして何故だかここで一気に少子化が加速している。人口分布のグラフでも分かる。その辺りを少し考察してみたい。
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近代化された贅沢な国は少子化になる。つまり独身を謳歌して、「初産が遅く」なる。そして、その分、出産可能期間が短くなる。少子化対策をお金の問題にすり替えているけど、この遅い出産も大きな要因だと思っている。
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ちなみに妻が第一子を産んだときは25歳で、その後、3歳違いで第三子まで産んだ。
少子化対策を考える
まず言えるのは、子育て世代へお金を配布する方法では抜本的な対策にならない。初産が遅いし、結婚もしていない。つまり子供を作る期間が短いままでは、子供は増えない。
よくある子供を作らない理由のアンケートの回答をみると、アドラー心理学的には「人生の嘘」が並んでいる。つまり自分で何とかできる話だ。
これに国がいくら対処しても解決は出来ないだろう。高校無償化など何の効果があるのか分からない。
「人生の嘘」
これはさまざまな口実を設けて人生の課題(仕事、交友、愛、結婚)から逃げるさまを指した言葉>アドラー
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私が思うに、一番の要因は心の問題。結婚と子育てに楽しさを感じられない。市場主義の現代、常に自分のお金(コスパ)、趣味、生活の質にしか興味がない。つまり幸せの本質が根本的に違う。
急激な少子化
先の人工分布図を見てみよう、団塊ジュニアのジュニアがいない。
あの人達は消えてはいない。
私の親の世代、大正末期から昭和一桁世代、戦争で若い男が多量に死んでいる。その理由での人口減は分かるが、団塊ジュニアは男女とも沢山いる。だったら何故だろう。ここで、おそらく大きな心の変化があったと想像する。
結婚感の変化
まず、結婚がコスパ重視の考え方に変わっている。この頃から、女性は男に三高(高学歴、高身長、高収入)を要求。男性も女に都合のいい妄想を抱いている。
これで結婚して上手くいくことはない、お互い不満を募らすだけだ。「もっといい暮らしをしたい。もっといい男が欲しい、もっといい女がいるはずだ」
これは、社会の風潮(メディアの影響)があるのかもしれない、あの頃のトレンディドラマを見ると非日常過ぎる。
さらにおっさん、おばさんの不倫ドラマ。子育ては、積み木崩しなど地獄物語しかない。「時間ですよ」などの楽しいファミリードラマは消えていた。
家族の分解
人間の動物としての進化をみれば、家族、地域が基本グループでその中で繁殖し子育てをする。それを戦後、アメリカさんの指示で、大家族が崩壊、核家族化した。
そして、家族関係も消えて、個人主義となる。このようにグループをどんどん分解していけば、家族への帰属意識も消え、地域の帰属意識もない、そして日本人としての帰属意識も消える。
当然歴史認識も欠如するので、今の自分が生きているのは長い日本の歴史の中の一コマだと感じない。俺様人生となり、子孫にリソースを繋いでいく気持がなくなる。使い切り人生とも言える。
だから、「DIE WITH ZERO」なんて本が売れるのだろう。
その山行の帰りに色々と話をする。その時、Sさんの娘さんが妊活をしていたという。30歳過ぎの出産(初産)は難しいらしい。
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「俺も、昨年の12月のバンドライブの後、女性の看護師、医師らと飲んでいたら、やはり妊活の話題がでたよ」とSさんへ話す。
「そうなんですか」
「聞いた話では42歳までは保険が効くと言っていた」
「最近、子供が出来にくいですよね、日本人は大丈夫なのですかねぇ?」とSさんが心配する。
「駄目でしょ、すでに日本人は絶滅危惧種になっている」と答えた私は寒気がした。
まさにその通りで、貧しいはずの海外移民が子供を沢山作っているのを見ると、日本の少子化は金や居住の問題ではない。心と身体の問題だ。
つまり教育の問題となっている。そして教育は「100年の計」と言われる。もう手遅れだった。
これで「日本人は絶滅危惧種」となった。
以上おそまつ様でした。
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