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ボーナスを貰って考える、お金のアレコレ
12月某日。冬のボーナス支給日。
去年・一昨年は貰えるだけありがたいと思っていた。コロナ禍で業績が悪かったり、失業したりする人達がいる反面、私はいつもと変わらない額のボーナスを貰えたからだ。
私が働く病院はコロナ患者を受け入れていた。コロナ病棟のスタッフには手当てが付き、その他のスタッフにもコロナ対応を頑張ったとして数回臨時ボーナスが出た。
なのでここ数年はボーナスを貰えるだけありがたいと思っていたし、臨時ボーナスまで出たので不満はなかった。
そして今年の冬ボーナスである。
コロナ対応が収まり国からの助成金は終了。病院の経営もあまりよろしくないようだけど、それでもいつも通りのボーナス額が振り込まれていた。
だけど今年は「ボーナスを貰えてありがたい」とは思えなかった。
物価高が続くこのご時世で「いつも通りの額」はありがたいけど、ありがたくない。基本給が上がってないのでボーナスが上がるとは思ってなかったけど、去年と全く同じ額をみてなんとも言えない気持ちになった。
しかも社会保険料が上がっているので、手取り額は減っている。減ったのはたった数百円だけど、明細をみてため息が出た。あーあ。
夫に関しても多少ボーナスは上がったが、社会保険料増額によりほとんど手取りは変わらない。よっぽど業績のいい会社以外は、こんなもんだろう。
貰えるだけありがたい、と思わないといけないのだろうか。
◇◇◇
2024年度は診療報酬改定年。
医療従事者の賃上げを目指し、医師会が働きかけているらしいがどうなることやら。診療報酬が上がったとて、本当に給料が上がるのだろうか。
診療報酬が上がっても給料が上がらなかったら、仕事へのモチベーションはさらに下がるだろう。その上医療の質の向上を求められてもね…って感じ。
医療はやりがいだけではやれない。
人を相手にするとかなり精神的に参る。ましてや老化や病気で心身が病んでいる人達相手だ。「もう!」と心で毒づくことなんて日常茶飯事。
じゃあ転職すれば?と言われそうだが、そういうことを言ってるわけではない。病院で働くのは好きなのだ。やっぱり元気になって退院していく姿を見るのは嬉しいし、やりがいを感じる。
ただここ最近の物価高だの増税金だの、お金にまつわるアレコレで金銭感覚がシビアになっている。「こんなに献身的にやっても、給料上がる訳じゃないしなー」と考えてしまい、以前のような熱心さがなくなっている。
それでもまだ私にも良心がある。患者のためにちゃんとやらなきゃという自分と、金にならん仕事はしたくないという自分で葛藤している。
私がこんな感じなので、上がらない給料を目の前にして仕事のモチベーションが下がってる人は五万といるだろう。そんな国に未来はあるのかな。
内的な動機付け(やりがい)
外的な動機付け(給料)
働くってどっちも大事だよね。
◇◇◇
ぐだぐだ愚痴を書いてしまった。
同じ額のボーナスを貰っても、情勢が変わるとこれほどありがたみが変わる。ボーナスを貰い、そんなことを思った。
ボーナスに不満があるから転職しようとか、副業しようとか、独立しようとか…そういう行動を起こすつもりもない。不妊治療を優先するために、今の会社にはまだお世話になるつもりなので、ぐちぐち言いながら働くしかない。
言ってもどうしようもないことをどこかにぶつけたかった。なので今日はnoteに書き出してみた。
私の愚痴を読んでいただき、ありがとうございました。
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