写真:左=鴨長明、右=復元された「方丈」@京都・下鴨神社(Wikipedia)
つい先日、西田幾多郎『絶対矛盾的自己同一』をgoogle翻訳で英語に翻訳したのち、それを再び日本語に翻訳するという実験をしました。それは、難解だとされている西田の論文が、きわめて当たり前のことを言っているに過ぎないという私の考えを改めて捉え直すための手続きのようなものなのです。
で、今回は、余りにも有名な鴨長明『方丈記』の冒頭の部分に、同じ手法を適用して、その結果をnoteに発表しようというわけです。
その原文は、つぎのとおりです。
ただ、このままの古文ではgoogle翻訳の歯が立たないようです。で、有名な詩人の佐藤春夫の現代語訳を用いることにします。
上記の文章をgoogle翻訳で翻訳した英語の文章は、つぎのとおりです。
上記の英語の文章を、google翻訳はつぎのような日本語に翻訳してくれました。
これって西田幾多郎のいう「絶対矛盾的自己同一」ということの、きわめてリアルで具体的な現象の描写なのではないでしょうか。
つぎにnoteに掲載する予定の文章では、そのことを明らかにしたいと思っています。