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デジタルデトックス!パソコン・スマートフォン・タブレットを“できるだけ”使わない技術 を読んで 仕事環境をアップデートする

小理屈野郎はご存じの通り、デジタル読書をメインとした、独学の環境を整え知的生活を楽しんでいます。
デジタル読書を通じて、いかにうまくデジタル機器と付き合うか、ということが大事だと言うこともわかり、何冊かそれに関する著書を読んできました。
だいたいのところは、普通の著書で指摘されるところは実践できていると思われるのですが、定期的に、ワークフローは見直してよりよい環境で知的生活を送れるように努力しています。

そんな中で、今回これは、と思った本がありましたので書評を書いてみたいと思います。

では、書籍のメタデータを貼っておきますね。

今回も読書ノートからの書評ですので、小理屈野郎の読書ノート・ローカルルールの凡例を以下に示しておきます。

・;キーワード
→;全文から導き出されること
※;引用(引用の背景で示されていることもあります)
☆;小理屈野郎自身が考えたこと


書名 デジタルデトックス!パソコン・スマート丼・タブレットを“できるだけ”使わない技術
読書開始日 2022/09/07 12:07
読了日 2022/09/07 15:38

読了後の考察

非常に短い本だったため、スムーズに読了できた。
個人的に実践しているところは非常に多かったが、一つしていなかったのが手書きのメモ 。パソコンと連携の意味があまり分からず、そしてKINGJIMのfreno (リンク張る)もあったが、価格と導入の意義がもう一息肌間で理解できず のでそれほど目を付けていなかった。
※現在段階でfrenoについてはKINGJIMの公式見解では終売で後継機種については開発するかどうかは決まっていない。
著者はシャープのeインク搭載のものを利用しているようで、それは2万円を切るぐらい。発売から3年ぐらい。
機器としては落ち着いているはずなので、こちらを試しに購入とした 。実際にどのように使えるか、使っていくかはちょっと試行錯誤してみようと思う。
これで、思考や思索に関するワークフローはすべて電子化が可能になったのではないか?
あとは、著書に書いている原則などを大事にしつつ、さらに自分のワークフローに磨きを書ていきたい。

キーワードは?(Permanent notes用)

(なるべく少なく、一般の検索で引っかかりにくい言葉、将来もう一度見つけてみたいと考えられる言葉)
#シャープの電子メモ
#アナログとデジタル

概略・購入の経緯は?

Kindleのサイト内をうろついていたときに目に付けいた本。
今までにも何回か目についていたし、著者のほかの著書は読んでいる。(ちなみに著者はポメラの愛用者でもあり、自分がポメラを購入する前後に著者のポメラに関する著書を読了している)
評価も良いものと悪いものがあったが、一度読んでみようと思い購入。
基本的には個人的にはネットに耽溺しないようにかなり注意はしているつもりだが…
今自分が実践しているアイデア以外に何か良いアイデアがないかと言うことで読んでみることとした。

本の対象読者は?

ひと味違ったデジタルの思索ワークフローをつくりたい人
アナログとデジタルの関係を見直したい人

著者の考えはどのようなものか?

→パソコン・スマホが仕事を進めるように見えるが実際はそうではない。却って仕事を混乱させていることが多い。
そこから脱却するために、パソコン・スマホの利用は最低限にしよう という考え方。
使うものを制限する として、できるだけ単機能のもので思わず使いたくなる道具を選択 する、液晶はeインクのものを使って視覚への刺激を減らす
使う時間を制限 する。時間を区切る(一日トータル2時間まで)、なるべく夜に使わない、等。
アナログの方が優れているものがあるのでそれは積極的に使用 するようにする。
・デジタルのPDF書類などは電子書籍端末を利用するという手もある。→☆少し面倒だが、これも今後考えても良いかもしれない。今、やっていないのは電子書籍端末の液晶が小さいから、ということが一番大きい。電子メモが小さなものなので、これについてはKindleの中に流し込むと良いかもしれない。来たらやってみよう。
アナログとデジタルの瀬戸際のところも色々なガジェットを使ってみる。(例えば電子メモなど)。

そのようにしても仕事の効率は落ちずむしろ上がる。パソコンやスマホによる情報過多から逃れられる から。
そして情報過多になっているので、自分で思考して新たな情報同士の関連を見つけるなどの創造的な仕事が必要なので、上記のような仕事の仕方の方が良い、ということ。

その考えにどのような印象を持ったか?

基本的にはスマホやインターネットの影響を述べている論調は他の著書とは変わらない
著者の著書の特徴としては、スマホ・インターネットの影響をある程度デジタル化しつつどれだけ避けられるか、というところにフォーカスしているところと思われた。
個人的には手書きのメモ(ブロックロディアを胸ポケットに入れている)愛用中だが、メモは散逸しやすいことなどから、少しここのところ手にあまりりつつある印象だった。それに変わるものとして今回導入しようとした電子ノートがうまく働いてくれると良いなと感じた。
著者の感覚はポメラの愛用者であり、その愛用する理由は小理屈野郎にも十分理解できるものだったので、電子ノートもチャレンジしがいがあるのではないかと考えている。

印象に残ったフレーズやセンテンスは何か?

機器は便利になればなるほど、消費電力が増える(中略)バッテリの残量を気にしているというのも、実はストレスになります。

→☆この視点でガジェットを見えたことがなかった。確かにそうかもしれない。普通の液晶を使っているポメラでも24時間連続使用可能。そして電子書籍端末については数日単位での使用が可能。
そう考えると、ある程度便利なもので十分なのかもしれない。
立花隆氏のエコロジー的思考の視点から言っても、身の丈を超えていないと考えることも出来る だろう。

通信障害などで、ネットが使えないと騒いでいても、使えるようになってすることはTwitterやFacebookだったりする。

→☆非常に冷静に行動を分析していると思う。おそらく完全なデジタルデトックスを著者は行ったのでそのときにこのようなことを自然と振り返って発見していたのだろう。

(通信障害などで)普段から止まったときにどうするのかを考えて用意する(中略)トラブルを前提とする、トラブルが起きにくい道具を使う、トラブルが起きたときにどうするかを考えて準備をしておく。

→☆おそらく個人的にはこのあたりはなんとなく出来ているような気がする。ポメラ、電子書籍端末など基本的に思考や思索に必要な機器はバッテリで長時間使用可能であるし、どちらもサブ機を持っている 。あと、普段からの考え方でトラブルを起こすと初期設定が面倒だ 、という風に考えられるようになっている(おそらく老化も入っているだろうと思われるが)ところも、逆に良いことなのかもしれない。

近くのものには両眼でピントを合わせ辛いので、片方の目だけを使うようになります。これにより左右の目のバランスが崩れてきます(中略)片眼視になると、左右の情報がうまく統合できずに脳に負担がかかります。集中力がなくなる・考えがうまくまとめられない・偏頭痛・距離感がつかみにくいなどの症状が現れます。

→☆片眼視による問題 は今回初めて聞いた。
確かに両眼で見えていないときは非常に疲れる。だからこそ老眼鏡は非常にシビアに(見え方も対象物までの距離も)合わせている。これはこれで大事なことだったのだと納得した。

※ウォーキングやヨガ・呼吸法などは、気分転換にもなりますし、脳内物質を増やしてくれます。15分程度でも良いので、生活習慣に組み込んでみましょう。

→☆呼吸法はレジェンド葛西の呼吸法で血圧のコントロールは学んだ気がする。あの呼吸法をしていたら落ち着いてくる。次はちょっとした散歩か。散歩は転機も関係するので、と考えてはいけないのかもしれない。雨の日でも15分ぐらいは散歩する、という習慣を今後考えても良いのかもしれない。

無駄な時間

ソフトウェアの更新(中略)OSのアップデート、TwitterやGoogle+、Facebookもあなたの時間を奪う大泥棒です。

もっと問題なのは、暇つぶしや仕事と関係ないWebなどに時間を浪費すること

→☆これは本当にそうだと思う。それから切り離されても特に大きな問題はないし、むしろほかに入れる情報の方が自分に役立っているのではないかと思えることが多い
個人的にも一度それに気付いたらのめり込むことはなくなったような気がする。(一時的に使用過多にはなっても)

調べること

大抵の情報は10分もあればたどり着けます。それ以上時間を書ても、目的の情報にたどり着く可能性はかなり低くなります
※情報は多ければ良いというわけではありません。情報が偏っていたら、別の切り口で探すのは結構ですが、必要以上に探さないようにブレーキを書る必要があります。

→☆調べ方にもルールをつくろう と言うこと。今度ネットで検索するときは10分のタイマーを書てみると良いかもしれない。

パワーポイント書類と手書き書類の違い

パワーポイントのきれいな資料は完成しているものという印象を与えてしまいます。すると、相手は意見を出すのではなく、良い・悪いの判断をしてしまいます。自由な意見が出にくくなります。

→☆確かに受け身になってしまう。手書きの場合はまだやりかけているという勢いが残る のか、それに情報を足そうかな、と思ってしまう。人間の癖の面白いところだと感じる。

考えるポイント

じっと考えるというのは、かなり負担のかかることですが、これをやるかどうかで疲労度が変わります(その後のプロセスで)
考えることと作業を切り離して、それぞれを集中してやる方が脳の特性に合っています。

→☆うまくスケジューリングできたときのことを思い出すと確かにそうだ。しかし段取りする時間がとれないこともある ので難しいところ。

意外な事実

マッキンゼーやBCG(ボストン・コンサルティング・グループ)はパワーポイントを自分達では作成していません。インドへ外注しています。

→☆これにはびっくりした。パワーポイントの作成は時間の浪費 になるのだろう。確かにこの間自分の読書ノート作成のワークフローをパワーポイントでつくろうとしたらそれほどややこしいものではなかったが結構時間がかかって、手書きで少しきれいめにつくった方がよく分かったしその後の段取りもしやすかった。この事実がすべてを物語っているのかもしれない。

著者の道具達

  1. 手帳、紙のメモ ;常に持ち歩いてはいる。それなりに便利なのは分かる。今回は電子ノートを導入したのでこれの効果判定を待ちたい。

  2. ポメラ (著者はDM200も使っている);使用中。これについては特に言葉を重ねる必要はないだろう。

  3. 電子ノート(シャープ) ;こちらについては値段もこなれてきたので買ってみた。また使用感を見えつつどのように実践に持ち込むか考えてみようと思う。

  4. 電子辞書 ;ポメラにある程度入っているが…スペイン語系の辞書が入ったものを購入していたのでそちらを使ってみるのも良いかもしれない。電池を入れ替え実践にいつでも投入できるようにしてみた。

  5. 電子書籍端末 ;個人的にも使用中。これについても特に言及は不要だろう。文章のチェックなどで一度プリントアウトすると言うときに、プリントアウトするのではなく電子書籍端末で確認します。
    →☆これはハックかもしれない。

  6. ストップウォッチ・タイマー
    腕時計に付けいているものを使うのが一番勘弁かもしれない。それ用のキッチンタイマーなどを持ち歩くと細々したものが増えすぎてしまうのではないだろうか?

  7. メモリーカード ;データ移動に使う。microSDとアダプターが便利とのこと。

  8. ICレコーダー ;一度使ってみたが結構不便な感じを受けた。インタビューなどの取材がないからかもしれない。家にはオリンパスのものがあるので必要に応じて使ってみよう。

著者の考えるアナログの時間

アイデアを練り上げるためにじっくり考える・実際に現場に行く・分析・非効率だから良いことをする・人と会うなど。

→☆個人的に不足しているのが、人と会うこと、実際に現場に行くこと だろう。もう少し意識してみよう。

調べ方

  1. 図書館を使う

  2. 専門家に聞く

  3. 現場を観察する
    特に1.と3.はあまりしていない ように思う。
    一度図書館に行ってみよう。

類書との違いはどこか

デジタルとアナログの融合を考えながらの論考であるところ
個人的に実践して地震のあるものを提言しているところ

関連する情報は何かあるか

脳科学的なこと

キーワードは?(読書ノート用)

(1~2個と少なめで。もう一度見つけたい、検索して引っかかりにくい言葉を考える)
#eインク
#考える時間をとる

まとめ

まとめてみると少し役に立ちそうなことが色々と出てきた。
電子ノートも買ってみたし、どこまで出来るかやってみよう。
やってみた上で、振り返りも必要だと考える。


今回は書評のノート記事でしたが、瓢箪から駒。シャープの電子ノートを購入してみました。

少し使ってみてから、その感想と実際のワークフローをノート記事にしたいと思います。

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