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退職者にインパクトある誠実な言葉
私は職を転々としてます。時には人に誘われるがままに、時には自分から、時にはやむを得ず、、いろんな組織に転職してきました。
過去、いろんな勤め先に退職の意思を伝えた時に上司や人事から言われた言葉の中には印象に残る言葉があります。
主に印象に残った言葉はこんな感じです。
(順不同)
某ベンチャー企業からIT企業へ転職するとき
今の会社だったら何でもできるよ、何故、わざわざITに限定するんだ?。もう一度考えてみたら?
(しばらくして、決心が固いことを伝えたあと)
失敗したら、また戻ってこい!
国家公務員から外資に転職するとき
◯月◯◯日付けで退職してくれ、上で決まった人事計画だから調整の余地はない!
外資系コンサル企業から国家公務員に転職するとき
もっと今の会社で稼ごうよ。なんだかんだいってお金があると豊かな暮らしができるよ。とりあえずもうちょっと考えてみて!
ただ、給料を吊り上げようとして、退職をほのめかしてるのなら勘弁してほしい。
経営陣になるには◯千万の出資がキャッシュで必要だけど、まだ住宅ローンが残ってる君には出せないでしょ。
外資系企業からシンクタンクに転職するとき
君はこんなんで終わる器ではないよ。もっと潜在能力があるよ。採用ばかり手掛けてきた私にはわかる。
握手して終わろう。
いまや、国家公務員でさえ民間企業へ転職していった職員を貴重な経験をした人材ととらえて、再び、公務員へと呼び戻すことが有効であるといった議論があります。
民間企業では、アルムナイのネットワークを構築して、かつての退職者を積極的に採用する会社も少なくありません。
↓
-退職者は「裏切り者」ではなく貴重な資源
継続的な交流を維持し優秀人材の再雇用も-
https://jinjibu.jp/keyword/detl/578/
民間企業はいうまでもなく、公務員でさえも、OpenWork(旧vorkers)のような口コミサイト等に、退職動機や勤務時の印象を書かれてしまう時代です。人材不足のいま、レピュテーションが重要な時代です。
このような口コミサイト等を見て、転職者や新卒が、組織に加わるべきか、ある程度は参考にして判断するわけです。
この口コミサイト等へ書き込みする人は、ほぼ退職者です。
人を雇用する組織側は、仮に従業者から退職の意向を告げられたときに、退職希望者へ伝える言葉により慎重になる必要があると思います。
一言でいうと
「脂マネジメント」は大事(古!)
もとい
「退職マネジメント」は大事
(官民問わず)
面白い世の中になってきましたね。
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