外資系という呪い(その1) - 処方された抗うつ剤 -
今までに私は外資系製造業と外資系コンサル会社にいたことがあります。
前者の会社は20代の頃にたった1年間だけ在籍し、くじけて泣きながらやめました。後者の会社は11年在籍し、とても楽しい時間を過ごしました。未だにかつての同僚や上司とは付き合いがあります。きっと他の会社から誘いがなければ今でも勤めていたと思います。
もし、外資系に勤めたことなく、就職や転職先に考えてる方がここを読んでるとしたら、その人には過大な期待をしてはいけません、と伝えたいです。
日本企業と外資系企業の悪いところどりのハイブリッドになっている外資系企業もあります、要注意です。
組織って不思議なことに、良いことよりも、悪いところが蓄積されていく傾向があると思います、
ちなみに私の英語力は、話す努力はするものの、話せないという残念なレベルです。資格で言うと英検2級、TOEIC800弱です。これらの資格は実務では殆ど意味をなさないし関係ないです。
ここでは、1年で辞めた外資系製造業の話を書きます。
そこでは、凄絶なイヤガラセとイジメにあいました。外国人からではないです。日本人からです。国際的には巨大な外資系企業であっても、その日本法人は単なる一拠点にすぎません。外資系企業の日本法人の内部はスケールもクオリティも中小企業の枠を越える会社は少ないと思います。私がいた外資系製造業もそうでした。
※中小企業をディスる意味合いで書いてるわけではなく、外資系日本法人ってCM規模やプライドが巨大なわりに、中身は、、、なところが本当に多いのです。
私がいた外資系製造業は、海外本社が日本へ進出するために、日本法人の立ち上げを手伝った日本人が社長となり、その社長が人づてに社員をかき集めたという、まさに中小企業でした。
その会社では、精密機器を生産していたので、日本の空気と水の綺麗なところ(つまり田舎)に、工場が設置され、製造部門が非常に大きな力をもつのがその会社の特徴でした。
工場が設置された田舎では、その工場が巨大な雇用の担い手になります。その土地に住む高卒、専門学校卒が多く雇用され、叩き上げられ育っていき、大卒者は少なかったと思います。
エージェント経由で転職してくる転職者も少なかったようです。
そういう状況を当時の私は把握せず、私はあるエージェントを通じてIT企業からその外資系製造業へ社内SEとして転職してきたのです。既に一人いた同い年の社内SEの男と業務分担し、業務強化をするために、私は採用されました。
そこで何が起きたか、、
あまり詳しく書きたくないのですが、この社内SEの男からめっちゃ敵視され、イヤガラセをされたり、あらぬ噂や評判を吹聴され潰されました。今の流行りの言葉を使うとカバートアグレッションです。
その社内SEは高卒で、長い間その会社にいることから、草野球でいうグラウンドルールというか、そこでしか通用しないローカルルールに詳しい男でした。
彼にとっては、私が大卒であったこと、都会育ちであったこと、各種のベンダー資格、国家資格をもっていたこと、彼よりも給料が高かったこと等々が、許せなかったそうです。このことは私が退職する寸前に、人事担当が教えてくれました。
これでも外資系企業ですよ(笑)
イヤガラセの一例をあげると、システムの障害対応などで、いち早く目の前の仕事を処理しないといけない状況のときに限って、彼は私の携帯にコールをかけてきました。その内容はハッキリ言って今その時点で伝えなくてもいい執拗かつ感情的な文句です。しかも長電話でした。その長電話(ストレートに言うと怒鳴りと文句)への対応に、私はすり減っていきました。電話を切ったり受けなかったりすると、時間を改めてさらに倍の時間を文句に費やされるので、それもかないませんでした。
SE経験者の方なら、これがどれだけ疲れることか想像しやすいのではないでしょうか?
こんなようなことが、電話、メールなどで、ほぼ毎日あり、さらに私の肉親が人に説明しづらい病気になったこととも重なり、疲れはてて、疲労が蓄積していき、、
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