隣のしばふ
転職を繰り返し経験を重ねるとわかることがある。
どの職場も一長一短で、隣の芝生は青く見えがちであるが、本当に青く繁っている環境は実在する。
ただ、それは会社単位で存在してるわけではない。
どの会社のどの分野の仕事をしていて、年齢、経験、職階がマッチしている場合、といった細かい条件で、そこが青く繁った場所になるかどうかが変わる。
だから、常に同じ場所に青い芝生があるわけではないし、人によっても異なる。年月をかけて努力して作ることも不可能ではない。
たまたま環境が整って青い芝生にいる人は、自分の環境を客観視できずに、主観的にあそこの芝生はもっと青いと思い込み転職して失敗することが多いように思う。
外資系コンサルの知人に公務員への転職を考えている人がいたので、こんなことを書いてみた。
反対に、外資系コンサルへの転職を考えている国家公務員、キャリア官僚も多いが、
官民の間には、相容れない立場やスキルの違いが存在する。そもそも仕事に対する考え方が全然違う。
一回の転職で成功するようには思えない。
特にキャリア官僚、特に男性が外資系コンサルに転職して、生き残れた人を私は知らない。
官民の壁を越えた転職に限らず、官-官の間でも、もちろん、民-民の間でも、複数回の転職が不幸にならない、適所適材にチャレンジできる、そんな社会になるといいのになと思う。
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