『漫才過剰考察』感想

最近読んだ本の話です。

高比良くるま『漫才過剰考察』を読みました。 

ページ数は多くないのですが内容が詰まってて読み応えがあり、お笑いファンとしては非常に面白い本でした。

この本で衝撃を受けたのが、これまで名前のつけられていなかったお笑いの事象をどんどん単語化していく、ラベリング力でした。

本というのは、辞書の中からいかに適切な単語を引っ張り出してきて文章を構成していくかという要素が大きいと思っていました。
しかし、この本は辞書に載っていない独自のワードが飛び交っており、作者の脳内が辞書そのもののような印象を受けました。

そして、それをアウトプットする能力、アウトプットしたものをわかりやすくラベリングする能力によって、面白さがどんどん増長していきました。


限られた本屋でしか取り扱っていないのか、売り切れ続出だったのか、手に入れるまでに苦労しましたが、読んで良かったなと思っています。


あっという間に12月。
今年のM-1グランプリも楽しみです!!!

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