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動物性から植物性へ。「大豆」で世界を救う挑戦。(不二製油グループ本社 CEO補佐・河口真理子)
わたしは、わたしらしく。
ウェルネスプロテイン『KOREDAKE』は、
人の健康と地球環境にやさしいブランドを目指しています。
このジャーナルでは、
私たちのプロテインに関わる生産者の方々をはじめ
ウェルネスやサステナビリティなどの領域で活動されている方へのインタビューを通して、
健康や環境について知るきっかけ、心と身体の「わたしらしさ」を取り戻すきっかけをお届けしていきます。
ゲスト:河口真理子(不二製油グループ本社・CEO補佐)
企業の立場、投資家の立場、生活者の立場でのサステナビリティ全般に関して、20年以上調査研究、提言活動に従事。不二製油グループ本社ではエシカル経営に携わりながら、立教大学特任教授として教鞭もとる。
インタビュアー:鈴木友樹(株式会社メップル・代表取締役)
商品監修をはじめとし、手軽にできて身体も心も満たされるウェルネスレシピを考案。
『KOREDAKE』のこれまで
──今月のテーマは「プロテインと挑戦」。今回はKOREDAKEを運営する株式会社メップル・代表の僕がKOREDAKEの「美味しさ」に欠かせない大豆タンパクの開発元である不二製油グループ本社・CEO補佐の河口真理子さんからお話を伺います。本日はよろしくお願いいたします。
河口:初めまして、河口です。対談を始める前に私からも質問がありまして、鈴木さんはなぜこのビジネスを始められたんですか?
──元々、健康という分野で人の人生を良くしていきたいという想いがありました。学生だった頃、父が重い病気を抱えたんです。でも当時の自分は何にもできず、そんな自分がすごくもどかしくて。そこで、いつか予防医学の分野で、人の健康に向き合うサポートがしたいと思い、起業を決意しました。
でも初めは、いろいろな事業作りをするもののうまくいきませんでした。そんな時、ヨガインストラクター兼看護師の妹に「真の健康というものは心の健康が大事なんだよ」と言われたんです。そして当時の僕が、栄養補給目的で飲んでいたプロテインがまさに心の健康を実現できるんじゃないかと思いました。栄養を補給したという「安心感」が、心の健康に繋がっているのではないかって。その魅力を世の中の人に届けたかったんです。
河口:『KOREDAKE』という商品のコンセプトはどのようにしてできていったのでしょうか?
──身体だけではなく心の健康も実現したいと考えた時、「自分らしくいれる」ということが心の健康に結びついているのではないかと考えました。だからこそ「わたしはわたしらしく。」 というコンセプトでブランドを立ち上げています。加えて今の時代は、自分たちが幸せなだけでは、心の健康という点で真の健康を実現することができないなと感じています。自分はもちろんだけど、第三者の健康や地球環境の健康も担うところが、最終的に巡り巡って自分たちの健康にかえってくるのではないでしょうか。そこで大豆という「植物性」を強みに、ビジネスを展開しています。
河口:『KOREDAKE』を見た時、徹底して「植物性」と書いてあるのが気になりました。
──運動しない女性でも手に取りやすいプロテインを意識したブランド作りをしています。そもそもプロテインには「男性」や「ムキムキ」というイメージがありますが、日本語では「タンパク質」と略されるように、人間にとって欠かせない三大栄養素の1つなんです。一人でも多くの女性が『KOREDAKE』を通して、心身の健康や地球環境の健康にも目を向けるきっかけにもなれば嬉しいですね。
河口:意外とみなさん、タンパク質をとらなければいけないってことを知らないんですよね。そこであえて環境配慮のプロテインを作ることで、気が付く人が増えるかもしれない。面白いビジネスモデルだなと思います。
──そう言ってもらえてとても嬉しいです。ブランドとして小さなきっかけを作っていきたいと考えています。あとは女性の社会進出に伴い忙しい女性が増えているニーズもある。バランスの良い食事が必要であるけれどもなかなか取れない女性に飲んで欲しいですね。
河口:たしかに便利。私は基本的に料理をするのであまり必要ないかなと思っていたのですが、食べている時間がない時に KOREDAKE を飲むと安心します。特にコロナの影響で在宅になると、お昼をきちんと食べることが少なくなるし。全ての栄養素が入っている KOREDAKEでなければ、本当にこれだけでいいのだろうかって思ってしまいます。
──まずはプロテインとして購入してもらい、パッケージを見て「植物性なんだ」「32種類も原材料が入っているんだ」「環境配慮のボタニカルインクを使っているんだ」と気付く位がちょうどいいなと思っています。そんな気付きが安心感ともなり、心の健康に繋がると信じているからです。今回の取材も「KOREDAKE は不二製油の大豆タンパクを使っていて、不二製油の方はこんな想いで作って下さっているんだ」という気付きになると思います。世の中にある素敵な活動を発信することで、ウェルネスなライフスタイルを提供していきたいですね。
不二製油と大豆タンパク
──不二製油はなぜ大豆タンパクの事業を始めたのでしょうか?
河口:戦後の食糧難の時代、不二製油は「食用油」の会社として始まりました。でも当時は配給制で大豆は脱脂大豆、いわゆる「絞りカス」しかもらえなかった。そんな時、当時の社長の西村政太郎には先見の明があって、「絞りカス」にはタンパク質が豊富で、このタンパク質が将来の人類を救うに違いないとして研究をはじめたそうです。それから60年間、大豆タンパクの研究と開発を続けてきて、やっと今、大豆タンパクの魅力が世間に浸透しつつあります。本当はいち早く大豆の国産化をしたいと思っているのですが、コスト面と技術面を踏まえるとまだ難しい。もどかしいところです。
──国産の大豆を諦めていないんですね。
河口:もちろんです。そもそも大豆は自給率が低いので、農林水産省も危機意識を持っています。動物性タンパクから植物性タンパクへの移行は加速し、2050年には食事の半分以上が、植物性のものでないと世界の人々を食べさせていけないと言われています。この事実を聞くとみなさん驚かれるのですが、1960年の日本の食事をみると、一人当たり年間で5kgのお肉しか食べていない。今は1人当たり年間で34kgを消費していますが、当時は、1年で5kg=1ヶ月で約400g、1週間で100gの食生活だったんです。一方で、穀物類は150kgも食べていました。1ヶ月10キロ以上ですね。それが今は88kgになっています。それくらい私たちの食生活って実はすごく変化しています。
今日本でもヴィーガンが注目されていますが、欧米ほどではありません。それを日本人が遅れているというのは違うと思います。私たちの食事って、意外とヴィーガンっぽいものもある。お昼にキツネそばや天ぷらそばを食べたりすれば、ほぼほぼヴィーガン。でもよく見ると、「鰹節」の出汁や、「卵」が入った天ぷらの衣などは動物性です。植物性主体だけど動物性の補完もある。
ヴィーガンのように極端に走らなくても、もともと植物性主体の食事を日本人はとっているのです。それが時代のトレンドだからといってヴィーガンとなるとると、合う人は合うけど、合わない人は合わないので、無理することないと思います。まずは、フレキシブルに対応していくことがベストだではないでしょうか。だからこそ KOREDAKE は忙しくて食べることができない時の植物性食品としてちょうどいいですよね。私は KOREDAKE のアーモンドを、普通のミルクティーに入れてアーモンド風味にするのがお気に入りです。
──気に入ってもらえてよかったです。たしかに大豆タンパクを使用するヴィーガンの食事が健康的だと ブームになっていましたね。本当は最後に聞くべきかもしれませんが、不二製油にとって「大豆」とはどういうものでしょうか。
河口:西村は当時、大豆事業にこだわることについて「あなたにはわからない。あなたの息子もわからない、でも孫はわかるかもしれない。だからこの事業を続ける」と言っていたそうです。また弊社の憲法には「人のために働く」とあります。この時代の人のためになることとして、「動物性ではなく植物性の大豆で、いかに美味しいものを提供するのか」が鍵ではないでしょうか。昔の大豆タンパクは本当に美味しくなかった。でもそれをいかに美味しく、みんなに喜んで食べてもらえるようにするのかをミッションに掲げ、弊社の技術力は進歩してきました。
──御社の大豆タンパクの「美味しさ」は肌で実感しています。複数の大豆原料で『KOREDAKE』を試作したのですが、こんなにも違うんだと驚きました。本当に美味しいんです。加えて「溶けやすさ」も全く違います。御社と競合他社、既存のプロテインパウダーの3つを水に溶かして比較してみたところ、御社の大豆タンパクだけ水の中に沈んでいくんですね。圧倒的な「美味しさ」と「溶けやすさ」があってこそ、これまで『KOREDAKE』が広告を打たずに口コミだけでユーザーを着実に増やすことができたんだと思います。
定期購入を続けてくれているユーザーさんに「なぜ弊社のKOREDAKEを飲み続けてくれていますか?」と聞くと、まず初めにいうのが「美味しいから」。もちろん、手軽さや栄養バランス、パッケージが可愛さはあるのですが、いちばん最初に口を揃えていうのは美味しさ。美味しくないと本当に続かないし、続かないと「地球を救う」とこにも繋がりません。
河口:弊社は普段、企業相手に取引をしているので、実際のユーザーさんの声を聞けるのはとても嬉しいです。地球を救うというと大袈裟ですが、大豆には環境負荷を減らす役割があるのではないでしょうか。もちろん問題もあります。不二製油の大豆タンパクの産地は主に北米、中国です。しかしブラジルのセラードが産地の大豆は、アマゾンの森林を切って生産しているため森林破壊の元凶といわれます。だからこそサステナブルな形で栽培された大豆タンパクで動物性を代替することで、食の環境負荷削減につながります。
一方で、私自身も消費者ですが多くの消費者が消費の背後にある環境問題を知らなさすぎだと感じます。自分が食べているものが、どういう影響を与えているのかを全く知らずに生活している消費者が多いのが問題だと思っています。そしてその原因として、教育がされてこなかったことや、企業がマイナスな情報をあえて伝えてこなかったこと、本来であればそのような課題を伝えるNGOの声が日本では小さかったことが考えられますね。
──それこそ『KOREDAKE』は飲むことによって、製造の背景がわかり、環境に良いものだけではなくちゃんとしたものを選ぶ責任をユーザーさんと共有していきたいです。
利己的から利他的に
河口:鈴木さんのような「世のため・人のため」になる価値観を持った社会起業家が増えていますよね。これは、人間の心のあり方が利他的になっているのではないかと推測しています。特に日本人は東日本大震災が大きなきっかけとなっているのではないでしょうか。当時は寄付やボランティアを通して、人を助けたいというムーブメントが起きていましたよね。
──僕らの世代も3.11は大きく影響していて、2個下がちょうど大学入学のタイミングで起きたのは今でも覚えています。
河口:10年以上の月日が経った今は風化問題も叫ばれていますが、中長期的に見れば3.11をきっかけに日本全体で利他的な心が芽生えたのではないでしょうか。これまでの経済学では「人は自己利益を最大化する生き物だから、他人のための利益追求はしない」という前提で理論が発展してきました。でも最近は「人間はそんなに合理的ではないし、いろいろと非合理的な行動をしてしまう」という行動経済学という分野が注目されています。例えば、身内のためなら自分以上にお金を使う場合もありますよね。そういう議論を踏まえて、私の仮説は「人々の心がだんだんと利他的になっている」です。
「神の見えざる手」で知られるアダムスミスは、決して自己利益の追求が結果的に社会の為個人のためになるとは言っていません。アダムスミスの時代は社会全体が貧しくて、植えないようにするために経済が豊かになることが必須でした。そのためには分業や市場経済の有効性を説いていますが、一定程度の所得があがれば、それ以上の富を蓄積することは必ずしも幸福にはつながらないとも言っています。
しかし、その後の経済学は自己利益最大化が市場を通じて社会をよくするという前提で進んできていました。人のために動くことは自分の損であり、合理的ではないという発想です。でも今実際に起きている現象をみると、必ずしも自分のことだけを考える人ばかりではなくて、多くの人が「自分のためばかりよりも、相手のためにもなるほうがいいよね」と考え始めているのではないでしょうか。
──たしかに。僕の周りの起業家も利他的な想いが強く、誰かのために起業を決意した方が多いです。
河口:買い物をする際の判断軸にも、利他的な行動原理が加わりつつあります。「このチョコを食べると、途上国の子供が学校に行ける」というようなフェアトレードの仕組みも、利他的な行動原理を利用して成り立っています。そんなことにお金を払いたくないという人もいるとは思いますが、多くの人は子供も学校に行ける方が自分も満足と思うのではないでしょうか。脳医学では、利他的な行動をするとドーパミンが発生して、快楽になるという研究も発表されています。どうせ食べるなら地球のためにいいものを選びたいというオーガニック志向な人も増えていますよね。
金融の面でも、社会や環境に配慮した会社の方が、中長期的に成長すると言われ始めました。昔は環境にコストをかける会社は儲からないとされていましたが、今は環境に対してコストをかける会社に投資すればそのほうが持続的に発展して投資のリターンも上がる可能性が高いといわれるようになりました。そして財務的に業績が良いだけでなく、環境や社会課題に配慮した会社を評価して優先的に投資するESG投資が急速に増えています。私たちを取り巻く社会の変化に伴い、金融の仕組みも変わろうとしているんです。金融の仕組みが変わるということはお金の価値基準も変わるということ。企業としては、これからの消費者が、環境に配慮していないけど値段が安い商品と、環境に配慮していて値段が高い商品を比べたとき、どちらを選択するのか考えていかないといけません。
──理想論にはなってしまいますが、会社としてはこれからも諦めず、人や社会、環境にとって正しい選択をしていきたいです。『KOREDAKE』のユーザーさんにもそうした想いをダイレクトに伝えることこそが役割なのではないかと思います。
河口:今の社会起業家と呼ばれる方たちが、そういう想いをもって商品設計をしているのに感心します。10年前の「エコ」は部分的なエコでしかなかったんです。中身はいいけどパッケージが過剰包装だったり。でもここ最近は、商品だけでなくパッケージや物流などもトータルで考えたサービスが増えていますよね。
かと言って、昭和の時代を否定するつもりはありません。当時は貧しくて物質的な豊かさを追求するのはしょうがなかったのだと思います。貧しさを知っている昭和の人たちは子供たちには苦労をさせたくないと頑張ったわけです。だからこそ今の若者には自分のことだけではなく人のことを考えられるくらいの余裕が生まれているのだと思います。そして、鈴木さんのような社会起業家が登場している日本にも、まだ救いがあるのではないでしょうか。
これからの『KOREDAKE』
──以前「これからの企業は老舗料亭みたいになる」というインタビュー記事を拝見して、感動しました。
河口:いわゆる京都の老舗料亭などはお店を広げません。店舗を増やすと質が落ちてほとんどがダメになると言われています。なので一つの店舗だけで全て完結させて、そこにかかわるる人(野菜を作る農家、漁師さん、料理人、お客さん)を幸せにすることを目指しています。
一方、これまでの企業は拡大成長していくことが良しとされていました。でも今の人口が減っている日本において、特に衣食住に関わる分野では、企業の拡大革命はすでに終わっているのではないでしょうか。投資家の株価の上昇期待より、規模は一定だけどキャッシュフローをきちんと生み出す企業に着目する時代になるように思います。
今のところ財務的な利益成長を目指す経営陣も多いですが、ESG投資は利益の質を高めることが大事になってきます。児童労働による人件費削減や森林破壊をしている安い木材など、社会にしわ寄せをしてにコストを圧縮し、それを自分の利益につけかえるようなビジネスモデルは良しとされないでしょう。これからの企業は、適切な原料費や人件費だけでなく環境へのコストも払いながら、つまりは、ステークホルダーに適切なリターンを返しながら良い製品サービスを提供していく使命を担って欲しいです。
──僕たちは「“がんばらないウェルネス” を、あたりまえにする。」というミッションに掲げています。健康というものを無理なく自然な形で届けていきたい。その第一歩が食分野の『KOREDAKE』でした。利益の質を高めながら、今後は睡眠や運動、メンタルの領域でも“がんばらないウェルネス” を提供していきたいですね。
河口:批判するわけではないですが、そもそも日本人は頑張ることが好きですよね。頑張って無理をすることにさえ、意味を見出したりする。また同調圧力が強い社会なので、自分らしくいるということも難しい。
──わかります。ただ、頑張ることを否定するのではなく「頑張らない選択もあるよね」と伝えていきたいです。特に女性は仕事だけでなく家事や育児にも追われがち。そんな時にプラスで頑張るとなると、メンタルや心身に大きな負担がかかり、ウェルネスな状態ではなくなってしまいます。そんな時、自然な形で健康をサポートし、気がついたら心身に良いことをしているみたいなブランドを作りたいです。例えば1食に必要な全ての栄養が手軽に取れることで、栄養バランスについて考えていた時間を家族との大切な時間や自分らしく過ごす時間に費やすことができるかもしれません。もちろん、時には栄養について考えることも大事だと思いますが、選択肢を増やすことで、新しい世界を作っていきたいなと思います。
河口:ウェルネスという点で、和の道を極めてみるのはどうでしょうか。私は1年半前から書道をはじめたのですが、書道って実は呼吸がとても大事。書家さんの寿命が長いのは呼吸法のおかげとまで言われています。また和の作法だけでも身につけると良い運動になります。お辞儀の仕方や、歩いて曲がる時、正座をしてふらつかずに立ち上がることを意識すると、意外と体幹が鍛えられるんです。
──なるほど。所作を美しくすると身体だけでなく、心にも良い影響がありそうです。
河口:たしかに教室の後はスッキリした気持ちになりますね。礼法の基本は相手に不愉快な思いをさせないこと。実は丁寧すぎることも良しとされてはいなんです。例えば、目上の人が講演後に控室にいるとします。そんな時、目上の人だからと言って、お茶を持っていく際に深々とお辞儀をするのはNGです。なぜなら講演で疲れている目上の人も、丁寧にお辞儀をしなければいけないから。本当の意味で相手の立場になると、相手にどうやったら負担をかけないのかが大事になります。ウェルネスという言葉からそんなことを考えていました。
──食生活の話と似ていますが、昔は当たり前だったのに今はできなくなっていることを見直すのは大事な気がします。だからと言って昔に戻るのではなく今の時代に合わせた形で提供していきたいです。
河口:例えば、昔のような粗食しか食べてはいけないとなるのは違いますよね。普段は『KOREDAKE』で栄養は十分に摂れて、楽しむ時は楽しめばいい。そうしたバランス感覚が取れるといいなと思います。
──弊社としても可能であれば食事で栄養バランスをとって欲しいと考えています。でも忙しかったりすると、食事に時間を使う余裕がありません。そんな時、食べないという選択をするのではなく、31種類の栄養素を豊富に含んだ『KOREDAKE』を利用してもらえれば嬉しいです。基本的に栄養素が多ければ多いほど味の調整が大変だと言われています。味や風味に個性があって、喧嘩してしまうんです。例えば鉄分は苦味が強く、ビタミンCは酸味が強い。苦味と酸味の相性はよくありません。それでも試行錯誤しながら、人工甘味料は使わないで何度も配合を調整したので、ぜひ味わってもらいたいですね。最後になりますが、不二製油はこれから、どんな「挑戦」をしていきますか。
河口:不二のミッションは「食の素材の可能性を追求し、食の歓びと健康に貢献します」です。具体的には「プラントベースドフード(植物性食品素材)で社会課題を解決する」というテーマで、食の開発に力を注いでいきます。油脂とたん白の技術力を強みに、限りある地球と人々のためソリューションとなるような食を提供していくことを皆が目指しています。特に大豆加工素材事業では、よりサステナブルな取り組みをすすめてきます。タンパクの含有量が多いものなどを開発することでより環境負荷を減らし美味しいものを提供してくことを目指しています。大豆タンパクの可能性を追求していきたいです。
─本日はありがとうございました。
『KOREDAKE』は、女性が1食に必要な31種類の栄養素をたっぷり配合した完全栄養プロテインです。
動物由来の原材料を含まない"100%プラントベース"で、大豆由来のタンパク質をはじめ、日々の食事で不足しがちな、たんぱく質・食物繊維・26種のビタミン&ミネラルなどの栄養素を配合。環境配慮のパッケージとスプーンへと改良し、サステナビリティを追求していきます。
心と身体の健康の先の自分らしさの実現をサポートする “ウェルネスプロテイン” として、安心安全な商品開発を追求し続けてまいります。
『KOREDAKE』WEBはこちら▶️ https://koredake.co.jp/