読書感想文「人生は運よりも実力よりも『勘違いさせる力』で決まっている」
「人生は運よりも実力よりも『勘違いさせる力』で決まっている」
ふろむだ
☆☆☆☆☆
「人生は運よりも実力よりも『勘違いさせる力』で決まっている」ということを証明する本
自分でも実力があっても評価や昇進にはつながらないこともあると思っていたが、「人生は運よりも実力よりも『勘違いさせる力』で決まっている」ということを断言してくれたというような印象。
話が展開していく中で、読者が疑問に思うことや矛盾に思うことを次々に解決していくので、非常にわかりやすく納得がいった。
多くの参考になる記述があったが、「正しさの底上げ」と「運の運用」が印象に残った。
「正しさの底上げ」はハロー効果により実績のある人の正しさが底上げされることだが、地位が高い人や学歴の高い人がなにか正しいことや成功をすると、凡人が同じことをするよりも過大評価されることは往々にしてあることだと感じた。評価する人が無意識のうちにも。
「運の運用」とは運によって得た成功を積み上げていくことだが、運を運用するという発想は新しかった。運は自分で起こすことはできないが、起きた運を自分のものにして、「正しさの底上げ」を引き起こすことは自分にとって特になると感じた。
自分が成功したのが自分の実力のためだという人がいるが、もう信じないことにて、心のどこかで蔑もう。
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