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彷徨うおっさん

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仕事以外での人生経験、生き方や思想について語ります。
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#言葉

彷徨うおっさん151 おっさん達をイライラさせる若手の言葉と態度(後編) 大事なのは本能の把握とマナーの定義

 前回は、最近おっさんが若い人からかけられた言葉と態度のうち、 「そ~!ですねぇ~…」 「なるほど~、はいはいはいはい、了解です、とにかく頷く」  について、思う所を述べた。  最終回の今回は、距離・トーン・テンションの他、現状どうやってこの手のお作法を定義して伝え、人間関係を円滑にしていったらよいか、ひとまずのおっさんの結論を述べて締めくくる。 <距離、トーン、テンション>  会話する時には相手と距離を取って欲しい。時々いるのだが、デスクに座っていると、本当にすぐ真横

彷徨うおっさん150 おっさん達をイライラさせる若手の言葉と態度(中編) 芝居がかった纏わりつく言葉と態度

 前回は、最近おっさんが若い人からかけられた言葉のうち、 「〇〇じゃないですか~?」 「えっと~」  について、思う所を述べた。  今回もその続きとして、今度は態度も含めたいくつかを紹介し、思う所を述べたい。 <そ~!ですねぇ~…>  質問をすると必ず接頭語で「そ〜!ですねぇ〜…」をつける若手は多い。  共感をアピールする一言が癖になってこれを連発するように思う。おっさんの知る新人の例で言えば、更に最初の「そ~!」の声量とトーンの高さで、如何にも考えている感をにじませ

彷徨うおっさん149 おっさん達をイライラさせる若手の言葉と態度(前編) お友達の距離感と子供の態度

 最近の若い人はと言いたくないのだが、歳をとると言いたくなってしまう。かつて自分が若い頃にきちんとできていたかと言うと怪しいし、野暮ったさを抑えて、一定水準の魅力や自信を放っていたかと言うとそうでもないのだが、やっぱり若い人の空回りや不足、無作法は、歳を取ると目につくものだ。  いきなり言い訳がましい事ばかり述べたが、こんなおっさんでも「今の若い人よ、できればもっと大人になってくれないかな。」と言わせてもらいたい。  今回は「イライラさせる言葉と態度」と題して、最近おっさ

彷徨うおっさん146 男のプライドという嘘理論(3/5) 「女は共感の生き物」とセットで使われる臭さ 

 前回までは、女性が、男をしばしば「プライドが高くて面倒くさい生き物」と感じている背景について、一つのアンケート結果を見て考察した。  そして、何やら大人として未熟な部分を指して「男のプライドの高さ」と言っているようであること、また結局、女性だって同じで、男女差以上に個人差の方がずっと大きいことを述べた。  また、きちんと積み重ねた人にとってのプライドは、脆くて面倒くさい内面の話だけを指しているのではなく、ぼんやりとした意味で、男女関係に結びつけて語られることに違和感や疑問が

彷徨うおっさん145 男のプライドという嘘理論(2/5) プライド云々以前に、誰だって大事に思う事があるだけ

 前回は、女性は、男をしばしば「プライドが高くて面倒くさい生き物」と感じているであろうことを https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000154.000032757.html  上記サイトのアンケート結果を元に考察し、女だって変わらない、ただ未熟な大人が嫌われている結果だろうというおっさんの見解を述べた(たった208サンプルで、マッチングアプリ経由の調査であることを差し引いても)。  今回はその続きとして「男のプライドのここが嫌い」「

彷徨うおっさん134 電話という感情労働(2/4) 電話窓口は欲求の吐口か

 前回は、マウント&仕事できますタイプの長電話について、おっさんの体験談を述べた。今回はその続きとして、マウント長電話の心理について、おっさんの思う所(分析)を述べたい。 <マウント長電話の心理>  仕事で不都合があれば、ルールを取り決める必要が生じるなどは、まあよくある。だが、電話では埒が明かないものだ。  話し手はボヤっとしたイメージを言葉でぶつけるしかなく、受け手は、話し手の言葉を理解する努力が必要になる。  返す言葉も相手を怒らせないようにと言葉を選び、かつ伝わ

彷徨うおっさん115 ネガティブキャンペーンに見る選挙分析(3/4) 確かな支持を持つ保守

 前回は、令和6年7月に実施された都知事選の、当時の候補者に対するネガティブキャンペーンが出そろった頃だろうということで、それらを踏まえながら、おっさんの見解として、1位、2位につづき、3位の蓮舫氏への周囲の批判と、おっさんが思う所を述べた。  今回はその続きとして、4位の田母神氏について、同様に述べたいと思う。 <田母神氏>  ① 過激とされる思想  ② 公職選挙法違反の過去  日本は侵略国家であったのかという、政府見解とは異なる論文を、自衛隊の幹部の立場で執筆して問

彷徨うおっさん26 妻への「誰のお金で生活できてると思ってるんだ」は絶対悪か?(4/4)言葉一つで家族崩壊は異常ではないか?

 前回は、夫を追い詰める妻の在り様と、「誰のお金で生活できてると思ってるんだ」の裏の本音について述べてきた。  最終回の今回は、妻側が理解していないと思われる夫側の気持ちと、こんな事で家庭を不幸にしないでほしい、もっと考えて欲しいというおっさんの願いを述べる。 <妻側の無理解と夫側の嘆き>  妻側からすれば、家族の幸せ、世間からの見られ方、乏しい条件の中の自身の生き甲斐の確保、友人知人のリアクションなど、色々と考えた上での要求でもあるだろう。それに妻の支えあってこその夫の

彷徨うおっさん2 未熟な宗教理解と依存(後編:信仰)

 一生懸命に生きているだけなのに、もがけばもがくほど、望まぬ経験をしてしまう。こんな風に生きたい、こうすれば解決するかもと、色々試しているうちに歳ばかり取る。大概の人はそうして一生を終えるのかもしれない。けれども、その歩みの全てを否定はしない。経験はすべて肥やしだ。自分にとってだけでなく、多くの人にもそうなり得るだろう。そのためにおっさんは今日も筆を執ることにする。  前回はおっさんなりに神仏をどう捉えているか説明した。因果関係によって成り立つ現実社会では、居る居ないの話や