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彷徨うおっさん

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仕事以外での人生経験、生き方や思想について語ります。
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#価値観

彷徨うおっさん164 キラキラした女子なんてもうやめちまえ(前編)

 再び兵庫県知事の件で、今度は公職選挙法違反が疑われている。どっちが悪いか正しいかは置いておいてこんな事ばかりだな。  それも選挙で広報活動をしたキラキラ系企業女子が収賄だとか買収だとかの可能性がどうとかいう話である。  疑惑の内容もやれやれだが、再び懲りずに個人の人格否定になっている報道やネットの書き込みが目立つ。  何が真実でどっちが悪いにせよ、今後再選挙になろうとなるまいと、何人他人を不幸にして、どれだけ世間を騒がせ、政治を止めたら気が済むのか。そして本当に政治に関わ

彷徨うおっさん147 男のプライドという嘘理論(4/5) 男のプライドに対する決めつけが生んだ歪

 前々回までで、現状なぜこうも「男はプライドの生き物」と、ややもすると単純解釈されるのか。  本来大して変わらない生き物同士が、互いの未熟な点を論(あげつら)って、双方で攻撃しあう背景には、本質的にいくつかの社会的要因が絡んでいると思う。  というおっさんの私見を述べ、以下のとおり、それらを列挙した。 ① 働かなくてもいいと考える女性の存在 ② 異様にプライドの高い一部の中高年男性 ③ そこに反発してきた不機嫌な中高年女性 ④ 古い価値観のままでの思想の衝突と権力争い こ

彷徨うおっさん79 気にするな、受け流せ? それは色々と無理があるでしょう(2/4) 受け流す技術なんて本当は存在しない

 前回は、「気にするな、受け流せ」という言葉について、おっさんが実際にそういわれた瞬間を体験談として述べた。  今回は、その体験談の分析を述べたい。 <受け流し方とは何なのか?あえて分析すると。。。>  多くの古い世代の人達は、そもそも、組織人であれば、組織や上司の誤りや理不尽など、気にするなんてもってのほかぐらいの思考回路のように思う。  就職氷河期前の世代であれば、おそらく我慢すれば定年まで勤めあげることができたので、逆らわず上に従う事こそが正しさとして優先される価

彷徨うおっさん73 移ろいゆく幸福観(3/6) 抽象化する生き甲斐の概念

 前回は、資本主義経済で右肩上がりの時代を生き、そうした企業運営を是として邁進してきた世代について、おっさんが思うその傾向を、有名な法話の言葉に例えつつ述べてきた。  今回はシリーズ冒頭で述べた、幸福感の変遷の②番目、生きがいとなる価値観が、具体的なものから抽象的なものへと変化しているかもしれないという話について述べていきたい。 ② やりたいことという具体性の追求 ではなく 自由や個性と言ったもっと抽象的なものの追及 に変わった? <具体的にやりたいことなどないのに>

彷徨うおっさん72 移ろいゆく幸福観(2/6) 例えば水の中にいて渇を叫けぶが如しなり

 前回は、物質的豊かさによる幸福の追求は限界を迎えているかもしれないと仮定し、おっさんが最初に就職した会社での、社長や幹部たちの欲望丸出しの演説や態度、平社員の不当利用というあさましい有様を紹介した。  また、それでも企業運営にはこうした欲望が欠かせないことも述べた。  今回はその続きとして、資本主義経済で右肩上がりの時代を生き、そうした企業運営を是として邁進してきた世代について、おっさんが思う傾向を、有名な法話の言葉に例えつつ述べていきたい。 <あらゆる場所が経済戦争に

彷徨うおっさん55 分断する男女(5/7) 結婚=幸せ を崩壊させた恋愛至上主義時代 そして若い世代は潔癖になっていく

 前回までは、2020年代における、所謂婚活市場の女余りぶりや、その背景について述べた。今回は、その続きとして、古い世代の女性の今では信じられないような思考回路を紹介し、その害悪について述べる。  また、今現在青年にあたる世代について、恋愛至上主義時代における恋愛観の先鋭化の影響と、恋愛も含めて人間関係の捉え方が潔癖化している有り様について、おっさんが見た極端なその様を述べる。 <結婚=幸せ とは単純にいかなくなった それは古い世代の女性による価値観のせいかもしれない>