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ほぼネタバレなし・映画『ザ・クリエイター/創造者』見てきた。

いつも通り、事前情報ほぼなし。映画の予告も映画館で一度見ただけ?

なんとなく映画なにか見たいなあと思っていて、うちの近くの映画館でレイトショーで見られるもの探して、ピン!ときたから、これにした。

見応えあった。

事前情報仕入れていればもう少し内容も理解できたかもしれないが、もう一度見たいなあとちょっと思っている。

内容は、ツッコミどころは満載なれど、それらを吹き飛ばす映像と音楽の迫力。

そして、子役にはやっぱりやられる。

いつ少女が出てくるんだ(これは事前情報)、これは少年じゃないか少女なのか?と映画見ながらそれなりの時間思っていた。

ツッコミどころに触れつつ、感じたことをつらつら書き連ねる。

ノマド、一時期よく聞いた単語だな、なんだったっけ…あ、遊牧民だと気づいたのはもう映画も終盤だったか。「遊牧民」と縦書きで右端の方に出た瞬間もあったが、そのときはまだ気づいていなかった。

で、そのノマド、1兆ドルで5年だか10年かけて開発したもの。イマドキ(2065年くらいが舞台だったか)そこまですごい兵器と思えなかったのだが。スパイ衛星とかでふつうに壊せそうな感じがする。

そして、青いレーザー照射。映画の演出のためだよなと何度も見ながら自分に言い聞かせた。スターウォーズで宇宙空間を音が伝わるのと同じ。

戦争について、アメリカの一方的な横暴さがよく強調されていて、うーん、なるほどなと思った。

西側諸国はAI禁止という極端さも、アメリカ発のいろんな運動の、多様性を蹂躙するそれらのその一つの象徴のようだった。

映画なのでストーリーを単純にするため、勧善懲悪的にするため、そうなるよなあ。

AIをダシにしつつ、実は反戦映画なのか?とも思う。

「ニューアジア」という謎の地域、国?の農村部は(少なくとも私の中では)ベトナムのイメージだし。

でも、書き言葉が日本語なんだよねえ。漢字があちこちに出ている。

都会の描写、背景、あれは新宿?というようなところも。「龍角散」ではなく「龍角閃」とか何とかの看板も見えたなあ。

そして、宗教はラマ教だよな、あれ。ラマ教はチベットの方ではなかったか?

海から山へ、どんだけ移動したんだ?

なんか好き放題、あれこれぶっこんできたな、この物量作戦的なところがやっぱりアメリカだと可笑しくなってしまうところ。だから好き💛

人種のバランスとるところもハリウッド映画。

ときどき字幕に英語が出てきて、え?なんで?と最初は意味が分からなかった(笑)。

AIが日本語しゃべってた。

しばらくして、あれ、この人見たことある。

そして、ある角度で、あ、ラストサムライ!?

やっぱりこれは、やっぱりこれは、この人は…独眼竜正宗!って俺の中ではそのイメージの…渡辺謙でしょ!

事前情報ないとこういう楽しみがあるのだ!

妻を愛してるんだ!」って、(おそらくほとんどの)日本人はそこまで言わないし、はたしてそこまで思っている人どれくらいいるんだろうと思う。

アメリカでもどうなんだろうって、めちゃくちゃ気になってる。これ、映画を見る女性がそこまで言ってほしいっていう願望なんじゃないかと、うがった見方をしてしまう。

口先では間違いなく、日本人と違って言うのでしょう。でも、本当のところで、みんなそんなに妻を愛してます?

離婚、多くね?って思っちゃう。

何か他の映画を見たときもそれは思ったな。どの作品か思い出せないんだけど、この1年以内は間違いない。

最後、どうしても書いておきたいことあるが、微妙にネタバレになるかもなので、このあと、空行いっぱい入れておく。

まだ見てなくてネタバレいやだけど、ここまで読んだ人は、またお会いしましょう。


























映画の予告ではAIが完全に悪者のようだけど、実はAIは心優しいというところが終盤では随所に描かれる。

見終わってしばらくたってから思ったんだ。

これ、手塚治虫の『鉄腕アトム』の影響受けてない?って。

心やさし ラララ 科学の子

われわれAIは彼女を殺すようにできていない。そんなところもね。

ノマドの標的になったAIポリスが、着弾直前に人間の近くに迫ったところを反転して遠ざかってから死ぬ爆発するシーン、あれはちょっとグッと来たなあ。



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