お金で解決できることはすべてお金で解決する。
こんな当たり前のことをね、わざわざ自分に言い聞かせないと、ダメなんだよ、俺。
もうここまでの人生、本当にケチケチでやってきた。
だから固定記事もわざわざこんなのにしている(いずれ固定記事は こんとんのnoteの目次的なページにする予定)。
「お金なんてあっという間になくなっちゃうから、今のうちに貯金しておきなさい」
小さいころから母親にそう言われてきて、お年玉から何からみんな貯金してきた。
お兄ちゃんだから我慢しなさいと弟とケンカしては言われて、あわせて我慢強くなっていったと思う。
だからほしいものがあっても我慢したし、そのうちほしいものもなくなっていった。
念のために断っておくが、今さら親のせいにするつもりはさらさらない。
ただ、そういう背景があったよなあと自己分析して思う。
小5くらいからかな、切手を集め始めたので、その頃はお金かかったけど、全部小遣いの範囲内だったし、当時1万円した日本で一番大きい記念切手の見返り美人は欲しくて、小6のときの誕生日プレゼントに懇願したけど、結局それは叶わなかった。どうしても欲しかったのって、小学校高学年になってからは、それくらいだなあ。
中学生以降、心からこれほしいと思ったものは、たぶんない。
あ、中高大と進むにつれて、彼女は切実に欲しくなっていったけど。直接お金で買うものじゃないよね(後述)。
いつの間にかお金は必要なときに使うというよりも、いかにお金を使わないか、いかにお金を使わずに楽しむかにすり替わっていく。そして、自分はお金を使わなくても人生を存分に楽しめる人間だと強固なセルフイメージが形成されていった。
お金を減らさない一方で、貯金で増やすのは楽しみだった。
趣味、貯金。
私が小学生の頃は、信用金庫の定期預金で金利が7%くらいあったと記憶している。あくまで記憶なので事実とは異なるかもしれないが。まあとにかくはっきり言えるのは、金利は、文字通り今とはケタ違いだったよ。
国債について聞いたのも小学校高学年の頃だったか。いいなあと思ったが、それは思っただけで終わった。こどものころの10年先は、永遠に近いからね。
その後、日本はバブル経済に突入する。
私も大学2年で初めて株を買った。その後数年でバブルははじけ、いまだにそのときに買った株は塩漬けである(配当の合計を考えるとマイナスの株価分のお金はすでに懐に入っているはずであるが)。
今の会社に入ってからは、全然お金使わないので、自宅だったし、1ヶ月で10万円くらい日興証券のMMFに入れていた。が、そのうち吹っ飛んで(土曜の早朝に電話かかってきた)、数十万くらい損をした。
一方で会社の持ち株会には入社以来入っていて、ずうっと最大口数を購入してきて(ただし今は最低の1口にしている)、これがとんでもないことになっている。
どれくらいかというと今住んでいる庭付き一戸建ての4LDKの家がキャッシュで買えるくらい(ただし税引き前での資産で試算)。
いわゆる老後の二千万円問題を軽くクリアーしている。
お金のためにはもう働く必要ないはずなんだ。なんで仕事するかは別の機会に譲るとして、お金有効活用しないといけないんじゃないか、人生、めちゃくちゃ後悔するんじゃないかと、実は焦り始めてる。
それでも習慣ってなかなか抜けなくて、いまだにランチをあと100円高いのにするかどうか真剣に悩む。
昨年までは1回のランチ平均で700円以内だなあと漠然と計算していたが、さすがに物価が上がってきたので、今年から800円へ上方修正した。が、これとて、100円/日×30日=3000円で、給料のベースアップより低い額。
もっと本当に食べたいもの食べようぜ、俺、って何度自分に言い聞かせているか。
がんばらないとお金使えないんだよ。
ちなみに酒タバコギャンブルは一切やらないし(だって損だもん!)、車もない(だってお金かかるもん!)。
今時の若者をはるかに先取りしていると自負していたこともあったなあ。
今は、若者よ、お金を使え!と思っている。
というわけで、つづきは、若者にとってはおそらく一番切実な問題について扱っていく。