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あなたが守りたいその「”人として”大切にしたいこと」は、絶対大切にしていい。

人によって挨拶をしないおばさん。
聞こえるように文句を言うおばさん。
いつも誰かの悪口を言っているおばさん。
依頼をするとため息をついてくるおばさん。
気分によって甘い声で話しかけてくるおばさん。

思い出すだけで、泣きたくなるくらい苦手な人がいた。あの人のせいで多くの人が辞めた。

わたしも、その人から存分に不快な気持ちを頂戴し、いっとき骨のように痩せていたことがある。(いまは着実に増加傾向)

その人は役職もあった。
その人しかできない仕事もあった。

その人しかできない仕事というか、在籍期間が長いのと、その人が周りを辞めさせるのと、その人が仕事を囲い込んでいただけなんだけど。

だから部長は、その人の失礼な態度を黙認した。

「Aさんがこんな仕打ちを受けています、いじめです」
「この人の態度でみんな仕事がしづらいです」
「これじゃまた人が辞めますよ」

とわたしが面談でいくら言っても「そうは言ってもさ、いいところもあるじゃん?」といなされる。

ここでのガックリポイントは2つ
①だからって許していいことじゃないと思っていた。
②わたしだって、いいところはあると知った上で言っている。わたしがそんなこともわからず言っていると思われている、というのも悲しかった。

仕事ができたら、挨拶はしなくていいんですか?
人によって態度を変えてもいいんですか?
そういう人に役職があると、役職ってなんだって思います。
というか、いいところはあると分かった上で、
それを差し引いてもどうかと思うから言ってるのに、
人として、の部分をわたしは大切にしたいです。

と、しつこく部長に訴えた。ダルがられた。

先輩に「どうしたら変わりますかね?!」と相談したが「言い続けたら、このつきの評価が下がるだけだよ」と言われた。真理だとおもったし、こちらのHPもギリギリだった。

職場の人に、人として親切にすること
人として気持ち良い挨拶をすること
人として平等に接すること

それを無視した役職者がいるということは、その態度を容認している気がして、こんな組織をいやだとおもっていた。

そしてわたしが組織を作る日には、ぜったいに「人として」の部分を大切にするぞと、つよく思っていた。


でもどこからか「それじゃ甘いよ」って声が聞こえてきそうで、不安な気持ちもあった。

でもでもやっぱり、間違っていなかったんだ!!

例えば誰かがオフィスで怒鳴るなど無礼な態度をとったとします。
すると、その悪影響は3つ上のフロアにも伝染すると言われています。

まんがでわかる Think CIVILITY「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である

なかなか表には現れにくいですが、売上の損失も、無礼な人間が企業に与える損害としては大きいと言うことです。

まんがでわかる Think CIVILITY「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である

アメリカ心理学会の試算によると、職場のストレスによってアメリカ経済にかかるコストは1年に5000億ドルにのぼると言います。

仕事上のストレスが原因で毎年5500億日もの就業日が失われ、職場で発生する事故の60〜80パーセントはストレスが原因なのです。

まんがでわかる Think CIVILITY「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である

当時のわたしに言ってあげたい。
「誰にも分かってもらえなかったとしても、信じていい選択だよ」と。

そしてもし、「仕事ができないから」「役職がないから」とハードの部分で引け目を感じている人がいるのなら。「いい人」であることで悩んでいるのなら。

あなたのそのきれいな心が、一番必要なことだと思う。

タイトルに「生存戦略」とあるように、どう対応したらいいかもちゃんと書かれているから、興味があったら読んでみて。

漫画ですぐ読めるし、背中を押されるはず。

読了。

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