【腸腰筋】筋力よりも機能を高めよう!【インナーマッスル】
動画の方はペースを守って配信していましたが
記事は久しぶりになります
(サボりです)
というわけで、久しぶりの記事のテーマは
【インナーマッスル】
について書こうかと思います
✅インナーマッスルって何??
そもそもですがここからいきましょう
というのも聞き慣れてきた言葉ゆえに
サラッと流してしまったり意外と誤解を
招いている事もあるかと思うので
まず
《inner muscle 》とはその名の通り
《深層筋》とも呼ばれます
それに対して
《outer muscle》は
《表層筋》と呼ばれます
そして上記の表現が誤解を生みやすいんですが
実は僕たちのカラダの筋肉は
正確にあるいは明確に
《深層筋》と《表層筋》に
分かれているわけではありません
更に言いますと
《深層筋》と《表層筋》で
役割や機能がガラッと
変わるわけでもありません
例えば上段の画像の腹横筋は
下部では表層筋の腹直筋よりも
表層に出てきますし
下段の腸腰筋も鼠蹊部あたりでは
かなり表層に出てきます
なので本当に正確に
インナーマッスルっていうのを定義するなら
『“特定の場所・部位”で筋肉が階層状に存在する場合、より体表に近い筋肉を表層筋、より体内に近い筋肉を深層筋と解剖学上、わかりやすく区分したもの』って定義する方が良いかな、って思います
要は人体にメス入れて掻っ捌いた時に
筋肉が層になっていて順番が
ごちゃごちゃになると厄介だから
その場所ではこれが表層だった
これが深層だったってそういうくらいの
分類しかしてなかったもの
って思うといいかもしれないです
なので他の場所では順番が
逆になったりする事もありますし
ましてやその筋肉の役割や機能までを
考慮して分類したものじゃない
って事ですね
✅インナーマッスルの働きって?
でも巷ではインナーマッスルは
姿勢とか動作する時にも
すっごく大切!って言われてるジャマイカ!
ってなりますよね
えーと、怒られねぇかなぁ…
『たまたま』です
あるいは今となってはもう
『恣意的に』そう思わされてます
筋肉なんてインナー・アウター関係なく
全部大切なんですよ
っていうか前述したように
インナー・アウターの定義って
あんなもんなんですよ
本来はインナーマッスルはこんな機能
アウターマッスルはこんな機能って
分けられるものでもないんです
別に姿勢にはあまり関係してない
インナーマッスルもあれば
姿勢に大きく関わっている
アウターマッスルもあるんです
『たまたま』脚光を浴びたのが
インナーマッスルってところに
区分された筋肉が多かった
(そう見えるようにしたのかもしれない)
って事ですね
なので
・姿勢を保持する
・動作を安定させる
・エネルギー(力)を伝達させる
こういう機能はカラダにとって
とても大切でそれは間違いないです
ただ、それはインナーマッスルだけが持つ
機能や役割ではないので
そういう機能や役割を持つ筋肉なら
インナーだろうがアウターだろうが
良い状態にしてあげた方がいい
って事ですね
✅機能・役割・特性で分類する
じゃあ今までの話しで考えていくと
インナーかアウターか
ってのが大切なんじゃなくて
何か違う分類で考えることはできないかな?
って事が大切になってきます
つまり、浅深・大小・長短じゃなくて
その筋肉が持っている
機能・役割・特性を見ていってそこに
共通項や類似性はないかな?
それで分類することはできないかな?
って事ですね
実は海外では
そういう分類の仕方が主流
とまではいかなくてもかなり
盛んに行われていますし
日本でも動作や機能を重視した
トレーナーはそういう見方で
分類してメニュー作成をする人が多いです
代表的なのはこんな感じ
ヤンダアプローチで有名なヤンダさんは
【緊張筋】
緊張して硬くなりやすくて
そのせいで機能や役割を果たせなく
なりやすい筋肉
【相動筋】
刺激不足などで弱くなりやすくて
そのせいで機能や役割を果たせなく
なりやすい筋肉
こういう分類をしています
マーキングしているように
同じ深層筋、インナーマッスルとして
分類される腸腰筋と腹横筋ですが
ヤンダさんの分類では
腸腰筋は【緊張筋】
緊張して硬くなりやすい筋肉
腹横筋は【相動筋】
刺激不足などで弱くなりやすい筋肉
という見方で区別をしています
他にも
『安定と可動』
主に可動(関節を動かす)の役割を
担う事が多い筋肉と
主に安定(関節を動かさない)の役割を
担う事が多い筋肉
こういう機能や役割で分類されたり
する事もありますし
『リズムやタイミング』
他の筋肉と協調して動く時に
タイミングが速く先に収縮してしまう事で
協調を崩しやすい筋肉と
タイミングが遅くなってしまう事で
協調を崩しやすい筋肉
みたいな分類だってできたりします
個人的にはインナー・アウター
で分類するよりも
機能・役割・特性などで
分類する方が好きです
✅目標やイメージがしやすくなる
例えばヤンダさんの
緊張筋・相動筋の分類なら
ざっくり言えば
硬くなりやすい緊張筋は
ストレッチとかで柔らかくしてあげたら
良いですし
弱くなりやすい相動筋は
トレーニングで強くしてあげたら
良いってな感じで
やるべき事がわかりやすくなります
安定と可動とか
タイミングの速い・遅いも
同じですよね
やるべき事やイメージがしやすくなります
今回の腸腰筋の動画では
実践編ではまずは
腸腰筋を伸ばすところからスタートしますが
ヤンダさん分類では
腸腰筋は緊張筋に分類されるから
ってな感じですね
ちなみにそれ以外にも
安定・可動とリズム・タイミング
の要素も詰め込んでるので
ちょっと今までとは違う
腸腰筋の使い方やトレーニングを
楽しんでみてくださいな
大阪市 谷町四丁目
パーソナルトレーニングジム
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?