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#わたしを作った児童文学5冊?!

こんにちは!
此島このもです。

先日Twitterで「わたしを作った児童文学5冊」というハッシュタグが流行っていたんですね!? 知らなかった…。

私は手の届く範囲の児童文学を片っ端からゴクゴク飲み干して成長したので、これは書くべき! いやべきとかじゃなくてこの情熱を書き!!! たい!!!!

ということで大好きな児童文学5冊について書いていきます🥰


①大どろぼうホッツェンプロッツ

『大どろぼうホッツェンプロッツ』はドイツの作家プロイスラーの作品です。

この本はストーリーの作りが見事なんですよ。
深い意図はないと思っていた主人公の行動があとから想像もしなかった意味で重要になってくるとか、敵キャラが勝利を確信して行った行動があとから敵キャラの首をしめるとか、ピンチからの逆転がものすごくあざやかで心の中で拍手喝采が止まらないです。

特に121頁から136頁は「うおおおお! あの時のあれがここで効いてくるのかーー!!!」と踊り出さんばかりに興奮しながら本に顔を埋めて時間を忘れられます。

幼少期の私はこんなにストーリーラインが見事な本を読んだのは初めてで、そりゃもう引き込まれましたね…。出会ってからずっと好きな一冊です。だから実家から持ち出して今の家にも連れてきているのです。

あとプロイスラーは『小さい魔女』も面白くておすすめですよ!

どっちも気持ちよくスカッとする本です。


② かしこいポリーとまぬけなおおかみ

次に紹介するのは『かしこいポリーとまぬけなおおかみ』です。

これもね〜読後感が気持ちいい本ですねーーーーー。

子供がおおかみに狙われる童話ってたくさんあるじゃないですか。
赤ずきん、3匹のこぶた、7匹のこやぎ…

でもこの本は他の本とは違ってストーリーがすごく新鮮だったんですよね。
狙われる立場のはずの女の子がおおかみを助け出そうとあの手この手を使う話さえあるんです。新鮮〜〜!

おおかみに狙われる女の子ポリーがとにかくかしこく、絶対に食べられないことがわかっているので怖がりの子供(幼少期の私)でも安心して読めました。

次はどんな方法でおおかみを出し抜くのかな? とわくわくページをめくった記憶があります。

ポリーの度胸とかしこさは私の憧れでした。


②空をとんだQネズミ

『空をとんだQネズミ』はネズミが夢を叶える本です。

どん底状態のネズミがなんとか生きのび、努力の結果仲間も見つかって夢の実現が見えてきて、喜んだのも束の間、状況が変わってしまい夢を諦めるしかないのか…? と迷い、それでも最終的には夢を叶えます。

この本は、なんというか、リアルだな〜と感じるんです。

ネズミを擬人化してはいますが、主人公が生きているのはネズミが人間のように暮らす社会ではありません。ネズミの居場所は屋根裏や床下。
人間社会に生きるネズミの過酷な生活を書いているんですね。食べ物を手に入れる大変さ、天敵に狙われる恐ろしさ、12章あるうちの半分近くがつらい章です。

そんなつらい境遇を生き抜く主人公だからこそ最終的に夢を叶える流れに説得力が生まれるのだと思います。実際実現不可能な夢なのですけれどもね。

でも、実現不可能な夢が叶う瞬間って素晴らしいですよね。だからこの一冊に強烈にひきつけられます。


③マチルダは小さな大天才

『マチルダは小さな大天才』はイギリスの超有名児童文学作家ロアルド・ダールの本です。幼少期の私はそんなことは露知らず読み始めたわけですが、実際超々々々面白かった。

かしこい子供が意地悪な大人をやっつける話が嫌いな子供っていますかね?!
これはそんな話です。

それから、この本の素敵ポイントは他にもあります。それは主人公マチルダが最後に手に入れるものです。

素敵なものを手に入れる話ってどうしてこんなに魅力的なんでしょうね!


④リンドグレーン作品

リンドグレーンはスウェーデンの作家です。

例えば『長くつ下のピッピ』『はるかな国の兄弟』『わたしたちの島で』『やかまし村の子どもたち』『ミオよ、わたしのミオ』など、リンドグレーン作品は名作揃いです。

幼少期の私は『長くつ下のピッピ』ではピッピの万能感や明るい性格に惹かれ、『はるかな国の兄弟』では素晴らしい世界と冒険に心を躍らせ、『わたしたちの島で』では愉快な生活に空想の翼をはためかせました。

特に惹かれたのは『長くつ下のピッピ』です。
ピッピは力も強く口が達者で、大人相手にも自分を通すんですよね。そこがたまらなくかっこよく見えました。


⑤穴

最後に紹介する本は『穴』です。

上で紹介してきた本と異なり、この本だけは出会いが高校生の頃でしたが、この本は登場人物は誰も死なない※し一冊で終わるしハリーポッターシリーズとかよりも子供に向いていると思います(脱線しますがハリーポッターシリーズって話が進むにつれて鬱展開が増えて子供が読むのはちょっとつらくないですか。私はシリーズ全体を通して見ると大人むきだと思います)。
※現代に生きてる人は誰も死にません

この本も筋書きが見事でとても面白いです。作品に登場するいろんなことが思いもよらないところで繋がって問題解決のきっかけになります。

これも最後はスカッとする気持ちのいい本ですよ!



ということで、5冊(どころじゃない)を紹介してみ…たんですけど…


せっかく汚い手(②が二つあることにお気づきでしょうか笑)を使っていっぱい紹介したのにやっぱりもっと紹介したい…しぼるなんて無理…😭😭😭😭

ということで今後も好きな児童文学を紹介していくと思います🕺よろしくお願いしまーーす!🕺🕺🕺🕺

↓つづきです☺️


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