#7 転職と宿命
「転職と宿命」
昨日、こんな動画を見ました。
私が関心を持ったテーマは偶然と必然だ。
私達は自分で人生の道筋を選んでいるのか?
それとも知らず知らずのうちに見えざる力によって、然るべき運命を辿るように動かされているのか?
動画内では、昭和のホームラン王落合博満氏のエピソードが紹介されている。
落合氏は元々ボウリングのプロを目指していた。しかし、その試験会場に向かう途中で交通違反で捕まってしまい、試験を受けることが出来なかったのだそうだ。
ひょんなことからプロ野球選手への道が開かれ、そしてホームラン王のあの落合博満となったのだそうだ。
もちろん、その過程で本人の凄まじい努力があったのだろうが、交通違反による進路の変更は、まるで見えざる力が落合氏をホームラン王に導いたかのようでもある。
皆さんも、程度の差こそあれ似たような経験をしたことがあるのではないだろうか?
私はある。
今、自分が置かれている状況は自分が選んだものなのか?
それとも選ばされたものなのか?
ヨガ哲学の本を読んでいた時に、こんな言葉があった。
「必要なことは、必要な時にもたらされる」
私はこの言葉を目にすると安心する。
もちろん、自分ができ得る限りの最善は尽くすが、創造主は私達の手の届かないところで運命を導いて下さっているから、私達はそのまま安心して生きていれば良いと思えるからだ。
最も、創造主は時に気まぐれだが…
さて、創造主は転職については私の宿命をどのように定めているのだろうか?
数年前から収入の不安や社会経験の未熟さという引け目から、私も転職をしなければと考えていたのだが、一向にその気にならない。
こんなことではいかん!と自分を奮い立たせるべきなのか、それとも必要にせまらていないのだから現状維持で良いのか。
現状、私は主に二つの仕事を行き来している。メインのJTCでの接客業とサブの芸能事務所の演技コーチの仕事。
私にとっては、この二つの仕事を行き来する環境が心地よく、組織への関わり方もどっぷり浸かるという感じではないのが、自分に合っている。
メインの仕事の方の上司も私の都合を優先的に融通してくれるし、演技コーチの仕事の方も芸能を志す若者がいてくれることと、汎用性の乏しい私の能力を重宝して下さる事務所の方針のおかげで、現状のような働き方が可能となっている。
ただ、老後のことも考えなければならないし、平均的な40代男の収入としては低収入なので、家族には申し訳ないと思っている。
なので、今の働き方はベターではあるがベストではない。
理解ある上司もあと数年で定年だし、演技コーチの仕事もいつまであるか分からない。
私にとってはその時が転職が宿命づけられている時なのだろうか。
転職にお悩みの方は、私にのように運を天にまかせるのもありかもしれませんよ。
最後までお読み頂きありがとうございました。