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婚活女子に読んでほしい「傲慢と善良」


突然ですが、婚活について真面目に考えたことありますか?

私はというと、自分のやりたいことをやることに夢中で、
気づいたら婚期を逃していたタイプなので、婚活なんてしたいと思ったこともなければ、今後するのも億劫なくらいなのです。

いつかは誰かと結婚するのかなーとは思ってはますが、
結婚するために結婚してもなぁ。。。もにょもにょ。。。という感じです。

こう言うと人によって反応は様々。

「それって結婚できない言い訳でしょ?本当は結婚したいくせにぃ~」
といじられたり。。。

「そもそも彼氏を欲してない時点で結婚は無理だから、結婚したいなら真面目に考えた方がいいよ」
と真面目に相談に乗ろうとしてくれたり。

「結婚しようと思えはすぐにできるよ!ちょっとだけ頑張ってみなよ!」
と励まされたり。(ありがとう笑)

でも本当にそうなんです。
気づいたら婚期を逃していたんです(涙)
そして、焦っていもいないんです。。。
(これもまた言い訳がましく聞こえるのかな笑)


なんで突然婚活の話をしたかというと。
私が思うに、この本は究極の婚活本だと思うからです。

究極の婚活本「傲慢と善良」

最初にこの本を手に取った理由は、単純にタイトルが、ジェーンオースティンの「高慢と偏見」に似ていたからです。
究極の恋愛小説とか、恋愛小説の名作といわれており、キーラ・ナイトレイさんとコリン・ファースさんが主演で映画化もされております。

ちなみに、「高慢と偏見とゾンビ」というなかなかにファンキーな作品もありますがそれについてはまた後日。。。

「傲慢と善良」もてっきり恋愛小説かと思っていたのですが、意外にもミステリー?サスペンス?テイストで先が気になってしょうがない!
辻村 深月さんの作品を読むのはこれが初めてだったのですが、ほかの作品も読みたいと思いました。

読者をぐいぐいと物語に引き込んでいく構成。
丁寧な感情表現。
登場人物たちのいる状況が映像としてありありと思い描けます。

そしていよいよ本書を読了、、、というか読んでいる最中からね、、、もうね、、、心にね、、、矢がね、、、刺さりましたよ。。。グサグサと!!!
これでもか!!って程に思い当たる点がありすぎてえぐられました。

婚活や恋愛についてろくに考えたことがない私でも刺さりました。

というか、婚活に関係なく、
よく「ピンとくる」って言葉、つかわれますよね?

なんでその人と付き合ったの?と聞くと
「なんかピンと来たから」といわれると妙に納得してしまう。

なんで彼氏つくらないの?と聞いて
「ピンとくる人がいない」といわれるもまたこれも納得。

「ピンとくる」というのはなにか野性的な、感覚的なものだと思いたのです。この本を読むまでは!!!

あなたのその「ピンとこない」「ピンとくる」の理由がこの本を読むことでわかります。

婚活している方。
婚活をあきらめかけている方。
これから婚活をする方。
そして私のように「もう恋愛なんて」なんて思っているあなたも。
ぜひこの本をご一読ください。

「人と惹かれあう」「人と愛し合う」ということがどういうことなのか。
その答えの一つになるかもしれません。

4月中にこの本を読んでおけば、今年度の恋愛はうまくいくことまちがいなしです!!!


最後に

とまぁ、恋愛本だのなんだの書きましたが、この本から最終的に伝わってきたことは、「傲慢と善良」の先にある「人間関係とはどう形成されるのか、維持されるのか」ということでした。

恋愛も結婚も結局は人間関係の一種です。人間関係の先に愛や恋や友情があるのです。「傲慢」さも「善良」さも結局は人間が持つサガです。

そことどう折り合いをつけながら自分の世界、自分の人間関係を構築していくのか。

登場人物たちの選択を是非とも見届けてみてください。


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紺野いつき
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