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生演奏の仕事〜強風の代官山編〜

僕らの生演奏の仕事は渋谷区代官山が拠点なんです。何故なら僕らのフルート/ギター教室は祐天寺にあり、代官山は徒歩圏内なので、以前から商店会の方々や地元の有志会の皆様ともお付き合いさせて頂いているからです。

コロナ禍前の全盛期には代官山エリアだけで10か所以上で演奏しておりました。

しかし、そんなホームグラウンド代官山も再開発やコロナ禍等の影響で今現在、生演奏場所はゼロとなってしまいました。

ですが、今回は代官山の名所の一つTサイトでの路上生演奏のお話しをしたいと思います。

代官山では毎年フェット・ド・ラ・ミュージックというイベントを行っていて、僕らにもお声を掛けて頂きました。

この日はとても良い天気。
お客様も沢山いらしていました。

しかしこの日は風がとても強くて強くて、外で演奏するには色々と問題がありました。

そもそも風が強いと音がどっかに飛んで行っちゃうのです。例えば右から左に強風が吹いていたら、正面にお客様が居ても音は届き難いです。なので野外だと風ってなかなかの強敵なんですけど。

この日は他にも問題がありました。
楽譜がめくれちゃうなんてのは、良くある事で、そうなってもなんとか適当に誤魔化しちゃうんですが、この日の風は譜面台ごと倒してしまう程でした。

この危機をどうやって凌ぐか?
演奏しながら考えた結果、出した答えは譜面台を両足で挟むというものでした。

でもそうすると譜面が近過ぎてとても見づらい。しかしそんな事を言っている状況ではない。流石に演奏中に譜面台ごと倒れて楽譜もろとも飛ばされてしまうのはあまりにカッコ悪い。

譜面台を足で挟んでいるのも格好良くはないですが、まだマシです。この手法でなんとか事なきを得たのですが、やっぱり暗譜しておきなさいという教訓ですよねこれは。

生演奏…色々とハプニングがあるものです。


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城南画報
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