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旅先でできる趣味を見つけた。世界はワントーン明るくなった。

趣味がある人には、「熱中できることがある」「続けてきたことがある」というのは、ごく自然なことなのかもしれない。

わたしはというと今まで、たいして「趣味」と呼べるものがなかった。

しいて言うなら、居酒屋で友達とくだらない話を無限ループする生産性のなさげな時間なら、趣味と言って良いほどには繰り返してきたけれども。(これは尊い時間と呼ぶ)

だから、「これがだいすき!」と言える趣味を持っている人を見るたびに、どこか「うらやましいな」と思う自分がいた。

そんなわたしが最近出会った趣味は、「ヨガ」。


「ヨガをする自分が好き、っていうタイプの人間は嫌いなんだよね」なんて思っている人がいたとしたら、もうちょっとだけ付き合ってくださいな。

ヨガのイメージは良くなかったけれども

「ヨガ」って言うと、

「ナマステって言うやつでしょ」
「意識高い系がするやつね〜」
「ビーガンな自分にうぬぼれてるアレね」

なんてイメージがある人もいるんじゃないかな。
少なくともわたし自身は、そんなイメージを持っていた張本人だったわけだけど。


そんなわたしがヨガを始めたきっかけは、身体がバキバキだったこと。
パソコンワークで一歩も外に出ない日が続くなか、ふと老後が不安になってん。

ディズニーランドに遊びに行けば、夕方には疲れ果て翌日はベッドから動けないほどに疲弊する20代の自分が、このまま生活を続けたら…さすがに想像したくなくなったんだよね。


かといって、運動のために外出するのは面倒すぎるし、汗をかくスポーツもその後のシャワーがだるい。


根本的に面倒くさがりで引きこもり気質のわたしが、わざわざ好きでもない運動をしに外出することのハードルは、高すぎるというかむしろ論外だった。


そこで、

「ヨガならマット一枚あれば、家でできるのでは…?」

と、まぁまぁだらしない理由で目をつけたという感じです。

でもね。

ヨガを始めてから得たものは、体力だけではなかったんだなぁ。

ヨガは世界で愛される共通言語なのでは。


「ヨガの本当の目的は、本物の変わらない幸せになることなんです!」とか言い始めたら、ちょっとスピの勧誘っぽくなるのでやめておきますけれども。


もっと物理的なところで言うと、まじでリラックスになる。


ヨガってそもそも、ストレッチみたいなことをするものだから、身体がじわじわほぐれていく感覚が気持ち良い。

いつも前かがみの猫背でパソコンに向き合っているわたしは、ヨガで肩甲骨がグイグイ伸びていくときの痛みにびっくりした。
そのときはまだ気持ち良いというよりも刺激に近くて、いつも違和感があった部分に何やら働きかけられている、と実感ができたことが、ヨガをちゃんとやってみようと思ったきっかけだったな。

お香をたいたり、アロマスプレーを使ってさらにリラックスを…とか言うとまたスピに聞こえがちだからやめておくけど、

大切なのはさ、

みんな、自分のことを大切にする時間ってとれてる?

ってとこなんだよねぇ。


せっかちなわたしは嫌いじゃないけど


自分の話でいうと、わたしはわりとせっかちだし、いつも頭に「あれやりたい」「これやらなきゃ」って考えが巡ってる。


でもそうすると頭は疲れて、心まで苦しくなってきて、うまくいかないことがあるとすぐに「わたしはなんてダメなんだ…」って自分を責め始める。


そんな自分に、自分のためだけの時間を与えてくれたのがヨガなんだよね。

ヨガっていうのは実は、何も余計なことを考えずに、いまの自分の身体の状態を気にして動くスポーツ。
そうじゃないと無理に身体を伸ばしたりして、ケガをしてしまうかもしれないし。

マインドのほうの理由で言うなら、
自分は自分で良い。過去とか未来に縛られなくてよくて、今の自分であれば良い。
そんな感じ。


ヨガマットの上にいるときだけは、考え事を全部マットの外に置いておく。
そういうクセをつけていく。


なーんにも考えないで、静かな頭でいること。


でね、


わたしがヨガを始めた理由は、「部屋を出ずにできるから」だったんだけど、気づいたときには「いろんなヨガを受けてみたい」という興味に変わっていた。

そして気づいたときには、砂浜の上で潮風を感じながらヨガをしてた。笑

めっちゃ外出ちゃった、笑


でもそれは、やりたいからやってるだけで、やらなきゃいけないことじゃない。


旅先でやるヨガは最高の思い出と化した

最近行ったバリ島はヨガの聖地でもあるから、いろんなところでヨガを受けられて最高だった。
それこそ、砂浜に沈む夕日を眺めながらするサンセットヨガは心が洗われた。

日本でも夏のあいだ、いろんなところで野外ヨガをやってるから、そういうのに行くのも気持ちいい。
芝生の上にふく心地よい風は、ヨガマットにのる前に感じていたそれとは、まったく違っていたりした。


いままで人並みには海外旅行をして、いろんな世界を楽しんできたつもりだったけど、

ヨガをすることで感じ取れる世界っていうのは真新しかった。


なんなら今まで行った場所でヨガをしてこなかったことを後悔するくらいには、心地の良いものだと気づいちゃったんだよね。

わたしがヨガに出会う前…スペインやオーストラリア、韓国、カナダ…こういう国でもヨガができたら、どう感じられていたんだろう…


海外でもできる趣味を手に入れてしまったわたしは海外でも、より目的を持って動けるようになった。

動きやすい服装さえしておけばTシャツでもスウェットでもヨガをやるにはなんでもよくて、決まりがないのもヨガの良いところ。
自分の好きにすれば良い。マットを持ち運ぶのはかさばるけど、現地で借りられることも多いし、ロングタオルやベッドの上でやるんでも良い。

自由じゃないと苦しいわたしにとってヨガの持つ余白というのは、とてつもなく心地よい。


そして、

趣味がある世界って、こんなに明るいもんなのか。


自分の生活と相性の良い趣味が、人生をレベルアップさせる

これは別に、みんなに「ヨガいいよ!やろう!」と言いたいわけでは全然ない。

タイトルにもどるけど、これはただ「わたし、ついに趣味を見つけました」って、誰かに聞いて欲しかっただけ。

いかんせん引きこもりなんで、オンラインで人に聞いてもらいたいんです。笑



結局ね、趣味って日頃の生活との相性も相まってるのではなかろうか。


だからね、

部屋で縮こまって仕事をしたり、不定的的に気分で海外暮らしをするわたしにとってヨガは、

部屋でも海外に飛び出してもできる、とっても相性の良いスポーツだったんだなぁ。

もし、趣味がない人がこの記事を読んでくれているんだったら、

まずは自分の人生で改善したいところから考えてみてはいかがでしょうか。


おしまい。

#運動記録

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