プラ

プラトン

 プラトンは(紀元前427~前327)は前5世紀のアテネで裕福な家庭に生まれた。家柄的には政治家の道へ進むのが当然とされていたが、プラトンは師であるソクラテスと同じ道の哲学者になった。

 プラトンの哲学著書は対話篇と呼ばれ、2人以上の登場人物が哲学的問題を議論するのが特徴である。
対話篇で中心人物になっているのが師のソクラテスであり、プラトン自身が語る場面がない。そのため、ソクラテスはプラトンの考えを代弁する創作人物になっていると考えられている。

 また、プラトン哲学で最も有名なのが”イデア論”である。

イデアとは
抽象的・非現実的なもので、現実世界の物事は、《見られたもの、知られたもの、姿、形の意》プラトン哲学で、時空を超越した非物体的、絶対的な永遠の実在

もう一つ有名なのが、知識の想起説だ。
プラトンは、魂は非物質的なもので、肉体に宿る前から存在していたと考えていた。人が何かを知るということは、魂が肉体に宿る前に知っていたことを想起する(思い出す)ことだというのがプラトンの想起説である。

 さらにプラトンは、魂を欲望、気概(栄光と名誉を求める)、理性(イデアを理解しようと求める)という3つの部分に分けた。
この魂の3つの部分は階級に分かれており、3つが調和を取る関係を築かなければならない。そして、理性の部分が中心となるべきだとプラトンは考えたのである。

p.s
アリストテレスの師はプラトンである。

 

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