ソクラテス
ソクラテスは(紀元前470~前390)は
西洋哲学の創始者だと広く考えられているが、
実は著作は何も書き残されていない。
そのため、ソクラテスについては
他の人々が書いたことから間接的に
知ることしかできない。
ソクラテスは前5世紀にギリシャのアテネで生まれ、
戦時の兵士として軍功を挙げた。
その後、アテネ社会で主に青年たちに、
だれかれ構わず話しかけるようになった。
ソフィストと違い
ソフィスト
国中を回って若者に弁論術など政治家としてのスキルを
教えて謝礼をとる教師のこと
謝礼を受け取らず活動を行った。
なぜ、ソクラテスは謝礼を受け取らなかったのか。
ソクラテスは
自分には知っているものは何もなく、
もし自分が賢いとすれば、それは自分の無知を
自覚しているからだ。
しかし、前399年にソクラテスは、若者を狂わせたとして
裁判にかけられた
無実を主張したが、有罪宣告を受け処刑されたのである。
現在でもソクラテスの哲学は指導法として採用されている。