Reading "大きな嘘の木の下で"
久々に読書感想文を書きます。
今回はメガネ屋でお馴染みのOWNDAYS、その代表取引役社長である田中修治さんの著書
「大きな嘘の木の下で」を読みました。
ベビーフェイスの若い社長だな…って思ったら43歳らしい。え!アラフォー?!
そんな驚きから読み始めました(笑)
私も勧められて読んだのですが、読んでる途中でいやもう前半ぐらいで既に感じたのは、
モヤモヤしながら毎日働いてる社会人全員に読んで欲しい。
ということ。
自己啓発本って世の中に沢山溢れているけど今の20代30代にはグサッと刺さる、共感するものがあるのではないのでしょうか。
無論、経営者やマネジメント層にいる人達にも読んで欲しい。
沢山考えさせられる話は出てきましたが、ここでは特にお伝えしたいところをお話していきますね。
(多少ネタバレが含まれるので、心配な方は読まなくて大丈夫です)
1. お金とは交換ツールである
お金は自分が欲しいもの、経験したいものと交換するツールでしかなく、闇雲に貯めるものではない。
確かにチリツモとは言うけど、目的のないただの貯金ほど必要のないものはないですよね。
正直私はこのコロナ禍で昇給もなく、引越しがあったりと可処分所得が減ったのは事実で、とにかく節約することばかり考えていました。
いつもいつもお金のことを考えて生活して、やりたいことも欲しいものも十分に手に入れられないことが心の負担になっていました。
でも(破産しない程度に)、欲しいものや経験したいことにお金を出すことは自分にとって必要だし、今ここで1万円をケチったとして何の成長や自分の豊かさに繋がるんだと、ハッとさせられました。
今のこの瞬間に経験できるもの得られるものは今しかないんです。
2. 逃げてばかりではいけない
とにかくどんな事も立ち向かえ、という根性論ではなく、なぜ辛い思いをしている人たちが逃げなくてはいけないのか?ということです。
私は中学時代、人間関係に悩んで学校を休むことが多くなってしまった時期がありました。
結局学校から逃げてても親を悲しませるだけだし授業は受けられないし、受験に必要な成績だって下がる、一瞬心が休まるだけでなんの解決にもなりませんでした。
だから、私は関わるコミュニティを変えて、どうしても彼女らと顔を合わせなきゃいけない部活があるから、手紙を渡して「悪いところは直すから普通に話すぐらいにはなってほしい」と伝えました。
結果、元凶である中心人物の一人とは解決しませんでしたが、それ以外の友人とは元通りになり、その後も仲良くしてくれたので、向き合ってみて良かったのかなとは思ってます。
3. 自意識過剰が邪魔をする
自分の情報や取り組み、伝えたいこと、恥ずかしがらずに発信し続けてるやつが成功するんです。
ていうか「恥ずかしい」ってそんなに意識するほど周りはあなたのこと見てないよって話で。
いや確かにそうだな、と思うのです。
私もこれを読んでるあなたも、嵐のようなアイドルでは無いし、街を歩けば声をかけられるような人間ではないのです。
そんな一般人が発信し続けても大したことないし、発信し続けなきゃ大したことにもならない。
どうせなら「大した」ことになるまでやってみたらいいかもしれません。
SNSもっと更新しよっと。
4. すぐ辞めるのではなく奪われてるだけ
すぐ会社を辞める根性無しというわけじゃなくて、すぐ次を見つけて就職できるような情報化社会になっているということ。
そりゃそうだ。
いつか私も「今の若い奴は…」って言いそうだから気を付けよう。自分と違っていて当たり前だし、自分の過去と比べても何も生まれません。
環境も状況もどんどん変わっていくのが社会ですから。
5. 人に期待しない
これね、本当に本当に大事。
自分の心を保つためにとても大事。
人に期待するのは、人任せにしてるのと同じようなことだそうです。
相容れない冷たい人間になる、ということではなく期待値を無駄に上げない、そうやって自分の心を平穏に保つことが、豊かな心を手に入れる大事な要素なのかもしれません。
6. 最後に
今までの自己啓発本とはまた一味違った書籍で、久々に、
「明日からちょっとこれやってみよう」
と思える本に出会いました。
とりあえず私は明日から飲み物を買う時は毎回違うものを買ってみるという行動から変化させていこうかと思っています。
(気になる人は本を読んでね)
書籍の詳細は下記から飛べます!
それでは。