ナイキ「エアー」の大成功の秘訣
絵にほとんど興味がなかったのですが、今回ニューヨーク近代美術館、MoMA(モマ)に行き、絵から受ける、脳の反応や知覚について興味が湧いてきました。そして以下の本『知覚力を磨く』にたどり着きました。
何もないところから生み出す絵や美術品は、全身全霊をかけて人生を捧げている様が伝わってきます。生き方を考えさせられるきっかけにもなる美術品。「潔さ」さえ感じます。
頭文字をとった「MoMA」
MoMAは、「Museum of Modern Art」の頭文字をとった名前です。大文字と小文字を組み合わせると、とてもおしゃれに見えます。
2019年にリニューアルされて、今までよりも広くなったそうです。休憩スペースも多くなり、ゆったりできました。しかし、3歳の息子にはまだ早かったようで、夫婦のどちらかが息子と階段で遊び、交代で見ることにしました。6階にはカフェスペースもあり、軽食を食べることもできました。カフェについては、また別途投稿します。
知覚力を伸ばす4つのアクション
『知覚力を磨く』から、ダビンチによると、「あらゆる知識のはじまりは知覚」。そういわれると、知覚を伸ばしたくなりますよね。
以下、知覚力を伸ばす4つのアクションをまとめました。
⑴知識を増やす
関連性が希薄のものをあえて紐づける。人はだれしも、関連性があったり、人との共通点に花が咲くと思います。しかし、いつもは話さない人と話したり、他国の人が話していることを訳したりして、自分の知識にすることもおすすめです。
⑵他者の知覚を取り入れる
これには、「本」を読むことがむいています。しかし、興味がない分野だったり、関連性のない本をあえて「乱読」することをおすすめします。
⑶知覚の根拠を問う
例えば直感的に苦手と思った人や場所にたいして、「なぜ、〇〇さんのことを苦手と思ったのか。」を考えてみる。それも、いつもより具体的に。言語化すると、ぼんやりしたフォルムがくっきりし始めると思います。
⑷見る・観る方法を変える
何かを考えながら観ていないか。現実を捉えるために、今をすみずみまで「観察」する。ただ歩くときも、何かを考えながらではなく、〜が飛んでいいます、〜がオレンジ色で、薄暗いです。など、日常を観察することから、知覚の強化ができます。
ダビンチはメモ魔だったようで、たくさんのノートが見つかっています。その中で、共通していることは、日常の中で質の高い「観察」があったようです。
型破りな意味づけ
ナイキのシューズ「エアー」のシリーズをご存知でしょうか。これは、創業者のナイトが試着した時に、「すべて何か、違う。」から始まったそうです。試着し、15分走ったときに、足が痛くてたまらなかった。ここで、ノーとは言わず、型破りな意味づけをしました。これこそ、創造性をかきたたせて未知数の可能性がひめているようです。
また、ノーベル賞受賞者の90%はアート活動に関わっているそうです。
名画というイノベーションは他人と異なる解釈に基づいて思考し、
それを具体化した時に初めて生まれる。
MoMAで見た、モネの「睡蓮」。
言葉では簡単に言い表せませんが、心が静かに高揚し、心の奥でずしんと地響きするような感覚がありました。正解のない世界はとても美しいです。
何もないところから生み出す絵や美術品は、全身全霊をかけて人生を捧げている様が伝わってきます。生き方を考えさせられるきっかけにもなる絵です。「潔さ」さえも感じます。
みえないものを観る力
「ニュースを見るときもコメンテーターを否定して、自分の言葉にして意見してみよう」最近よく聞く言葉です。これも、ある種の「知覚磨き」になると思います。鵜呑みにせず、見えない意見を自分なりの言葉で表現する。
そして、今私がはじめたマインドフルネス瞑想は、今を観察してるので、おすすめです。時間が取れない方は、お風呂の中に携帯を持ち込まずに、お湯が肌にふれる感覚や、温かい温度をじっくり感じる。それだけでも瞑想になります。お風呂の中に携帯を持ち込まず、がポイントです。私も、以前は、お風呂でYOUTUBEを聞いていました。
日常に落ちている、一歩一歩を積み重ねることで、知覚を磨は磨かれます。意識するのと、しないで、歴然の差がうまれそうです。楽しく取り組みたいと思います。
追伸
MoMAに行ったときに、改めて思ったのですが。「ヌード」がとても多いです。目を覆いたくなるような絵や写真もありました。さらっとグーグルで調べても、あまりきちんとした理由が見当たりませんでした。興味深いです。
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