漢方あれこれ
いまだに高血圧は「塩」のせいだ
と思っている方もいる…それはさておき
下剤に使用される硫酸マグネシウムと
硫酸ナトリウム、海水成分です。
最近ではお風呂の「エプソムソルト」も人気で
ご存知の方もちらほら。
現代人はミネラル不足なので
皮膚から経皮摂取するのに良いですね。
(他にも乾燥剤他、色々使われています。)
実はこれ、奈良時代からあり
正倉院に伝わる生薬「種々薬帳」に
記載されている。
60種類のうち、約40種類が残っている。
その中に芒消(ボウショウ)もある。
近代になって検証した結果、
硫酸ナトリウムだとされていた芒硝は、
硫酸マグネシウムだという結果が出た。
今も芒硝は工業的に生産される
硫酸ナトリウムが主流です。
(これは正倉院に現存しない朴消では
なかったかと推測されている)
現代漢方薬と言われている生薬は、
その植物(動物)の形態や形状、
自然の中での働きなど、全てを
鋭い観察眼で見抜いて、
人にも応用(臨床)してきたのだなぁ
と感心します。
自然を知り尽くした古の薬師は、
海水を煮込んで塩をとる時のように、
身体に入った塩の成分がどのように
作用するのかを見抜いています。
そしてナトリウムとマグネシウムでは
働きも異なりますが、どちらも体液に働きかけ、
心身の不調を見分けて排出する凄い生薬❣️
冒頭のように飲むだけじゃない使い方も沢山❣️
詳しくはお茶会で🍵
(ちなみに私は薬剤師ではありませんので診断も処方も不可能ですが。)東洋医学と養生のに役立つ深い雑談を定期的にお茶会として開催しています。
興味ある方は是非いらしてください☺️
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