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身近な躁鬱の方に対してできることは何かーー躁鬱患者が考えてみたーー
こんにちは。こもくです。
私は心療内科・精神科に通院中の31歳男で、主な病名は双極性障害(躁鬱)です。
躁鬱とは何年もの付き合いなので、本当は「躁鬱との上手な付き合い方」みたいな役に立つ記事を書きたいんですけれども、残念ながらそんなのは知りません。
ひたすらに振り回されている人間なので、対処法はむしろ教えて欲しい側です。
さて、そんな私は過去に躁鬱日記たるものを執筆しました。
躁から鬱へ、鬱から躁へ、その移り変わりを赤裸々に具体的に綴ったものです。
上で申し上げたように私は医学的見地に基づいたものなどの対処法を挙げることはできませんが、このように実体験を綴ることはできます。
本記事は、主に"躁鬱の人が身近にいてその応対の仕方に悩んでいる方"に向けて書きました。
躁鬱患者として、自分のして欲しいこと・されても大丈夫なこと・(身勝手ですが)しないで欲しいことをまとめます。
■躁と鬱の見分け方
ざっくり申し上げると、活動的なのが躁状態、無気力的なのがうつ状態です。
例えば貴方が躁鬱の方のご友人だとして、遊びに誘ってくるなら躁状態、連絡しても返信がないならうつ状態。
例えば貴方が躁鬱の方のご家族だとして、外出など活発に動いているなら躁状態、自室に引きこもっているならうつ状態。
おそらく、躁状態とうつ状態を見分けるのはそう難しくないです。
躁状態とうつ状態の頻度については人や状態にによるかもしれません。
私は1日躁、3日鬱のようなサイクルであることが多いです。
■うつ状態のとき
1*基本的にはそっとしておいて欲しい
躁鬱の人がうつ状態で寝込んでいる時は、基本的にはそっとしておき回復を待つのがよいと思います。
下に理由を綴ります。
2*ネガティヴなことを言わない
躁鬱の方に向けて何かを指摘したくなることってあると思います。
日々の生活態度、将来のこと・・・耳が痛くなるかもしれない話が積もってもおかしくないです。
ただ、うつ状態のタイミングでそれを言うのはやめておきましょう。
平常時なら受け止められる、受け流せることも、うつ状態下では致命傷になってしまうこともあるからです。
しかし、ちゃんと接しながら、ポジティヴな言葉だけを投げかけ、ネガティヴなことを言わないというのはきっと難しいことでもあると思います。
仮にできたとしても、相当な気を遣うことでしょう。
だから私はうつ状態の方は、基本的にはそっとしておくのがよいと思っているのです。
不用意な言動で躁鬱の方を傷つけないように、自分の精神をすり減らさないように、少し距離を置いてみてください。
■躁状態のとき
何かを指摘するなら躁状態のとき
うつ状態の時には避けるべきだった"何かしらの指摘"は躁状態なら受け止められるかもしれません。
例えば貴方がご家族ならどうしても話さないといけない大事なことも出てくるでしょう。
客観的に見て異常な行動(過度な散財、他人への攻撃など)はある程度咎めていかないと歯止めがかからなくなっていくことも有り得ます。
話すことは大事です。
そして、躁状態の時はそういう話をするチャンスです。
躁状態のことを"調子が良い"と言えるかは微妙ですが、うつ状態に比べて相対的に調子が良いのは確かです。
何かを伝えるならこのタイミングです。
■関連書籍
読んで心が少し楽になった書籍をご紹介します。
上記書籍はサブスクKindleUnlimitedで読むことができます。
■まとめ
・うつ状態の時は自分のためにもそっとしておく
・何か言いたいことがあれば躁状態の時を狙う
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