体と食の理想のバランス
6第栄養素の話
前回、生きていくためには栄養素+水分+酸素に加えて、
6第栄養素をバランスよくとる必要がある!!ということを書きました!
6大栄養素のきほん
その中でも、3大栄養素と呼ばれる、エネルギー源になる「糖質」「脂質」「タンパク質」
P(protein)
F(fat)
C(carbonhydrate)
頭文字をとって、これら3つの栄養素を食事からとるときの理想なバランスのことを、 PFCバランスといいます!!
※理想のバランスとは言っても、活動量や、目指す体型などにより、ひとそれぞれにはなります!
理想のPFCバランス
食事から摂取するときの炭水化物、脂質、タンパク質の割合の理想は、イラストの通り↓
1番エネルギーになりやすい炭水化物が60パーセント、これに続き、脂肪25%、タンパク質が15%と続きます!!
現代人の食事栄養バランス
パッと見、炭水化物と脂質が占めていて、タンパク質は少ないように感じます。
しかし、世の中のおいしいものは圧倒的に脂肪と糖質の塊。
圧倒的にタンパク質が足りないというのが現状です!!!
グラフでみても、年々、タンパク質の摂取量が減ってきていることがわかります!!!
タンパク質が足りないとどうなるか
タンパク質は、筋肉や臓器(皮膚、血管)などを構成する成分であり、酵素・ホルモン・免疫抗体・神経伝達物質などの原料、エネルギー源としてもとっても重要な栄養素。
不足して、筋力低下すると基礎代謝低下して肥満、疲労がちに。コラーゲンの合成ができないことで、肌が荒れたり、髪の毛が薄くなったり、酵素が作れないことで、消化機能が落ちたりと、いろいろな不調が体に現れてきます。
現代において、炭水化物や脂肪が足りない、ということは少ないかもしれませんが、タンパク質は不足しやすいということを念頭に、食事を選んでいく必要があるのかな、、と思います(;^ω^)
理想的な体組成計
次は、身体を構成する物質のバランスつまり体組成バランスについて。
理想はイラストのような感じ!
この2つのイラストを見てわかること。
食事のバランスで見ると、炭水化物が一番多いのに、体組成の理想バランスでは、たったの0.5%という少なさ!!!
その理由としては、炭水化物=糖質は、ほとんどが分解されてエネルギー源になるからです!!!
身体を構成する炭水化物の0.5%分は、血液に流れている糖分(血糖)がほとんど。筋肉や肝臓などの臓器にも含まれていますが、身体の組成でみると、割合としてはその程度だそうです。
それほど、糖質はエネルギー源として一番消費されているということですね!!
しかし、取り入れた炭水化物(=糖質)がすべてエネルギーに変わり、消費されればいいですが、現代人は糖質過多の食生活が多い現状。余った糖質は、肝臓や脂肪細胞で、中性脂肪となって蓄積されます。油は水をはじくの性質があるので、脂肪が増えるほどに、水分量が減ります。血流が悪くなると、必要な栄養素が全身の細胞に届きづらくなる。その結果、臓器のはたらきも落ち、冷え性や便秘などの体質になって表れてくる。
それならば今流行っている糖質制限をすればいいのか、というと、そうも言いきれません。糖質も資質もタンパク質も、それぞれに役割があるため、糖と脂肪を控えすぎるのも、良くありません。すべての栄養素をバランスよく摂取していく必要があります('ω')ノ!!!
ちなみに、脳を構成している栄養素はイラストの通り。
タンパク質、脂質がほどんどを占めています。脳にとっては、良質なたんぱく質、脂質がとっても大切なことがわかりますね!!!
体質は食べ物のバランスで決まる
身体に必要な、6大栄養素(=炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維)は、それぞれに大切な役割があります。
しかし、どれか一つの栄養素だけを頑張って摂取したところで、うまく吸収されません。例えば、タンパク質をたくさん摂ったとしても、それを効率よくエネルギーに変えるためにはビタミンB群など、タンパク質の消化吸収を助ける栄養素も一緒に摂る必要があります。
つまり、すべての栄養素はバランス良く摂取することが大切ということ!!!
食事の質とバランスで栄養のバランスが決まり
血液中の栄養素のバランスにより細胞の質が決まる。
そして、細胞の質により臓器の状態が決まり、
臓器の状態はつまり、『体質』となって表れてくる。
結局は、人間は食べたものからでしか作られていないため、今の体と心の状態は、これまでに食べたもののバランスが影響しています。体質を変えるには、運動や睡眠も大切になりますが、根本的には食のアプローチが欠かせないということですね(^^♪
次からは、どんな栄養素がどんな食べ物に多く含まれているか、、、などなど、もっと具体的に書いていきたいと思います(^^)/
読んでいただきありがとうございました(^◇^)