ブレない自分のつくり方
樹木にとって最も大切なものは何かと問うたら、それは果実だと誰もが答えるだろう。
しかし実際には種なのだ。 byニーチェ(哲学者)
こんにちは。今回は「ブレない自分のつくり方」です。
僕自身、興味を持ったものを手あたり次第やっていくというブレブレ人間だったのですが、経験から「ブレない人間」はこういう人なのではないかと思い、書いていこうと思います。
ブレない人間とは?
ここで言う「ブレない」とは、「自分の行動に一貫性があり、どんなに辛いことがあっても跳ね返すことができる」ということを指しています。
ブレない自分のつくり方
結論から言うと、ブレない自分のつくり方は「葉っぱよりも根っこ」という考え方を持つことです。
このことがあまり理解できない人はこの後の文を読んでほしいです。
やる気が出ない人の共通点
「何をするにしてもやる気が起きない」
このように悩んでいる方は少なくないはず。
最初はやる気が出ていても、ある時から出なくなる。
(別の記事でやる気について書いているので、できればそれも見てほしいです)
かつての自分もやる気が起きないことが多く、一日中家でゴロゴロしていることもありました。
僕は、やる気が起きない人の共通点として、外側からの動機だけで動いている可能性があると考えています。
例えば、僕の周りで流行っているTOEIC、簿記、プログラミングがあります。これらは、大学生の中で人気の資格でありスキルです。
僕は、これらの資格やスキルは小手先のテクニックでしかないと思っています。もちろん、就きたい職業には必須になる場合がありますし、本気で取り組んでいる人のことを悪く言うつもりもないです。
しかし、このような資格やスキルを獲得する人には「皆がやっているから」「就職に有利になりそうだから」というような理由で始めている人も一定数いると感じています。
僕はそのような理由で始めた人ほどやる気が起きないと思っています。「皆がやっている」という理由には、自分の意志はないと僕は考えています。そして、「就職で有利」という理由には、競争することがメインとなっていて、その後に活かすことができるかどうかは考えられていないと思われます。
葉っぱよりも根っこ
何をするにしても、やる気が出ない人。自分の行動に自信が持てない人。そのような方には、このことを伝えたい。
「目に見える行動よりも目に見えない意志を持て」
ここまで読んでくれた人には「木」を想像していただきたい。
その木はどれくらいの葉っぱを実らせていますか?
僕のイメージではこのくらいの木です。
冒頭で紹介したニーチェの名言にもあるように、
葉っぱや果実が美しい木は、根っこと幹がしっかりしているのです。
どんなにきれいな桜を咲かすにしても、まずはちゃんと育たなければ、皆を見惚れさせる桜は咲かないんです。しっかりとした根を地面に張り、太く力強く幹を育てなきゃいけないのです。
三日坊主の原因
それに対して、実際はどうでしょうか?
将来への不安、周りとの比較で行動をしたくなる。
英語の資格、簿記、プログラミングを学ぶ。
そうしたほうが、目立つし、人に必要にされやすい。
木に実る果実、葉っぱを育てる行動は成果も見えやすいし、始めるのも簡単である。
しかし、その木はちゃんとした土台(意志)ができているのであろうか?
倒れることのないように根っこはあるのか?
折れることのないように幹は太くなっているのだろうか?
もしそれがないのであればあっという間にその木は倒れてしまい、果実も葉っぱも実らせることはないでしょう。
魅力的なテクニックよりも折れない意志
人間は簡単に欲を満たそうとします。不安になった時は早く安心しようとします。
そして、表面に出てきているものしか、目立つものしか見ようとしないです。行動できている感覚が自分を元気づけるのです。
それでも、いつかは思うはずです。
「本当に自分がやりたいこととは?」と。
周りがやっているから、
将来役立ちそうだから、
最初はそれでもいいと思います。
綺麗な花に魅せられるから、自分でもそのような花を咲かそうとする。
でも、そこから自分の心の底から行動したいと思う理由を探すべきです。
それが自分自身の根っことなり、幹となるはずです。
小手先のテクニックよりもまず、
何が起きても倒れることのない基盤が必要。
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