「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」読書感想文
日本の清く正しく美しいおばさん代表阿佐ヶ谷姉妹。二人が交互に綴るエッセイと小説、あとインタビューが蒐められた一冊。
Kindleが勧めてきたのとUnlimited作品だったので読んでみました。
二人共見た目が似ているので、中身も同じような感じかと思いきや意外と正反対。
真面目で気にしいできちんとしているのにお金が何故か無い江里子さん。
気まぐれでハードボイルドな美穂さん。
美穂さんの実態に自分を見ました。
美穂さん、本当にマイペース。
二人がそれぞれに小説を書いているのですが、美穂さんが書いた有馬温泉を舞台にした作品が結構面白かったです。
作風から無邪気で大胆な人なのかな、なんて想像してしまいました。
江里子さんの作品も良かったです。好みの問題もあるでしょうが、美穂さんの作品が印象に残りやすいものになっていたように思えました。
最後のインタビューで江里子さんが美穂さんのことを猫侍と言っていましたっけ。
ここしばらくこの本と草凪優さんの真面目な官能小説を交互に読んでいました。
味わい深い読書の秋。
草凪優さんの本の感想文はまたそのうち。