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旅とバスケ観戦(2024.1.28 群馬・栃木編)

もともといろんなまちを知ることが好きなわたしですが、プロバスケBリーグを観戦し始めたことをきっかけに、バスケ観戦とあわせて、主に愛知を中心とした色々なまちを楽しむようになりました。
そんなバスケ旅の記録、シーズンは終わりましたが、長くなるので少しずつ…

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今回はBリーグ観戦に夢中になるきっかけでもあったシーホース三河のアウェイでの一戦のため、群馬へ。

会場は群馬クレインサンダーズのホームアリーナ、
太田市の「OPEN HOUSE ARENA OTA」(オプアリ)。

太田市に行ってくると職場の先輩に話したところ、それなら浅草か北千住から「りょうもう号」で行くべき!とおすすめされる。
東京と栃木の足利市や太田方面をつなぐ東武鉄道の全席指定の特急列車だ。

旅行には最適な列車で、ミニテーブルもあって、くつろぐことができる。
東京からは関東圏を通るいろんな列車があり、
九州出身の私は、列車に乗ってもっと東京の周りのまちを楽しめる機会は身近にたくさんあるのだと知って、ワクワクする。

朝早くから東京の西から東の浅草まで向かい、事前に購入した席へ。
前の席には、どうやらどこかの学校の先生と生徒たちの6人ほどのグループが。
時期的にこれから大学の試験に向かうところかな。


せっかくなら遠足気分を味わおうと思い、
この日の朝ごはんは、おにぎりと家で大量に作り置きした筑前煮を詰めて持ってきた。
目的地まで向かう長閑な景色を眺めながら、群馬へ向かう。

太田駅に到着したのはまだ午前中。
アリーナまでのシャトルバスは正午ごろから出るが、その前に行きたかった場所があった。
北口を出て目の前にある、「太田市美術館・図書館」という公共図書館と美術館、カフェなどの複合施設だ。

地方都市で多く見られる、車の普及と郊外ショッピングモールの設立による、駅周辺・中心市街地の衰退。
この問題を受け、「人々の流れをもう一度駅前に呼び戻し、駅前の街並みを歩いて楽しい魅力あるものに育てていくためのきっかけとして構想」されたそうだ。
建物は、いろんな方面から出入りでき、テラスや周辺は緑も多く、面白い建築になっている。

展覧会や本の並びも充実していて、地域の人が勉強をしたり、カフェでの時間を楽しんだりしている。

館内をしばらく巡って、テラスに出て本を読んでたら、天気もちょうど気持ちよく、少し居眠りをしてしまった…
前行った豊橋もそうだったのだけど、駅の近くに通いたくなる図書館があるのっていいなあ。

コミュニティFMなのかはわからなかったが、テラスからみえるる駅前広場で、ラジオが流れているのもなんだか落ち着いた。


のんびりした時間を過ごして、気づいたら正午ごろ。
群馬クレインサンダーズのホームアリーナまで向かうシャトルバス乗り場へ。
バスに乗ったらもらえる選手のトレカを受け取り、いざオプアリへ!

アリーナ周辺は、マルシェで賑わっていたり、ゴールポストが設置されていて子供達たちがバスケを楽しんでいたりと、温かい空気も感じられ、今回もビールを飲みながらその景色を楽しむ。

「OPEN HOUSE ARENA OTA」は2023年の4月に完成した新アリーナ。
日本最大級と言われている可動式のビジョン、臨場感を感じるサウンドシステムや設備、DJに入った瞬間圧倒され、試合を観戦しながらも、その内容にプラスの高揚感を味わうことができた。


試合観戦を終え、太田駅から電車で11分の足利市駅へ。
太田市と栃木県足利市は隣同士で、
まだ行ったことのなかった栃木にまで寄り道することができた。

そして寄り道だけにとどまらず、これも「りょうもう号」を教えてくれた先輩のおすすめ、
「ニューミヤコホテル足利本館」に宿泊することに。
足利市駅にほぼ隣接している形であり、モダンな雰囲気と色味が可愛いデザインの内装が素敵なホテル。

チェックインをした後は、またこれも先輩から教えてもらったお店で夜ご飯を食べることに。
ホテルから15分ほど、すでに暗くて静かな道を歩いていたところ、ぽつんと灯りがついているのを見つけて少し安心したそのお店が、目的地のレストラン「ぽるか」。

閉店時間近づいてきていたところだったけど、ギリギリラストオーダーに間に合った。
日本庭園を眺めることができる空間で、赤チェックのテーブルクロスがかわいい。
お店の定番だという「若鶏のクリームソース」とビールを注文。

ビールのグラスまでかわいくて、良い試合を観ることができた後の、お疲れ様気分のお酒がさらにワクワクする。

料理も美味しく、デザートのアイスクリームまで味わって、ホテルに帰る。
満足感と早朝からの旅の疲れが一気に押し寄せ、ぐっすり眠ることができた。

そして朝は、ホテルで朝食バイキング。
会場は広々とした窓から足利の景色が一望でき、
この時間だけは、この後すぐ東京に戻って仕事に向かわなければならないことを忘れ、リラックスすることができた。そしてまた満腹。

試合会場では臨場感、周辺地域ではカルチャーや長閑な景色。列車で少し外に出たまちに、自分の好きが溢れていた。
そんなご褒美のような、でも生活の一部のような旅が、このまちに限らずこれからもまだまだ続いていく…。

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