三河旅とバスケ観戦(2023.12.3)③
プロバスケチーム「シーホース三河」を応援するようになってからの三河旅の記録。
12/3つづき
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はじめに・・・
これは観戦の細かい試合内容や感想に関してということではなく、バスケ観戦があるからこそ楽しめているそのまちのこと、散策の記録です。
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銭湯を出てホテルへ。
近くのすき家で買った牛丼を食べながら、大河ドラマをみて、豊橋出身の友人のおすすめのお店で少し呑むことに。
カウンターだけの、主にワインや料理を楽しむことができるお店のようだけど、美味しいビールもあってありがたい。
その時客は私1人で、もう夜も遅くなっていて、「今料理は全部はないけど、何かサラダとかつまめるものを作れるよ」とオリジナルでサラダを作っていただいた。
居心地がよくて、店主さんとたくさん話していると、翌日水上ビルで朝市があるという情報を教えていただく。
朝コーヒーを飲んで、明日行けたらまた歩こうと思っていた水上ビル。朝市なんて素敵なイベントがあると知り、楽しみがまた一つ増える。
翌日、ゆっくり支度をしてチェックアウトギリギリの10時にホテルを出て、水上ビルへ。
月に1回定期開催しているこのイベント。朝市とはいえ、開催している時間は10時から14時のようだ。1階部分のお店の前に出店が並び、平日の朝にもかかわらず多くのお客さんで賑わっていた。
800メートルも続くビルのため、出店しているお店が本当に多く、コーヒーや焼き菓子、野菜、アクセサリーなど、奥まで歩いているだけで楽しかった。
まずはお腹が空いていたため温かい麺を食べ、本屋さんで一冊購入。
そのあとぶらぶらしていると、たくさんのドライフラワーが並ぶお店を発見。愛知県に実店舗があって、廃棄されてしまう花をドライフラワーにして販売しているようだ。
最近新しい家に引っ越して、前の家よりも、ものを置くスペースが増えたこともあり、もっと気分が上がるもので部屋を楽しくしたいと思っているところでもあり、並んでいるドライフラワーみてみる。
茎が太い、オレンジ色の花に一番魅了され、一輪だけ購入。お店のおねえさんに、色が似合う!と言ってもらい気分も上がる。職場の先輩からいただいた花瓶を思い浮かべて、よさそうなサイズにカットしてもらった。
途中、水上ビルの隣に新しそうな豊橋のまちなか広場、図書館を見つけた。休憩がてらどんな図書館かみてみたくなり、中に入る。
そこには時間的にテスト期間なのかな?というような高校生や仕事をしている人、子どもなど、利用している人は予想より多かった。
ここは一般的な図書館とは違い、館内にはBGMが流れていたり、カフェのようなスペースがあったりと、まちの人たちの交流の拠点というような場所だった。
自分が住んでいるまちにこういった場所があるのは素敵なことであって、豊橋の好きなところがますます増えて行く一方だ。
水上ビルも、古くからたつ建物でありながらも、それを存続させようと若い人たちがお店を開いたり、こうやってマルシェを開催したりと、いろんな動きがあるようだ。そこから大きな道路に出れば路面電車が走り、徒歩圏内に銭湯や喫茶店もある。小さなまちの中で懐かしさと新さが融合したような面白さに完全に惹かれている。
そんな寄り道もありつつ、水上ビルでは豊橋駅寄りの服屋さんに最後に入る。可愛い靴下が並んでいて、悩みに悩んだ1足を購入。
昨晩にここでイベントがあること教えてもらったことがきっかけでいろんなお店に出会うことができ、思いがけない買い物をすることができた。ここにくるたびにドライフラワーと靴下をひとつずつ集めていこうとこれからの楽しみまで作った。
充実した買い物ができたあと、チェックアウトしたホテルのフリースペースで少し仕事を済ませると、先ほどからちょこちょこと出てくる豊橋出身の東京での友人が、ちょうど豊橋に帰っているということで少し会えることに。
駅周辺をぶらぶらしたあと、またおすすめしてもらった駅ビルのたこ焼き屋「むらたのたこやき」へ。
1個がこぶりになっていて、上にトッピングがあるわけではなく、生地に焦醤油の味が染み込んでいる。おやつにちょうど良いサイズで、帰りの新幹線にはもってこいのたこ焼きだ。
少しだけ会えた友人とも別れ、ビールを買って新幹線へ。
刈谷でバスケをみることをきっかけに、初めての愛知ということでちょっと張り切りすぎた予定になってしまった。
それでも、今回は主に豊橋をたくさん歩いて、人と話し、まちの新たな発見、思いがけない出会いがあった。
私はどこか遠出をした時に、名物のものを食べる、有名な観光名所に行く、というよなことよりも、気になる喫茶店、本屋、銭湯というそこでの生活が見えるような場所に行くことが好きだ。(もちろん時間があったら気になる観光名所も行ってみたい。)
そのワクワク感を久しぶりに感じることができた余韻もあり、まちに行く目的にバスケ観戦が追加されたことでその機会が増えていると考えると、シーホース三河には本当に感謝だ…。
次の愛知遠征の時は、他にどこにいこうかというという思いと、今後の三河の試合を楽しみにしている気持ちとともに、いつでも通いたいまちがひとつ増えたことの喜びを噛み締めながらのビールは美味しかった。
[2023.12.3 琉球戦編 完]