52 自分を知る。価値観とつながる。後編2019.12.12
「インサイト」ターシャ・ユーリック
この本の中にある自分を振り返るためのワークをまずやった。
自分の人生の影響を受けたものやや尊敬しているものなどの六項目の質問に答えながら、ここまでの出来事をざっと思い出してみる。
人生の振り返り。
その後価値観を元に書かれた80単語の中から「とても大事」、「大事」、「普通」にわけ、「とても大事」として選んだものの中からさらに10単語選ぶ。
そしてその10単語に順位付けをしてみる。
ただこれだけのこと。
私はまず80単語から「とても大事」にしたのは33単語だった。
選んだ殆どが男女関係か快楽関連で、ここから読みとれるのは恋愛依存症と快楽主義。
申し訳程度に倫理観に沿うものを選んでいる。
そんな自分に嫌気がさし、頭痛と気分の悪さでその日はそのまま横になって寝てしまった。
二日目、その33個から似ている言葉をどんどん結合して減らしていった。
結果16個まで減らし、あとはああでもない、こうでもない、となんとか無理矢理ランキングにした。
その結果は見えるところにでも貼って、毎日眺めてみるといいらしい。
何かに悩んだり困ったりした時は、自分の価値観がどういう風になっているのかを考えれば、おのずと答えは出てくる。
迷わなくなるらしい。
これって自分と繋がるとかハイヤーセルフのことでは?!
このワークは診断結果を評価することが重要なのではなく、その過程での気づきが重要で、自分が感じたことをその都度メモしておくといいらしい。
普段私は男児2人の母親なので、「誓約」や「貢献」や「礼儀」や「協調」や「正直」や「自制」などを子どもに向かって言っている。
約束はやぶるな。
嘘をつくな。
イライラしてものにあたるな。
とか。
でもそのあたりの単語は真っ先に捨てた。
あ、私は母親としてこの言葉ばかり使ってきたけれど、これらは私にとって大事な価値観ではなくて、表向きに使っているだけなんだ、と気づいた。
「家族」という価値観も私の中で重要な位置にない。うん、わかる。
表向き、社会的なものに気を取られて、自分の中での大事な価値観も、本当は子どもに教えたいことも無視してきたことに気づいた。
自分にとって本当はどうでもいいことを一生懸命やっていれば、それは疲れるな。。
私は子どもたちに学ぶことの面白さを知って欲しい。
何かを鵜呑みにするのではなく、善も悪も一旦自分で引き取って、自分の知識や経験と照らし合わせて自分で考えて判断できるようになって欲しいと思っている。
インターネットの情報の9割は嘘。
コピれ!MAKE MONEY!の世界。
これは何度も子供たちに言っている。
私自身は子どもから「継続」する力を教えてもらっている。
継続は力なり、この成功体験が私にはない。
でも日々子どもたちが過ごす中で継続する環境を作ることはできる。
そして続けて行く中で子どもたちの成長に気づく度に、小さなことの積み重ねがどれだけ大きなものになるかを見せてもらっている。
本人達はその奇跡のような出来事にも気づいていないかもしれないけれど、それどころかマジうぜぇ、しか思っていないかもしれないけれど、
ひそかに泣いちゃうんだよ!!
このインサイトの中の私は価値観ワークの話しか書いていないけれど、他にも自己認識の大切さや深めるための方法、他者との関わり合い方について、色々書いてあった。
その中で思い込みにとらわれた人の3つのタイプが載っていた。
1つ目「無駄骨タイプ」
無駄骨タイプは、自分こそ正しいのだという、怒りの混じった、揺るぎない熱い気持ちで思い込みにとらわれている。自分を限りなく完璧だと思っているため、自分に改善の余地があるかもしれないと考えることは殆どない。
2つ目「分かっているが気にしないタイプ」
このタイプは自分の行動をよく把握している、上で、行動を変えない。
自身の非生産的な行動こそ、自分が欲しいものを手に入れるのに役に立つと心から信じている。〜ハラ系の人もこれにあたる。
3つ目「誘導可能な人々」
1つ目と2つ目は変えることはまず難しいから、こっちの認識を変える。
最近知人とのやりとりで、知人が無駄骨タイプだということに気づき、ズッコケた経験をした。
でも気づいたなら、自分が変わるか、離れればいい。
ACT療法で言う、価値づけ。
自分にとって価値のある行動はどうなのか。
自分に変えられないものを受け入れる心の平穏を
変えられるものを変えていく勇気を
そして2つを見分ける賢さを・・・
ニーバの祈り
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