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タネ蒔き 美味しいお米の育てかた#022

育苗セクションで抜けていたタネ蒔きについてです。

ナンバリングと工程が合わず前後してしまいますがご了承ください〜


タネを蒔く

ポット育苗の場合のタネ蒔きは、少量の場合は手で蒔いていくことも可能ですがとても時間がかかります。

手動でタネを蒔く器具も生産者の自作などで存在します。 しかし、経営を考えたときは田植えまでのスケジュールに追われるため専用の播種機で行うほうが良いで しょう。


丸一日あれば1,000 枚以上蒔くことも可能です。

ポットの苗箱には448つのポット穴があります。

①それに最初に床土が入り、

②次にタネ籾が入り、

③最後に覆土が入ります。

理想的には1穴あたりに一粒のタネ籾というのが根の生育スペースも十分あり力強く育つでしょう。

しかし、特に経営という観点からはタネ籾は 2粒~ 4粒の設定にすると、万が一少なくなっ てしまう箇所があったとしても最低1つは入 り、欠株の心配をせずに済みます。

田植え時に欠株が出て、苗と苗の間のカブ間を広く取っても差し支えなければ、少ない籾数でも良いでしょう。

手蒔きの場合は床土の量に注意し、多すぎず 少なすぎず、ポットの6~7分目まで入れ、タネ籾を入れて覆土します。

軽く鎮圧するとポット内が安定し苗箱の移動 時にも土が飛んだ りすることを防ぐことができます。


今回はポット苗を前提にしていますがマット苗の場合も基本的に

スペースをとるための播種の量は同じくらいです。

水に浸した濡れたタネ籾で1枚あたり50g〜70gの播種量を目安にします。

続く

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