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佐藤喜一さんを訪ねて
みなさんこんにちは。やまだでございます。
先日、福島県の郡山市に、私の大大大先輩でもあります佐藤喜一さんを訪ねて参りました。
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私が郡山市内でマルシェや八百屋を始めた初期の頃からのお付き合いで、かれこれ15年以上になります。
当時は喜一さんも自然栽培に着目し始めた頃で、福島から自然栽培のような生産のあり方が広まることを夢見て、会うたびに尽きない話に付き合っていただいたものです。
お父様は知る人ぞ知る、日本のロックフェスの草分け「ONE STEP FESTIVAL」の主催者、実業家でミュージシャンの故・佐藤三郎さん。私の八百屋にもよく卵を納品しに来てくださり、とても励ましていただきました。あ〜懐かしい〜。
三郎さんの代から始まった畜産業、けるぷ農場。喜一さんが引き継ぎ、さらに命が喜ぶ農と食を目指して本当に素晴らしい運営がされてきましたが、今年、その農場も幕を下ろすと聞き、現在の喜一さんの心境をうかがうべく取材を申し込んだところ、快く承諾してくださいました。
喜一さんは、養鶏業界屈指の徹底したアニマルウェルフェア(動物福祉・動物の尊厳に寄り添った畜産のあり方)をコンセプトに、鶏たちの自由でストレスのない幸せな環境を目指し、なんとテニスコート約一枚分に10羽!という、本当に鶏さんたちの楽園づくりのような、命に寄り添った養鶏を実践されてきました。
私も特別な日に一羽まるごとを注文し、いただいてましたが、本当に信じられないくらいに美しい鶏で、美味しい、という味覚を超えた心が震える感動体験をしたのが忘れられません。後にも先にも、私の食に対する考え方にこんなにも大きな影響を及ぼした体験はないように思います。
幸せに生きた生命というのは、食させていただいた時に、食べた側もこんなに幸せな気持ちになるものなのか!と衝撃を受けました。私は当時、自然栽培の生産者でしたから、自分の田畑で育っている植物たちは幸せに感じてくれてるだろうかと、植物福祉、プランツウェルフェアを意識するようになりました。
プランツウェルフェアという言葉自体も多分、私くらいしか提唱してないかもしれませんが、そういう気持ちが生産者には不可欠と気がついたのも喜一さんの取り組みがあったおかげでした。
今後も自然栽培の生産者としていろんな構想をお聞きし、とてもワクワクする時間を過ごさせていただきました。喜一さん本当にありがとうございました!
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この時、郡山は天気も良く桜が満開でした。私はONE STEP FESTIVALの開催地である開成山公園の桜を約12年ぶり見に行きました。その時の様子を短い映像にまとめましたので、お時間ありましたらご覧ください。(推奨画質は1080pです。)
ありがとうございます。
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