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実践!美味しいお米の育てかた

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美味しい米が食べたい!美味しいお米を栽培したい。お客さんに喜んでもらいたい!そんな想いに応える美味しいお米の栽培方法からバックグラウンドまで、筆者の経験をもとに紹介していくシリー…
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2024年8月の記事一覧

収穫がクオリティを左右する 美味しいお米の育てかた#040

ここまでお米をタネから栽培してきて いよいよ収穫です! ここからはお米が大好きすぎる人に…

山田憲吾
6か月前
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そして出穂へ 美味しいお米の育てかた#039 

除草期間を終えれば、あとは収穫まで稲の生命力に期待するばかりです。 ここまでたいへんお疲…

山田憲吾
6か月前
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草は見ずして取る 美味しいお米の育てかた#038

「やった!田んぼ楽勝!豊作じゃん!」 青々とした田んぼを眺めてそう思っていたら 「あれ〜…

山田憲吾
6か月前
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田植え 美味しいお米の育てかた#037

ここまでシリーズでご覧いただきありがとうございます! 美味しいお米の育てかたもいよいよ後…

山田憲吾
6か月前
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田んぼの整備について④ 美味しいお米の育てかた#036

秋起こし→畦塗り→春起こしが終わったら いよいよ入水し代かきを開始します。 仮に長野県の…

山田憲吾
6か月前
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田んぼの整備について③ 美味しいお米の育てかた#035

今回は畦塗りや春起こしから始まる 春からの田んぼの整備についてです。 地域差によって変わ…

山田憲吾
6か月前

田んぼの整備について② 美味しいお米の育てかた#034

畦草を刈るということ 田んぼの畦はイネの生育のため 水を留めておく重要な構造です。 また、丁寧に管理された畦は風通し良く 実に清々しいものです。 稲を心地よく育てるには 畦が健康的である必要があります。 畦草は地域にもよりますが 年間5回~7回程度の周回が平均ではないでしょうか。 畦草の丈について 畦草はできるだけ短く刈るのが理想です。 常に短く刈っておくことで イネ科の草が芝のようになっていきます。 しかし、日々の他の作業などで 畦の整草ができない場

田んぼの整備について① 美味しいお米の育てかた#033

これまで自然栽培稲作のプロセスをおさらいすると 自然栽培の背景・概念について 苗の段取り…

山田憲吾
6か月前
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環境改善の概念とテクニック 美味しいお米の育てかた#032

田んぼでの直接効果を狙った肥料とは別に 間接的な環境改善を狙って 肥料資材を使用するパタ…

山田憲吾
6か月前
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田んぼの構造を観察する② 美味しいお米の育てかた#031

田んぼそのものを見る 田んぼそのものの歴史と構造の続きです。 使用する田んぼで、以前はど…

山田憲吾
6か月前
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田んぼの構造を観察する① 美味しいお米の育てかた#030

大きな視点から見る 自然栽培では、もともと備わっている自然の仕組みや 虫や菌の生態系、土…

山田憲吾
6か月前
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自然栽培4つの段取り④ 美味しいお米の育てかた#029

見立てと環境整備を終えて、いよいよ栽培を開始します。 栽培の過程においても 植物の様子を…

山田憲吾
6か月前
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自然栽培4つの段取り③1/2 美味しいお米の育てかた#027

今回は具体的な環境整備の考え方や方法についてです。 田んぼ畑の作業で注意すべき忘れがちな…

山田憲吾
6か月前
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自然栽培4つの段取り③2/2 美味しいお米の育てかた#028

前回の3rdStage 環境整備の続きです。 緑肥をクリーニングクロップとして使う畑でクリーニングクロップを栽培する場合 単一の品種では土壌のバランスに偏りが生じてし まうのではないかという意見もあり、多品種を混ぜて栽培する方法もあります。 これらの工夫は現場の栽培者の様々な取り組みによって日進月歩を繰り返し さまざまなアイディアが生み出されています。 なぜ草ではなくクリーニングクロップを使用するのかですが 理由としては、根の細かさや多さによる代謝力が高い点が挙げ