古明地 蓮

古明地 蓮としてライト文芸小説を投稿しているWEB作家です。 noteではこれまで書いてきた小説についての紹介や裏話、今後の活動についてなどを投稿する予定です。 要望があれば数学や料理、家庭医学の話等も紹介するつもりです。

古明地 蓮

古明地 蓮としてライト文芸小説を投稿しているWEB作家です。 noteではこれまで書いてきた小説についての紹介や裏話、今後の活動についてなどを投稿する予定です。 要望があれば数学や料理、家庭医学の話等も紹介するつもりです。

最近の記事

救済の裏話

秋も深まり冬の到来を感じさせる北風が吹いていますがお元気ですか。今日は作品紹介というよりは裏話を少しだけ公開しようと思います。ただこの作品は現在、私のブログのみで公開していますので、未読の方はぜひそちらから読んでみてください。 読まれた方はおわかりと思いますが、今作は私らしくない作品になっています。普段は男主人公でなにかのために生命を燃やす姿を書いてますが、今作は女主人公で自殺という終わり方を迎えています。私らしくない作品を書いたのにはもちろん理由があります。 私は今でも

    • 芸術と商品と小説

      秋も深まり後葉から落葉の季節へと変わる頃ですね。最近は寒暖差が激しくて、私のような虚弱体質は更に負荷が増して引きこもりたい季節です。 さて、今回は少しだけ私の小説に対しての考え方を書き残そうと思います。書籍化もしていない作家ですが、こういう考え方があるんだなと思ってもらえたら幸いです。 まず結論から言いますと、この世界には商品としての小説と芸術としての小説があって、私は芸術としての小説が書きたいと思っています。 では芸術としての小説と商品としての小説の違いとは何でしょうか

      • 君たちはどう生きるかの解釈と感想

        昨今、一切の予告なく上映された映画「君たちはどう生きるか」は皆さんご覧になられたでしょうか。多くの方が興味深いもののメタファーの多さについていけなかったと話していて興味があったので、あえて少し流行りが去った今見てきました。ここからはネタバレと稚拙な解釈が多分に含まれますのでご注意ください。 1 母親の死 空襲の火事による母親の死のシーンが映画の初っ端で正直驚かされました。最初にあのシーンで感じたのは、主人公だけが群衆の中で白く目立つこと。この時点で少しだけ色に暗喩が隠されて

        • 本の選方

          本を毎月のように購入しては読み耽る私ですが、ネットではあまり小説を読まないんですよね。それは、書店で本を選ぶときにほぼ確実に自分が読みたいと思える小説だけを抜き出す方法を使っているけど、それがネット小説だと使えないからなんです。ということで、私が書店で本を選ぶときの方法を紹介しようと思います 1 表紙と題名を見る これは普通の人もやるように、とりあえず題名を見ます。なるべく端的に内容がまとまっているもの、もしくは引っかかる言葉の羅列の本をなるべく選びます。三秋縋さんの作品が

          おすすめの本たち

          ネットに小説を投稿していながら、あまり自分が読んだ本について話したことがなかったので、たまにはいくつか普段読んでいる小説を紹介しようと思います 「いたいのいたいのとんでゆけ」三秋縋 自分が生きていく糧だった進藤を失った主人公は、親友の言葉のとおりに文通を再開しようとするも飲酒運転事故を起こしてしまう。そこから巻き込まれた「なかったこと」にされる数日間の復讐劇。そして最後に語られる驚愕の真実とは。凄惨なシーンを特有の描写でその場にいるかのように感じてしまうほどの描写と、所々で

          おすすめの本たち

          好きな本のお話

          いつも自分の作品についてばかり投稿していますが、時には好きな作品について語ろうと思います。 私がライト文芸の中で一番好きな作品は三秋縋さんの「いたいのいたいのとんでゆけ」ですね。この作品は、私が応援している小説家さんが好きだとおっしゃっていたのを聞いて購入して、今では私の愛読書の一冊です。この先、作品のネタバレを含みますので未読の方は注意してください。 あの作品の一番好きなところは、陰鬱な心情や情景を緻密に繊細に描写するところです。タバコや死体の匂い、薄暗い自室、そして鮮血

          好きな本のお話

          短い感動をあなたに

          作品紹介の第三回はおすすめのショートショート作品をいくつか紹介したいと思います。 古明地蓮といえばショートショートと思う人がいるくらいには短い作品が多い私ですが、どの作品を読んだらいいのかわからないという方もいると思います。そこで、私が特に好きな作品をピックアップしました。 通学やちょっとしたスキマ時間に読めて感動できる作品たちをどうぞ。 「さよならを君に伝えたくて」 文字数 10003 公開サイト ノベルアッププラス アルファポリス 作品紹介 機械によって生かされていただ

          短い感動をあなたに

          ライト文芸という世界と私

          私自身がライト文芸作品を書いている以上、ある程度の作品を読んできましたし、自分で書いているうちに色々得られたことがあります。今回はそれらについて少し話してみようかなと思います。 そう言ったものの、実は私がライト文芸作品を書き始めたとき、私自身が読んだライト文芸作品の数はほぼゼロに等しい状態でした。それまでの私は推理小説や星新一のショートショート、朝井リョウや石田衣良などの作品を読んでばかりいました。ただ唯一、前にも話した茶番劇作家さんだけは追いかけていました。そして、当時の

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          青春+バンド+病気=

          作品紹介の軽音部の青春を描いた第二作目は「音よ届け」です。 文字数 145876 公開サイト アルファポリスさん ノベルアップ+さん あらすじ たとえ音としてしか届かなくても、この気持ちは届かせる それが僕の最期の役目なんだから 高校二年生の春 始業式の日に転校生がやってきた どこにでもある単純なことで、僕の人生は大きく変わってしまったんだ... 作品紹介 高校二年生の軽音部でドラムを奏でる主人公が所属するバンドを主軸に描かれる作品です。ヒロインの水上さんは声を言葉として認

          青春+バンド+病気=

          処女作にして最高傑作

          作品紹介の第一作目は処女作の「あの七夕の日を忘れない」です。 文字数 129370 公開サイト アルファポリスさん ノベルアップ+さん あらすじ 病気と闘う少年の前に現れた少女と、その姉を救う物語 少年は末期の病気を患いながらも、残された時間を人の幸せのために使おうとする。 作品紹介 物語は平穏な中学、高校生活を舞台に描かれます。主人公とヒロインの日常生活から、病院での医者との会話、そしてかなたのお見舞いなどありふれたワンシーンに心温まります。 とにかくこの物語はキャラの

          処女作にして最高傑作

          はじめまして

          古明地蓮としてライト文芸小説を投稿して4年目(?)になる新人です。 活動しているサイトは「ノベルアップ+」さんと「アルファポリス」さんになります。他にも登録しているサイトがあるかもしれませんが、管理できてないですね。 あとは自分のブログもありますが、こちらは夏に整備して再公開します。 コロナが始まる数ヶ月前から小説を投稿し始めました。きっかけはとあるゆっくり茶番劇に感銘を受けて、自分なりにアレンジした作品を書いたところからですね。今思うとかなりパクリに近い作品もあるんですよ

          はじめまして