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KOMEHYO鑑定士について(後編)~教育・研修について~


こんにちは。KOMEHYO note編集部です。
KOMEHYOは中古のブランド品を主に扱うお店です。重要な仕事のひとつに、鑑定士による買取があります。
鑑定士は、持ち込んでいただいた品物の状態や相場をふまえて査定を行うだけでなく、滞在時間そのものを楽しんでいただける接客を行います。そういった能力を培うため、KOMEHYOでは鑑定士育成の研修を行っています。
今回は、KOMEHYOの鑑定士についてまとめたレポートのうち、入社してから鑑定士としてデビューするまでの教育・研修内容にフォーカスした後編です。



■鑑定士の教育・研修はどんなスケジュールで進むのか?

鑑定士の教育・研修はおよそ2か月ほどです。ジュエリー・貴金属、時計、ブランドバッグ、ファッションの4商材の知識、査定技術、接客を学んでいきます。すべての講義が終わったら試験を受けます。合格した後は所属の店舗で先輩鑑定士とのOJT(On the Job Training)を経て正式なKOMEHYO鑑定士に認定されます。

■鑑定士になるための必要なスキルはあるのか?

事前に各商材の知識が必要ではないかと思うかもしれません。ですが、事前に知識が無くても大丈夫です。入社時点では自分の担当商材に関する予備知識を持っていない人も多いですが、試験に合格して鑑定士デビューしているスタッフは多数います。皆さん研修や課題を通して知識やスキルを身に着け、鑑定士試験に合格しています。
鑑定士教育のカリキュラム担当者に必要なスキルを聞いたところ、「鑑定士になるには、ブランド理解などの知識、瑕疵確認や金額算出などの査定能力、お客様としっかりコミュニケーションを取る接客が必要なスキルになってきます。最初からなんでもできる人はなかなかいません。そのため、最初はやる気があれば大丈夫です!私たちが合格へと導きます!」という言葉をもらいました。

■実際の鑑定士教育・研修の様子は…

では、研修の様子をレポートしていきます!
今回の受講生はKOMEHYOの売り場経験がある方が多かったです。
商品知識の講義では、ブランドの理解(ブランド名の由来や歴史等)やモデル名を覚える、型式を覚えるなどがあります。
受講生は、みな真剣な表情で講師の説明を聞いていました。
ちなみに、KOMEHYOのスタッフは、店舗においてはスーツ着用が求められることが多いのですが、研修は私服で受けることができます(*接客研修はスーツ着用です)。

実技研修では実際の品物に触れながら学んでいきます。査定時のチェックポイント、モデルの特定方法、査定金額算出などを学びます。また、査定の技術だけでなく品物と取り扱い方、トレーへの置き方等の作法も学んでいました。

ルーペで品物を見る練習もします。
売り場では綺麗にメンテナンスされた商品を並べているのに対し、持ち込まれた品物は綺麗なものばかりではありません。傷だと思っていたものが実は汚れだったりするので、見間違えてしまうとお客様に適正な買取価格を提示することができなくなってしまいます。そのため研修では傷なのか汚れなのかを的確に判断する練習もします。

ブランドバッグの講義ではKOMEHYO AI機器の使い方も学びます。KOMEHYO AI機器はマイクロスコープでブランドバッグの表面や裏地などを撮影し、その画像とデータベースを照らし合わせます。KOMEHYOの買取基準内品なのかを調べることができます。

受講生の一人はピントを合わせることが難しかったと話していましたが、講師にKOMEHYO AI機器を扱うコツなどを聞きながら練習をしていました。

接客の講義では、最初に言葉遣いや立ち居振る舞いを学びます。
接客練習では講師がお客様役をやり、受講生は鑑定士役をやります。お客様が入店から退店するまでを一貫して行います。講師からは、長所や修正点に加え、その人の癖なども指摘されます。また、お客様が査定時間そのものを楽しんでいただけるように、持ち込み品にまつわるストーリーや来店理由などを伺いながら会話をする練習をします。

■鑑定士試験が始まる前の様子も見に行ってきました。

試験会場に来てみました。受験日程は受講生それぞれ異なり、一日で全ての試験を終える受講生もいれば、日をまたいで試験を受ける受講生もいます。
試験会場に入ってみると資料を見て最後の復習をしている方や、目をつぶって試験が始まるまでじっと待つ方など各々の過ごし方をされておりました。
講師たちは各受験生に声をかけて、緊張をほぐそうとしていました。

■鑑定士試験が終わった後はどうするの?

合格した研修生は店舗でのOJTが始まります。ここからは実際にお客様に接客を行いながらのトレーニングになります。先輩が付き添いながら実務をこなし、長所や改善点のアドバイスをもらいます。鑑定士試験に不合格だったとしても再試験があります。

今回、ブランドバッグ担当のOJTの様子も見に行ってみました。
ブランドバッグはモデルによって傷がつきやすい場所や見つけにくい刻印があり、探す時のポイントなど、先輩が査定をする上で知っておいた方が良いことを教えていました。
OJTをうけている鑑定士のひとりに聞いてみたところ、「鑑定士試験の時とは違った緊張感がありましたが、お客様から品物を買取ができてたので自信を持つことができました。鑑定士としての一歩目を踏み出すことができたと思います。」と語ってくれました。

■まとめ

今回は、鑑定士教育・研修内容について説明してきました。
買取業務が、未経験の方でも安心して鑑定士デビューできるように教育・研修体制を整えています。また、鑑定士試験に合格した後も所属の店舗でOJTなどのサポートを受けられます。
鑑定士の仕事は、買い取るだけではなくお客様のお気持ちやエピソードも伺いながら査定時間も楽しんでもらい満足してもらう仕事だと思っています。
鑑定士という職業に興味を持っていただけたら、ぜひ私たちと働きませんか?

もし、後編からご覧いただいた方は、前編の「仕事内容について」をぜひご覧ください。
以上、KOMEHYO鑑定士についてでした!

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